実感がないのには理由があります。
こんにちは!
「世の中は値上げラッシュ!」
と言っても私たちが普通に暮らしている分にはあまり実感がないというのが今の状況です。
たしかに一部の野菜の値段が上がった、ガソリンが上がったというニュースは目にするものの、実際はあまり影響を受けていないのではないでしょうか。実は、とても根深い理由がそこにはあるのです。
企業間は値上げラッシュが続いている
私が所属する塗料業界は、値上げが凄いことになっています。どんなものでも、どんな企業でも「もう限界、、、」とドンドン値上げが加速しています。
原料メーカー → 塗料メーカー → 塗料販売店(商社) という順番で値上げを続けていき、製造ラインなどで使用しているユーザーへ値上げが添加されます。
閉鎖的な今回の値上げ
ここで問題になるのが、この工場で物を作っている会社が製品価格を値上げできるかどうかです。つまり、一般消費者と呼ばれる私たちに対して製品値上げを実施できるか。
これがほとんどの企業でできていません。特に家庭用用品を売っているホームセンターなどが顕著な例です。
簡単に製品価格は上げれない理由
いくら原料が高騰しようが、ホームセンターにおいては現在値下げへの動きが加速しているとある大きな企業の仕入れ部署の方は言っていました。
この動きのため、ホームセンターにいるバイヤーの前で「値上げ」などという言葉を出すと、売り場から商品が消されるという結果が待っているようです。
私たちは上げられても困る
だからといって、なんでもかんでも全て一般消費者へ値上げを要求されると、それはそれで困ったことになります。なぜなら、私たちの給料は上がっていないからです。
「給料が上がらず、物価が上がる」=給料が減ることを意味します。これは避けたい。
まとめ
企業に余裕のある時の値上げと、今のように企業に余裕のない時の値上げでは、状況が全く異なります。余裕があれば、当然社員の給料も上げることができるわけで。
現在の企業間の値上げの動きは、それぞれの会社の売上は上がるものの、利益はほとんど横ばいもしくは下がる傾向にあると思います。これは果たして私たちにどのように影響してくるのでしょうか。今後の日本に注目です。
ありがとうございました。
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