グレイテストショーマンを観てつらつらと。

最近名作映画をいくつか観て、映画も捨てたもんじゃないなと思い始めている。
友人に紹介貰って最高にハマったのがこの一作(今更)

出演:ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズ、レベッカ・ファーガソン、ゼンデイヤ


妻と子供を幸せにするために成功を誓った主人公のP・T・バーナムはフリークを集めたショーを企画して成り上がりへの未知を歩んでいく。

この映画にはさまざまな主題が混ざっているが一番心に来るのが『THIS IS ME』のシーン
バーナムが企画した上流階級が集まるようなイベントの懇親会でのこと。それまでバーナムと一緒にやってきたショーのメンバーたちに、バーナムは「君たちが来るとダメだ」と拒絶を示す。
そこで始まるのがTHIS IS MEのシーン。

これはこの映画の主題の一つである「だれしもがスターになれる」ということを言っている部分。
フリークだろうとなんだろうと全く関係ない。全員変わらない人であると。
最近如実に感じるが、人は他の人と自分が違うということを主張したい生き物だなと。
それが特別に優れているのこともあるし、特別なことなどないのようなものである場合もある。
そもそも人間は社会的ないきものであるし、他者との関係でしか生きられない生き物だということも理解した上で、それでもこれは世の中の多くの問題を生んでいるなと。

自分はストレングスファィンダーでいうところの包含という性質が強いらしく、特にその傾向が強いのかも知れないが、そんなものただの差じゃないかと思ってしまう。
よく「自分は◯◯ができる」と誇っている人がいるけど、そういう人を前にしても「でも、この人は10年間陸上をしてきた経験はないしな」と思ってしまう。それも陸上の経験が偉いと言っているわけではないが、違いでしかないじゃないかと。
なんでも良いと思うが誰しもが他の人が生きてこなかった人生を生きているはずで、誰しもがそれぞれの人生を生きているはずだ。

就活でよく言われる「あなたの強みはなんですか?」という質問もそんな程度のものでしかない気がしている。
違いを皆話しているだけで、そこに上下は存在しない。
何となくそういうふうに思えるようになれば皆が自信を持って自分らしく輝ける世界が出来るだろうになあと。

曲も名曲揃いなのでみなさま是非に!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?