坂東眞理子&佐々木常夫『70代からの「女の輝き」「男の品格」』読了📖
下記、お二人の対談と、それぞれのエッセイが収録された本。
坂東眞理子さんは、先日講演会を聴きに行ったので、対談の部分は特にご本人の声がうかんできて、まるで坂東さんがお話してくれているかのようだった。
佐々木常夫さんは、失礼ながら今回はじめて知ったけど、にこやかなお写真からは想像できないほどご苦労されている方。
40代の私が、「70代からの〜」という本を読んだのか。それは坂東眞理子さんのお話(お考え)をもっと知りたかったことと、ちょっと先の年代の予習、そして、私の両親がちょうど今70代だから何か参考になることがあればという気持ちから。
もちろん、参考になることばかり…
その中でも、一番心に残ったイメージは「孤独」。
今だって孤独を感じるときはある。家族が寝静まっているときにやる食器洗いや洗濯。。。とてもさみしい。この世の不幸を全部背負ってしまったかと思うほど!(そんなに?)なのに、70代になったらもっと孤独を感じる場面が多くなるようだ😭そんな孤独をどう乗り越えるかが大切らしい。それには自立と自律がポイントだと佐々木さんパートにもあった。
いろんな場面で、お一人様を強がりなしにできるようになったらいいな。自由とか、心の自立って、実際結構難しい💧今の自分は思ってるより家族に依存してるんだろうなぁ。時々、一人が当たり前、を意識しないと。
お二人の対談を読んで感じたこと。それは、お二人ともものすごい引用力がある!齋藤孝先生の著書に、深みのある話しをするには引用力が大切だとあったが、まさにそれを感じた。
実際、第4章 p.148〜p.161(12ページ)の間に6個も引用があった。2ページにひとつの割合。具体的にどんな引用があったかといえば、孔子の『論語』、評論家 渡部昇一さんのエピソード、マズロー「欲求の5段階説」、西郷隆盛のこと、孟子の「天地人」、五木寛之『下山の思想』。
時代も分野も実にさまざま😳この本一冊で驚くほどいろんな知識に出会える!
それで、尊厳死協会の存在を初めて知った。私も無駄な延命治療はなく、緩和ケアだけは最大限に受けて最期を迎えたい。
最後に、ドキッとした言葉を備忘録。
これからも、日々勉強です😆