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絵の具も買えなかったゴッホと、億万長者のピカソの違い【ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー】

角川武蔵野ミュージアムで
「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」
を見てきました。

感想からいうと、
プロジェクションマッピングで
ゴッホのアートを空間全体で感じられて最高でした。

ゴッホの歩んだ人生とリンクしながら
作風が明確に変わっていくのが分かって、
1つの人生を追体験できたようでした。


ここまで読んで
「いや、アートとかよく分からないよ」という方、ご安心ください。

僕もアートに精通しているわけでもなんでもありません。笑

そんな僕がゴッホから何を感じたのか。
生前、超貧乏だったゴッホがなぜ今では日本でも大人気なのか。

マーケター視点からゴッホの「アート」と「人生」をどう見たのか

そんなことに触れていきたいと思います。

突然ですが、あなたは
ゴッホ
ピカソ
どちらの人生を選びますか?

そんなことを、頭の片隅においておきながら読み進めてみてください。


90%の人が気づかない『ひまわり』の特徴

突然ですが、こちらの絵をご覧ください。


(SOMPO美術館 公式サイトより)


ゴッホの代表作でもある『ひまわり』。

この絵が描かれた時、
ゴッホは画家仲間のゴーギャンと意気投合し
一緒に住むことを計画しています。

『ひまわり』は、
ゴーギャンの到着を待ちわびながら描いた作品というわけですね。


ゴーギャンと一緒に住んだら凄いことが起きそうだ!楽しみすぎる!

黄色い背景と、黄色いひまわり、力強いタッチから
そんなポジティブなエネルギーを感じます。


しかし、よく見るとこのひまわり。

・・・枯れているんですよね。

ピンと上を向いているわけではなく、
花弁もチリヂリで垂れています。


枯れているということをふまえて、
もう一度絵を見てみてください。


(SOMPO美術館 公式サイトより)


あなたは、最初からひまわりが枯れていたことに気づいていましたか?


僕は音声ガイダンスを聞くまで
『ひまわり』がしおれていることに全く気づきませんでした。


この絵には明るい太陽のような、
ハツラツとした印象しかなかったからです。


今回の展示会のタイトルは
ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー


僕には世界がこう見える


親友ゴーギャンを待ち、
南フランスのさんさんとした太陽を浴びている
ゴッホの目には、

枯れているひまわりも

本当にこういう風に見えていた

のではないでしょうか。


そして、この
僕には世界がこう見える
という視点は

マーケター目線でも超重要

です。


なぜなら、この記事もそうですがほぼ全ての発信活動は
「僕には世界がこう見える」
というのを人に伝えているに他ならないからです。


たとえば、
まったく同じような経験をした3人に日記を書いてもらっても、
3人とも違う日記を書くじゃないですか。


その人、その人で見えている世界が違います。


職業でいっても
マーケター、デザイナー、公務員、プログラマー・・・
それぞれが見えている世界は違うでしょう。

マーケターがコンビニにいけば

「なぜこの棚にはこの商品が並んでいるのか」
「人気商品はどう陳列しているのか」
「新宿店と池袋店で取り扱う商品の違いとターゲット層の違い」

なんかが見えますし、

デザイナーがコンビニにいけば

「秋らしい配色をどう作っているか」
「値段の訴求をどうやってしているか」
「使っているフォントとトレンドの装飾」

なんかが見えます。

このように、あなたのフィルターを通して
僕には世界がこう見える
ということを誰かに伝えた時に、初めて

「面白い」、「役に立つ」、「憧れ」、「浄化」、、、
といった価値に変換されます。

これは文章でも絵でも歌でも映画でも建築でも同じです。


この記事も、僕がゴッホをマーケター目線で見て
「こういう風にみえる」
というのをキーボードで打って
初めてあなたに影響を与えられます。


決して高尚な知識や理論ではなく、
あなたの体験を、肌感覚をもったあなたのフィルターを通して
ゴッホのようにどんどんコンテンツにしていくことが大切なのです。


生前、絵が1つしか売れなかったゴッホ

さて、今では世界的な画家として人気で
日本にも熱烈なファンも多いゴッホ。

展示ではゴッホの半生も時系列で並べられていました。

これ、あなたは知っていましたか?

ゴッホは生きているうちに、
たった1枚しか絵が売れていない。


驚いた人もいれば、既にご存知の方も多いかもしれません。


2000点にものぼる作品のうち、
生前に売れた絵はわずか1点のみでした。


絵の具を買うのもままならない、
貧乏生活を送っていたのです。



経済的にも大成功したピカソとの比較考察


一方で、画家のピカソの遺産は
日本円にして約7500億円と言われています。

実業家でもなかなかいないレベルの億万長者です。

なぜ、ピカソはここまで金銭的に大成功できたのでしょうか?
ゴッホはなぜ、貧乏なままだったのでしょうか?

ピカソの言葉に
「私は、対象を見えるようにではなく、私が見たままに描くのだ」
というものがあります。


つまり、アートに対する考え方はおそらく
ゴッホと本質的に同じなのです。


ゴッホとピカソの資産の多さが、
絵の優劣で決まっているわけではないはずです。

というか、このレベルの2人に対して
どちらの絵の方が素晴らしいかで比べること自体がおかしいでしょう。


講談社 「ブルーピリオド」より


「ピカソなんか
画商の好みの画風でその画商の肖像画を描くような
スーパー営業マンなんですから」

そうです。

少し乱暴なまとめ方をすると
ピカソは絵を描けるだけでなく
マーケティングができていたのです。


たとえば、作品を描きあげては画商を集めて展覧会を開き、
作品のバックグラウンドや詳細な説明をしていました。

どんな物語があって、この作品ができたのか。
なにが素晴らしいのか。

こういった背景をプレゼンすることで、
画商同士が競うように高値を出していたのです。


つまり、ピカソは

人は「物質としての絵」ではなく、
「ストーリー」に心が動かされてお金を出す

ということをよく知っていました。


画家としてだけでなく、マーケターとしても天才ですよね。笑


事実、ゴッホが死後有名になったのも
ゴッホの弟テオの嫁、ヨハンナが奮闘したからです。


ゴッホ作品の宣伝活動をつづけ、
はじめは誰にも見向きもされなかったなかで

ゴッホと、ゴッホの弟テオの手紙のやりとりをまとめて
書簡集を発刊したり、回顧展を開くといった活動を行いました。


ゴッホの人生をストーリーにのせたうえで作品を世に広めていくなかで
有名な画家が評価したり、
日本の実業家が高値で落札したりとゴッホの知名度が高まっていきました。


我々日本人がゴッホと聞いておもいつくのが、

仕事がうまくいかず転々としながら苦労している。

思いを寄せていた女性にフラレてへこむ。

父親と喧嘩して、家を飛び出す

画家となった後もゴーギャンとの共同生活がすぐに破綻して
自分で耳を切り落としてしまう。

自らをピストルで撃ち生涯をとじる。


不器用で、繊細で、日の目を見ることがなかった天才という
エピソードですよね。


そんなストーリーを含めてゴッホが好きな人が多いはずです。


僕自身も、

女の子にフラれて落ち込んだり
家族とうまくいかなかったり
仕事を何度もやめたり・・・。

ゴッホの挫折と同じような痛みを味わったことがあるので
勝手にシンパシーを感じて、より好きになっています。笑


僕たちが勝ち取るべきこと


さて、僕がこの記事の最初に
「頭の片隅においておいてほしい」と
お伝えしたことを覚えていますでしょうか?

あなたは
ゴッホ
ピカソ
どちらの人生を選びますか?

でしたね。

あなたは、生涯貧乏で死後に評価されたゴッホと、
億万長者のピカソ、どっちがいいですか?


別に、資産の多さだけが幸せを決めるとは思いません。

僕も何億円稼いでいても「こうはなりたくないな」と思う人もいるし、
お金がなくても尊敬できる人もいます。

しかし、

「お金がない方がいい!」という人はいるでしょうか?

僕は、絶対にあった方がいいです。

好きなことをやりたいし、
家族や恋人、友人が困った時に助けられたほうが良いからです。

お金が理由で何かを諦めたくなんてありません。


あなたにも、
ピカソのように「資本主義的にも豊かな人生」を送ってほしいのです。


勘違いしてほしくないのが、
ゴッホよりピカソの方が凄い、とか
ピカソの方が人格的に優れている、とか
そういう話ではありません。

(オランダ・アムステルダムのゴッホ美術館にいくくらいには、
僕はゴッホをリスペクトしていますし、
日本に憧れてくれたゴッホが大好きです)


ただ、「死んでから評価される」より
「生きてる時から幸せな人生」を送りたいじゃないですか。


生きているうちに感謝され、尊敬され、
周りの人を笑顔にできる人になってお金も稼ぐ。

そっちの方がいいです。

生きてるうちに、金銭的にも成功して
やりたいことをやる。
やめたいことはやめる。


覚えておいて欲しいのは、
ゴッホのような天才ですら
「僕には世界がこう見える」をただ世に出すだけではダメだったのです。


僕たちがここから学ぶべきことは
ピカソやヨハンナのように
「ストーリーをうまく使う」ということ。


人間は、ストーリーが大好きな生き物


ストーリーの力をうまく味方につけられると
人生は一気に楽に、豊かになります。


考えてみてください。


少年漫画は基本的には
・新しい敵が現れ、困難に陥る
・主人公たちが困難を乗り越える
を繰り返しています。

これだけ、と言えばこれだけです。

※もちろん、漫画家さんたちがその中で
とてつもない創意工夫をされているのは百も承知です。


僕たち人間は、
ストーリーが好きで好きで、
ストーリーを受け入れるのです。


情報発信をする時に
「自分は世界がこう見える」を
うまくストーリーにのせて世に出せるか


難しい計算ができなくても、学歴がなくても、
お笑い芸人のように面白いことが言えなくても、
体育会系のような飲み会ができなくても大丈夫です。


あなたもストーリーを使いこなせるだけで
一般的なサラリーマンの方よりも遥かに大きな金額が稼げてしまいます。


実際、自分の知識・ノウハウを
うまくストーリーを通して伝えられるマーケターは
たった数百フォロワーで月2000万円とか稼いでいます。


顔出しなしで、こっそりです。

逆に、YouTuberやインスタグラマーのような
フォロワー数が何百万人とかいても、
マネタイズが全然できていない人もいます。


海外の賞をとるような映像を作る人も、
マーケティングが分からずどう顧客に届ければいいか悩み
僕を頼っていただいたこともあります。


世に出す×ストーリーにのせて人に受け入れてもらう


ほとんどの人は、この重要性にすら気づいてすらいません。


なので、この記事をここまで読んでいただいたあなたは、
めちゃくちゃラッキーです。

まとめると

・あなたの「世界がこう見えている」を世に出すこと
・ストーリーの力を使うこと


この2つができた時、
あなたの人生は「ピカソ」のように
金銭的に裕福になるのです。


ぜひ、今日からストーリーの力を使い
豊かになってみてくださいね。


「いやいや、ストーリーを使うってどうすりゃいいの?」

という方は、
手前味噌ですが巷で学べば軽く3万円はするだろうライティング講座を
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これ一冊で、月収100万円に必要な知識を
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コピーライティングと一緒に
「ストーリーテリング」も解説しているので
こっそり億万長者になりたい人はチェックしてみてください。


机上の空論的な20万円のライティング塾よりも
よっぽど役に立つ自信がありますし、
他の有料ライティング講座はいらないというレベルで
ライティングについて解説しています。


それでは、
あなたがゴッホのように美しく額縁に飾れるような人生を送り、
ピカソのように億万長者になれる人生を送ることを祈っています。


ありがとうございました。


もりお


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