Saag curry(サグカレー)で感じる緑のチカラ。
サグカレー=ほうれん草のカレー、緑色のカレー
というイメージがありますよね。私もぶっちゃけそうでした。
最初に言います。
私のサグカレーは緑ではありません。というか、「緑である必要を感じなくなった」という方があっているかもしれません。
「カレーは色が命!」と、さんざん言っている私が2回目の投稿で「色は必要ない」発言…すみません。なぜそこに行きついたのかをご説明しますね!
サグとは?
サーグ(ヒンディー語:साग、ウルドゥー語: ساگ、英語:Saag)とは、ホウレンソウやカラシの葉など青菜、およびそのような葉菜を用いたカレー料理のことである。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ということは、
サグ≠ほうれん草
え!?違うんだ…まず第一の衝撃。
ほうれん草は「パラク」というそうですよ!
サグカレーは北インドでよく食べられているカレーで、現地では「菜の花(からし菜)で作ったカレー」のことを指すようです。
サグカレーを作ろう!
旬のおいしい愛媛県の青菜を使ったオリジナルカレーを作ろう!
ということで、今回の森とスパイスで入れるサグは以下の5つに決定しました。
◎ほうれん草
◎小松菜
◎パクチー
◎にら
◎青プリッキーヌ
メインにするほうれん草と小松菜は、1:1で使うことにしました。
パクチーと青プリッキーヌは必須!
あとはアクセントにニラ。(セロリ、バジルと迷いました…)
香りにクセのある食材を少しだけ入れることで味に奥行きが出るような気がします。
サグカレーは、複数種類の青菜を入れた方が美味しくなります!
これをフードプロセッサーにひたすらかけてペースト状にしていきます。
小松菜は繊維が強めなので細かくカットして。
緑が綺麗ですね!
サグカレーのベースはニンニク増し増し!
通常の3~4倍?くらいのニンニクを入れて、しっかり炒めます。
玉ねぎはタヌキまで。
パウダーパイスやトマトピューレなどを入れてできたのがこちら↓
さぁ、カレーの素とサグペーストを合わせて煮込んていきますよ。
まだとってもきれいな緑色です。
ここからカレーと私のせめぎ合いが始まります。
緑を残したい。
でも、青菜の独特な香りやえぐみを美味しさに変えたい。
入れるタイミングや煮込む時間を変える作業。
私が今回ギリギリのラインで火を止めたサグカレーがこちら。
ここまで煮込むと、5種の青菜は一体となってものすごい力を発揮します。
コクや深みのある驚くほどおいしいカレーになります!
今回、あえて私はお肉を入れませんでした。
野菜の力を感じて頂きたい。
野菜だけでここまで美味しくなるんです!
綺麗な緑を取るのか。
緑のチカラを最大限に引き出すのか。
どっちを取るのか。
美味しいサグカレーにするには「煮込み」は欠かせないと思っています。
生産者さんが大切に育て、託してくれた野菜を私が一番おいしいと思う状態で提供することが、私のカレー作りのポリシー。
なので今回は、「緑である必要」に固執するのをやめました!
緑のチカラ爆発!「ほうれん草と小松菜のサグカレー」
是非、店頭でお召し上がり下さい。
【提供期間】2/13~19(なくなり次第終了)
【提供場所】松山三越B1 森とスパイス
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