憧れの国、スリランカ
その時は突然訪れた
2022年12月24日。日本はクリスマスムード真っ只中。
私は大きなリュックを背負い、10年前に買った重たいスーツケースを押して成田空港にいた。
行きたくて行きたくてたまらなかったスリランカへ、まさかこんな形で行けるなんて夢にも思っていなかったから、人生何が起こるかわからない。
チャンスが来た時、これはチャンスなのかチャンスじゃないのかをじっくり考えて区別するような慎重派では全くない私は、ボスから「一緒に行くか」と打診された時、「YES」以外の返事は到底持ち合わせていなかった。
11月末のことだった。
神様からの最高のクリスマスプレゼントだと心が躍り、背中に羽が生えたようだった。
が、それも束の間。家族への交渉が頭をよぎり、デスクに突っ伏した。
なんて言おう・・・
私の性格をよく理解している母は、「蚊に気をつけてねー。」の一言で片づいた。が、問題は夫だ!ものの見事にこっぴどく怒られた。
そりゃそうだ。子供はまだ5歳と6歳。しかも超絶手のかかるマザコン年子ボーイズ。
クリスマスに、毎年恒例のお餅つき、すでに計画進行中の案件ばかりの我が家にとってママがいないなんて晴天の霹靂。
去年は店が忙しくてどちらも一緒に過ごせなかったから、今年は楽しみにしていたのに!との至極ごもっともな反論にぐうの音も出ない。
その日は口も聞かずにお互い寝床についた。
が、翌朝夫から「普通のサラリーマンにはこんなチャンス願っても降ってこない。こっちは大丈夫だから行っておいで。」と承諾のお言葉!
私は喧嘩になることは分かっていた。けど、この回答が必ず翌朝には返ってくることも実は分かっていた。(これは夫には見せれないな。笑)
私は直感的に感じて行動する派。
夫はプロセスを追って納得して進む派。
全然タイプの違う2人だけれど、実はお互い型にハマって生きるのが苦手な自由人という共通点がある。
夫がこれはチャンスだと必ず理解して、「いってこい!」と言ってくれると薄々分かっていながら、「やっぱりダメだよね。。我慢するよ。。。」としおらしく諦めたフリをしていた私は本当に女優だな…とつくづく自分が嫌になるが、ここに正直に書いたから許していただこう!
出発前々日にまさかの事態発生!?
みなさん、コロナ禍で海外に行く機会もなくなり、パスポートを放置していませんか?
私もその一人。行きます!と言ったものの、チケット購入に際して、有効期限を指摘されてハッとして確認!
よかった…
2023年の4月まで残ってた…セーフ。
と余裕をぶっこいていたのですが、前々日に気づいてしまった。まさかのスリランカ入国には、観光の短期滞在でもVISAが必要!その必要条件にまさかの有効期限6ヶ月の文字が…
ガガーーーーーーン。絶望。
恐る恐る大使館に電話して確認すると、「6ヶ月の残存が必要です。あとは現地での判断になります。」との曖昧なお返事。
私はここで光を見出す。「現地での判断?え?可能性あるんじゃね?」
神にも縋る想いでスリランカにいる知人へ即電話!
知人の回答「え??何言ってるの?大丈夫に決まってるじゃん。まだ3ヶ月以上もあるじゃん!笑」
え?そうなの?
え?え?どっちなんだ?
入国できるの?できないの?
よし!ダメなら飛行機のチケット買って帰ればいいだけの話だ!
ダメもとで行こう!!!!!
最悪ターミナルで5日寝よう。潔く!!!!
【結果】
出国手続き、秒で突破。
VISA申請、秒で突破。
入国手続き、秒で突破。
現地の人の言葉がやはり正しかった?
ただの私の認識不足の取り越し苦労だった?
真相は全く分かりませんが、なぜか誰にも何にも止められることなく無事に入国できました。Have a good trip!!の言葉付きで。
かれこれ72時間、ワクワクのスリランカへの旅路を疑心暗鬼でドキドキしながら過ごすという苦〜い思い出になりました。
みなさん、これは私の教訓です。
海外旅行に行くときはその国のVISAの条件を確認し、パスポートの残存を必ず確認してくださいね!
楽しい旅行にするためにも!
つづく。。。>>>>>>>>#trip2
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