たかきびのコフタカレー
みなさん、お肉はお好きですか?
牛肉派?豚肉派?鶏肉派?マトン派?ジビエ派?
30歳を過ぎてから、めっきりカルビが食べられなくなり、焼肉はロースをレタスに巻いて食べるようになった。
こんな日が来るとは…
お肉は、うま味といい、香りといい、食欲をそそる最高のカレーの具材であることは言うまでもない。
しかし近年、世界人口の増加や畜産に伴う環境負荷に配慮して、大豆などの植物性原料を使い、肉の食感に近づけたプラントベース(植物由来)食品に注目が集まっている。
それに乗っかったわけではないが(のっかった風に見えるけど)、【たかきび】という雑穀を店舗で取り扱いはじめ、それがお肉の食感に似ているという噂を耳にしたので食べ方の提案の一つとして「コフタ(肉団子)」にしてみよう!と行きついたわけだ。
コフタのレシピ(4人前)
【材料】
たかきび 100g
水100g
サラダ油 大さじ2
(A)
玉ねぎ 75g(5mm幅にスライス)
舞茸 50g(細かく裂く)
(B)
にんにく 5g
生姜 5g
コラトゥーラ 9g(大さじ1/2)
フェンネル 小さじ1(3g)
片栗粉 大さじ1(19g)
ブラックペッパー 適量
【作り方】
1.たかびぎを一晩浸水させておく。
2.たかきびを水から入れて、沸騰したら弱火で蓋をして20分炊く。
その後、蓋をしたまま10分蒸らす。
3.(A)をサラダ油で炒める。
4.3と炊けた【たかきび】の半量をフードプロセッサーにかけてペースト状にする。
5.4と(B)、残りの【たかぎび】をしっかりと馴染むまで練り合わせる。
6.1つが20gほどになるようにお団子にする。(15~16個ぐらいできます)
7.片栗粉(分量外)をまぶし、180度に熱した油(分量外)で表面が色づくまで揚げる。
たかきびとは?
雑穀の一種。ミートミレットと呼ばれ炊くと粘りのあるもちもち・むちむちとしたお肉のような食感になる。
香りは少ないので扱いやすい!
不溶性性の食物繊維・ビタミンE・鉄分・マグネシウムなど栄養豊富!
赤褐色の所にはポリフェノールを含んでいる。
さぁ、カレーを作ろう
【材料】
玉ねぎ 200g(串切り)
にんにく 10g(みじん切り)
生姜 10g(みじん切り)
ヨーグルト 100g
水 200~250g
トマトピューレ 大さじ3
砂糖 小さじ1
塩 小さじ1
米油 大さじ3
バター大さじ2
生クリーム 適量
【ホールスパイス】
シナモン 3㎝
カルダモン 3粒
ベイリーフ 1枚
【パウダースパイス】
ターメリック 小さじ1
コリアンダー 大さじ1
クミン 大さじ1
ガラムマサラ 小さじ1
パプリカ 小さじ1
ブラックペッパー 小さじ1
1.ホールスパイスをこめ油でテンパリング
2.にんにく・生姜を入れて香りを出す
3.玉ねぎ入れ、こげ茶色(ヒグマ色)まで炒める。
4.火を弱めて、トマトピューレ・塩・砂糖を入れよく混ぜ合わせる。
5.パウダースパイスを入れて、粉っぽくなくなるまでよく混ぜる。(弱火のまま)
6.ヨーグルトを入れる。(ホエーも合わせてよ~く混ぜて、ここも弱火のまま!強火だと分離して砂食べてるみたいな食感になるよ・・・)
7.水を200g入れて混ぜる。残りの50gは調整で使う。中火でいったん沸騰させ弱火まで落して10分ほどゆっくり煮込む。
8.仕上げにバターとコフタを入れて5分ほど仕上げに煮込む。(弱火~中火)
9.お皿に盛り付けたら、お好みで生クリームをくるっとひと回し!
食の選択肢とは
さぁ、いかがでしょうか?
見た目はもう肉団子じゃないですか?
やっぱりうま味は出ないので、舞茸とコラトゥーラに助けてもらい完成!!
お肉は大好き!でも、それ以外の選択肢があることを知っているだけでちょっと料理が楽しくなる。
「これ、なんでしょーか!?」
と、ドヤ顔で食卓に出して、話題になったり笑顔が増えたり…
難しいことはあんまり考えず、
喜んでもらえるかな?
楽しんで貰えるかな?
と食べてくれる人や自分を想うことで選ぶ食材も変わる気がする。
今日はそんなカレーです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?