見出し画像

「紫式部が生きた時代の文学と社会」③

今週も市民大学参加してきました😊

第三回
『紫式部が生きた時代の社会と政治』
神奈川大学日本常民文化研究所 
特別研究員 繁田信一先生

今日の先生は…
東北大学大学院修了(修士)、神奈川大学大学院修了(博士)って、すごっ!!
どんな方なんだろう((o(´∀`)o))ワクワク
あ、あのパソコンの近くにいる少しぽっちゃりで温和な雰囲気のおぢさんかな?

「先生、お願いします」の声で登場したのは、短髪で恰幅がよく幅の細い眼鏡をかけた強面の男性… 
え〜〜〜!!今までで一番のギャップ!!
もはや、ギャップ萌えを楽しむために講座に来ていると言っても過言ではないw

あっという間の90分。
知識欲、満たされまくりの楽しい時間。
それにしても、自分は学生の時何を勉強してたんだろ。平安時代のことでおぼえていることなんてほぼないに等しいな、講座を受けて毎回思う💧
ま、自分にとって新しい知識が増えるごとにボケ防止になってると前向きにとらえよう。

そもそも平安時代の「貴族」は、公務員。つまり、朝廷からお給料をもらってる国家公務員。三位以上が文句なしのホントの貴族、四位五位までは法律上の貴族、六位以下は貴族ではなく官人的な位階。永承2年の時点で、法律上の貴族の人数は1000人ほどだった。まぁまぁいたのね。

それで、驚きなのはその収入。
庶民の年俸を400万円と仮定すると、従四位下(長保時代の安倍晴明など)は8億8800万円!
三位以上はさらにヤバい。
正三位の大納言の年俸は40億円😳
正二位の左大臣(藤原道長など)は82億2400万円相当🤯
そんなにもらってどうするの!?と思うけど、使用人が200〜300人いてその給料を支払ったり、仏事がたくさんでその費用(先生はエンゲル係数ならぬ仏陀係数がめちゃめちゃ高いと言ってたw)でけっこう大変なんだと。
っていうことは、神社やお寺はウハウハなわけだ。坊主丸儲けってそういうこと!?日本の金融業の発祥はお寺らしい。昔の人は現代人よりものすごくピュアだから、借金返さないと神仏の祟りがあることを真に受けてしっかり返済するし、お寺が金融担うのは理にかなっていたとか。

公務員や銀行などいろいろな成り立ちを知ると、今のしくみも納得、というか変わってないのでは??過去の自分が今の自分をつくるっていうけど、まさに歴史が現代をつくってる。1000年経っても大して変わってないなんて、なんか微妙な気持ちになる😑

そして、庶民たちは…
禁止されている賭博に興じる者に賭博をやめさせるよう、検非違使庁(けびいしちょう≒警察)から刀禰(とね)が命令されて、町内会長的な刀禰たちではとても効果がないから検非違使庁から直接禁止を言い渡してほしいという請文(うけぶみ)が残っていたり、こちらもなんだか今も大差がないような💧

人間だもの (by 相田みつを) だね〜

「時間がなくなっちゃった💦本当は社会と政治っていうテーマだから、政治のこともちゃんと話そうと思ってたのに💦」
今回の先生も、情報盛りだくさんで質疑応答タイムも割愛されたほど。どの項目も興味深いことばかりで、こちらももっときいていたかったけど、司会の方から「あとは先生の著書でお楽しみください」と。了解ですっ👍

三島在住、繁田信一先生の著書📚

大河ドラマ見るとき、ますます楽しくなりそう🧡勉強ってそういうことだよね。
我が娘もキラキラした目で先生のお話きいてて、母は嬉しかったぞ✨どうか、いつまでも好奇心を失わずに😊





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?