吉井知世|スパイスのある暮らし

スパイス料理研究家|森とスパイス店主 スパイスの力を借りて、地方のおいしい食材をめぐり…

吉井知世|スパイスのある暮らし

スパイス料理研究家|森とスパイス店主 スパイスの力を借りて、地方のおいしい食材をめぐり、ご紹介。 スパイスのお話だけじゃなく、カレーやスパイスデリデリのレシピもお届けします。 GOOD SPICE!!GOOD HEART!!

最近の記事

スリランカはカレーパンの聖地なのか?

おはようございます!お店の移転準備でバタバタとしておりました。 スリランカ旅の続きです! お寺までの行き道に小腹が空いたから街のパン屋さんへ寄ってくださった。 「ここで少し買っておかないと、今夜からお腹が空くよ・・・」 なんとも意味深なお言葉。 真相は次回で明らかになります。笑 ということで路上にある小さなベーカリーへ! 中には可愛い女性が数名で販売をしていた。 ショーケースには三角や丸の可愛いパンが山積みになっている。 サクサクのパイ生地のようなパン。 サモサの

    • 年末調整はこんなところでも。

      お迎えに来てくださったあきこさんの車に乗って、一路滞在するお寺へ! 車窓から見えるマータラの街を眺めながら、あ、写真撮ろう!といつも首から下げているスマホを・・・・ ない・・・ え!!!!ないないないないない!!!! 私のスマホがない!!!!!! あの時まではあった、あの高速バスの中! 一緒に旅をしている仲間と、お迎えに来てくれたあきこさんやVineethaさんにスマホをバスに忘れてきたことを報告。 「よしちゃん、もうないと思った方がいい。」 日本では、「あらら!

      • いざ!スリランカ最南端の街、MATARA(マータラ)へ

        と、その前に、朝食の最後の一品をご紹介! スリランカ定番のビーガンメニュー、カダラ・テルダーラ(ひよこ豆のスパイス炒め)も作っちゃうよ! 【レシピ】 ひよこ豆、ココナッツオイル、刻んだココナッツ、赤玉ねぎ、ニンニク、ブラウンマスタードシード、レッドチリ、塩、カレーリーフ ココナッツオイルを熱したフライパンに、マスタードを入れ弾けてきたら、レッドチリとカレーリーフを入れる。 ニンニク、ひよこ豆、刻んだココナッツ、塩を入れて炒める。 スライスした赤玉ねぎをトッピング!

        • スリランカの朝のキッチンは忙しい。

          9時間のフライトに加えて、入国できるのか疑惑の緊張でクタクタになるはずだったが、憧れのスリランカの地を踏んでいるという高揚感からか、疲れは不思議と感じず、抑えていたワクワクが何倍にも膨らんでいるのを感じた。 まさかの大豪邸に到着!? サンバットさんとドライバーさんが話すシンハラ語がBGMのように耳に心地よく、異国に来たという雰囲気を増幅させてくれる。 到着して車を降りると、私が想像していた家とは似ても似つかない外観の豪邸が目の前に。 大理石のタイルに大きな柱。城か?とい

        スリランカはカレーパンの聖地なのか?

          スリランカの地元料理でおもてなし

          無事に入国し、晴れてスリランカの地を踏むことができた訳で、さぁここから旅が始まる! 到着ゲートにて満遍の笑みで手を振って出迎えてくれたのは、初日のコロンボにて宿泊させていただくサンバットさん。 現地の家庭にステイさせていただけるなんて夢にも思っておらず、胸が躍った。 ホテルに宿泊するより何倍も現地のスパイス事情やスリランカ料理のこと、現地のリアルな営みを感じることができるこの上ない環境だ。 最初の晩餐は地元のレストランへ サンバットさんの計らいで、到着してすぐに地元

          スリランカの地元料理でおもてなし

          憧れの国、スリランカ

          その時は突然訪れた 2022年12月24日。日本はクリスマスムード真っ只中。 私は大きなリュックを背負い、10年前に買った重たいスーツケースを押して成田空港にいた。 行きたくて行きたくてたまらなかったスリランカへ、まさかこんな形で行けるなんて夢にも思っていなかったから、人生何が起こるかわからない。 チャンスが来た時、これはチャンスなのかチャンスじゃないのかをじっくり考えて区別するような慎重派では全くない私は、ボスから「一緒に行くか」と打診された時、「YES」以外の返事は

          たかきびのコフタカレー

          みなさん、お肉はお好きですか? 牛肉派?豚肉派?鶏肉派?マトン派?ジビエ派? 30歳を過ぎてから、めっきりカルビが食べられなくなり、焼肉はロースをレタスに巻いて食べるようになった。 こんな日が来るとは… お肉は、うま味といい、香りといい、食欲をそそる最高のカレーの具材であることは言うまでもない。 しかし近年、世界人口の増加や畜産に伴う環境負荷に配慮して、大豆などの植物性原料を使い、肉の食感に近づけたプラントベース(植物由来)食品に注目が集まっている。 それに乗っか

          人生は意外なところで繋がっている

          もはやそれは呪文 もうすっかり春ですね。 卒業、入学、新生活、出会いと別れ。 そんな日本にとっては特別は季節、「春」 ところで、学生の頃に覚えたことが、頭の中で呪文のように残っていることってありませんか? それが何だったのかは覚えてないのだけれど、小気味良く口ずさめる。その言葉の意味も分からないから、もはや呪文。 私の呪文はこれだ。 マウリヤクシャーナグプタヴァルダナ 高校2年で、地理・日本史・世界史から1つ選ぶという選択制の高校だった。かなりふくよかな体格の世界

          人生は意外なところで繋がっている

          魯肉飯は、なぜこんなに美味しいのだろうか。

          魯肉飯を始めて食べたのは、大学4年生の卒業旅行。 友人と二人で行った初めての台湾の記憶は、現地の人の温かさと臭豆腐の香りと、歩き疲れて食堂で食べた深夜の魯肉飯の味。 もう12年も前の話。(げ、小学校を卒業してしまうほどの年月が経っていることを改めて感じてちょっとダメージがデカい) 旅行会社の折込チラシで安い!近い!という理由だけで決めた。 特に行きたい場所もないけれど、「卒業旅行には行かないと!!」という不純な気持ちで航空機に乗り込んだ。 屋台が立ち並び、なんとも言えない

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          Saag curry(サグカレー)で感じる緑のチカラ。

          サグカレー=ほうれん草のカレー、緑色のカレー というイメージがありますよね。私もぶっちゃけそうでした。 最初に言います。 私のサグカレーは緑ではありません。というか、「緑である必要を感じなくなった」という方があっているかもしれません。 「カレーは色が命!」と、さんざん言っている私が2回目の投稿で「色は必要ない」発言…すみません。なぜそこに行きついたのかをご説明しますね! サグとは? サーグ(ヒンディー語:साग、ウルドゥー語: ساگ‎、英語:Saag)とは、ホウレン

          Saag curry(サグカレー)で感じる緑のチカラ。

          五香粉作りたくて、陳皮がないからみかんの皮を干す。大久保農園さんのみかんだから皮も安心。むしろ食べたい!

          五香粉作りたくて、陳皮がないからみかんの皮を干す。大久保農園さんのみかんだから皮も安心。むしろ食べたい!

          スパイスと私が出会うまで

          2021年10月26日 「森とスパイス」OPEN!! 私の新たな挑戦が始まり、少し落ち着いてきたことろでもっとスパイスの魅力や楽しみ方を皆さんとシェア出来たらいいなと思い、このアカウントを立ち上げました。 目次 自己紹介 地方のビジネスホテルの朝食で見えた食の大切さ スパイスって面白い カレーの学校 これからやっていきたいこと 自己紹介 こんにちは!吉井知世と申します。 スパイス料理研究家として活動しています。 2児の母です。子供は二人ともメンズで、しかも年子

          スパイスと私が出会うまで