BOOK REVIEW vol.099 「風の時代」に自分を最適化する方法 -220年ぶりに変わる世界の星を読む-

今回のブックレビューは、yujiさんの『「風の時代」に自分を最適化する方法 -220年ぶりに変わる世界の星を読む-』（講談社）です！

「風の時代」に自分を最適化する方法 220年ぶりに変わる世界の星を読む

尊敬するyujiさんのご著書。発売日は2020年11月20日、“いよいよ、220年ぶりに「土の時代」から「風の時代」へと移り変わる…！” という、大きな切り替わりの直前だった。その頃はすでに某感染症が蔓延しており、それまでの生活が一変していたタイミング。そんな中、拝読した『「風の時代」に自分を最適化する方法 -220年ぶりに変わる世界の星を読む-』（通称：風本）は、心の中に渦巻く恐れや不安を取り去り、これからやってくる新たな時代がとても（×100）待ち遠しくなるような内容だった。また、今こうして、“約200年に一度しかやってこない時代の節目”に生きていることも、“二つの時代を両方味わえること”も、めちゃめちゃ奇跡のようなことなんじゃないか！？ということを実感して、驚きと喜びがじわじわと込み上げてきたことを今でもよく覚えている。

どの風に乗ろうか、
空を見上げるように、
この本を読んでください。

『「風の時代」に自分を最適化する方法 -220年ぶりに変わる世界の星を読む-』より引用

（表紙を開いてすぐ目に留まるこちらの言葉。とても印象的で、ずっと心に残っています）

風本には、「風の時代」とはどのような時代なのか、そしてその新時代に順応し、楽しく過ごすためのマインドセットや、星を使った適応戦略、12星座別に新時代の波に乗る方法等がたっぷりと綴られている。あれから4年（早い！）、今回、久しぶりに読み返してみると、さまざまな“答え合わせ”ができてとても面白かった。当時、「これからはこういった時代になっていくのかぁ」と頭の中で想像していたことが、現在ではすでに現実化し、日常にも浸透しつつある。そして、2020年からの4年間に起こった出来事（社会の流れや動き、プライベートも含めて）を振り返りながら読むと、時代は本当に星の羅針盤が示す方向へと進んでいるんだな、ということを実感して驚いた。

この4年間で、私は変われたかな？ 「風の時代」の気流に少しは乗れているのかな？ と少し不安になるけれど、2020−2024年を振り返ってみると、大きな変化を感じられるものが確かにあった。それは、“横の繋がり”が拡大したこと。4年前まではほぼ見る専、時々コメントのやりとりをする程度だったSNSは、2020年以降、有り難いことにその輪が少しずつ広がり始め、今では、“デジタルな繋がり”が、私の生活の中の大切な一部分となっている。リアルではなかなか会えない距離に暮らしていても、zoomでお話しする機会があったり、スタエフでお声を聴いたり、自撮りの投稿でお顔を頻繁に拝見できたりと、一度も会ったことがないにも関わらず、もう既に何度か会ったことがあるような気がするほど親近感が湧き、“物理的な距離”はあまり感じていない。4年前に比べると、SNS上のやり取りは大きく広がり、そしてまた同時に深さも増してきたように思う。

また、QUANTAさん主催のリトリートやplay earth、yujiさん関連のイベント等を通して、それまでは“デジタルな繋がり”だった方々とリアルにお会いする機会が増えた。実際にお会いすると、より一層、その方のお人柄を感じられて嬉しくなる。共通の話題で盛り上がり、悩みや心の内側のことを話せたり、お互いに応援したりされたり…。住んでいる場所が近ければ頻繁に会うこともでき、いつの間にか、“画面の向こう側の存在”から“リアルな友人”として関係性が変化していることに感動する。SNSが普及していなければ、おそらく出会えなかったご縁の数々。また、SNSを利用している大勢の中から繋がれる確率を考えると…今はただただご縁に感謝するばかりです（皆さまいつもありがとうございます）。

知性、情報、繋がり、思考、そして精神性や、目に見えないものがフォーカスされていく風の時代。4年前とはまた異なる新鮮さを感じながら、風本を読み終えることができた。驚いたのは読んでいる最中、「もっといろんな体験をしてみたい」、「行ったことのない土地に行ってみたい」、「知らないこと学んでみたい」、「もっと五感を刺激するような体験をしたい」といった、私の心の奥に潜んでいた“want”が飛び出してきたこと。yujiさんが紡がれる言葉によって、私の心と未来に、もう一度、風を吹き込んでもらえたような気がした。

風の時代に突入して早4年。おそらく今はまだ序章であり、本格的な風の時代はこれからやってくる。今後、時代はどのように変わっていくのか、それと同時に私自身がどう変容していくのか楽しみで仕方ない。今は、「どの風に乗ろうかな？」と未来に思いを馳せながら、胸を踊らせている。