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「Re:」が増える嬉しさ

※もう昔の話で共感してもらえる人がどれだけ残っているか心配です。

LINE(ライン)アプリが登場してからは、すっかり影をひそめたメール。今でも仕事ではまだまだ活躍しているメールが、プライベートでも主流だったあの時代の話をします。

メールが主役だった

ケータイ(あえてガラケーとは言いたくないです)で、もっともメールをしていたのは今から16年前。

私は高校生で思春期ど真ん中。うまく高校デビュー(もう死語?)を成功させた私は、バラ色の高校生生活をおくっていました。

女の子とコミュニケーションがとれるようになった私の武器は、『メール』でした。相手の目を見て会話をすることができないため、メールはとてもよいコミュニケーションツールだったのです。

最大で10人ぐらいの女の子と同時にメールをしたこともあり、1日で100~200回くらいのメールをやり取りする日々でした。(その後、一部の女子から嫌われて、誰ともメールもできなくなったのは言うまでもないです)

メールの成績表

そんな『メール』には、LINE(ライン)にはないものがあります。いや、実際は逆です。LINE(ライン)にあって、メールにないものがたくさんあります。

LINE(ライン)になくて、メールにあるものは『件名』です。『題名』ともいいます。仕事でメールを使用されている方は、この件名に要件を要約して入れておくことで、相手に読みやすいメールとなります。

しかし、プライベートにおいては、件名は必要ありません。ほとんど、件名なしで送ることが普通です。

そんな件名には、あるものがたまっていきます。

『Re:』です。

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こんな具合に『Re:』が大量に件名にたまっていくのです。返信したメールにさらに返信を送ることで、1つ『Re:』がたまります。それにまた返信を送るということを繰り返します。

つまり、この『Re:』の数は、相手とのメールのラリー数となり、その数が増えることは、私にとって「成績表」を意味したのです。

『Re:』が増えれば増えるほど、よい成績となっていくわけです。

成績がよくなれば、相手との関係がより親密になると考えていました。実際、たくさんのメールを送りあった女の子と付き合ったこともあります。

メールには「おもさ」がある

「いやいや、ラリー数だけで相手との距離をはかるなんてどうかと思う」

という声が聞こえてきそうです。(noteのユーザーにそんな方はいないですが、、、)

私は、『メール』には重(おも)さがあると思っています。

もっと具体的に言えば、『メールの文章には重さがある』です。

LINE(ライン)と比較させてもらいます。

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LINE(ライン)は、とても便利でサービスも充実しています。LINE(ライン)のおかげで、コミュニケーションのハードルが下がったように感じます。メールに代わる新たな画期的なツールです。

反面、「返信はスタンプ1つで済む」ことからわかる通り、文章に頼らないコミュニケーションが可能となったのです。

ここがメールとの大きな違いだと思います。『メール』は逃げも隠れもできない、「文章」での一本勝負です。文章に頼るしか相手とのコミュニケーションはとれません。

だからこそ、重さがあると考えるのです。そして、その重さに対する返信なので、何倍もの嬉しさがありました。

つまり、「RE:」はメール相手との関わりを感じることができるものだったのです。

まとめ

いろいろな方のnoteを読んでいると、文章の重みを感じます。

「すごい時間をかけて書かれた文章なんだな~」
「このデータを集めるのにどれだけ労力がかかったんだろう」
など文章から感情が伝わってきます。

昔の「メール」に通じるものがあるのかもしれません。

だからこそ、一生懸命書かれた文章は、私も真剣に読もうと思います。そして、感情が動いたものがあれば、積極的にコメントさせてもらおうと思うのです。あなたの「Re:」の1つになれれば、、、それだけで私は幸せです。

ありがとうございます!