森野

東京で学生をしています。写真のように言葉でシャッターを切りたい。

森野

東京で学生をしています。写真のように言葉でシャッターを切りたい。

最近の記事

4月1日

スーツを着た人たちが街にあふれる。 エイプリールフールって言葉に浮足立つ歳でもなくなった。 この日は何気ない顔をして訪れてくる。 今しかない天気がある。空気がある。 この街を好きになる努力をしよう。 大好きな春の香りと共に。 2024.04.01. 森野

    • 珈琲

      「こんなに苦しかったっけ」  静かな部屋に響く私の声 気を抜けば頭の中で反芻されるその言葉 声に出すとよりはっきりと自覚する 珈琲みたいに甘味を入れられたら良いのに ブラックだったりミルクだったり 気まぐれに味が変わるその珈琲 最近はずっとブラックだ それも酷くニガイ 甘味を与えるのも、ニガくするのも貴方だけ こんなに苦しいなら先に言ってよ 珈琲を飲まなかった私にとって苦味の良さなんて分かんないし、知る気もないのに 貴方が淹れる珈琲を飲まなきゃ良かった

      • −×−=+

        夜  黒くて暗くて  その真っ黒さに飲み込まれそうになる だから嫌い 雨 雨音は落ち着く けれどもそれは私を感傷的にさせる だから嫌い 夜雨 街の夜景が滲んで ネオンの明かりが艷やかに輝く だから嫌いじゃない ―と―をかけると+になる 揺るがぬ数学の真理 世の中全てがそうだと良いのに 2024.03.12.  森野

        • 万全の体調で富士吉田に行けたの本当に良かった。 次は帰省だな。早く母親の手料理を食べたいし、会いたい。

          毎月1つは投稿するようにしているものの、振り返ると暗い話題のnoteが多い…。 明るい話題のnoteを書けるようになりたいです。 最近、物語を自分で書きたいと思っていますが中々良い題材が浮かばない。

          毎月1つは投稿するようにしているものの、振り返ると暗い話題のnoteが多い…。 明るい話題のnoteを書けるようになりたいです。 最近、物語を自分で書きたいと思っていますが中々良い題材が浮かばない。

          新宿

          私が初めて行った東京の街 あの時は目に映るすべてがきらびやかに見えた また行きたいと思った 一年後、そこは見慣れた街になった 人が多くて雑多な街 いつの間にか少しの嫌悪感を抱くようになった 「好きな部分は少し、他は嫌いな方が想いきれる」 ってどこかの音楽家が言っていた 東京の街を想いきれる日はいつ来るのだろうか ✴✴✴ お疲れ様です。 東京で学生をしている森野です。 もう少しで上京して一年になります。 新宿。ほんとうによく行く街になりました。 人の多さに

          ふたりでチキンを食べた。 頭を撫でられた。 「髪で油拭いちゃった。」と言われた。 瞬間、弾ける空気。 こんな日曜日も悪くないね。

          ふたりでチキンを食べた。 頭を撫でられた。 「髪で油拭いちゃった。」と言われた。 瞬間、弾ける空気。 こんな日曜日も悪くないね。

          えら呼吸

          波はいずれ街を覆い海にする 息が苦しい いつから 私はモノになった いつから 私の声は届かなくなった 音にならない叫びが、骨となる 最後に残るそれは皮肉か 戒めか 今日も海底に蔓延る音にならない叫び 海は残忍で、狂気的で、歪。 2024.01.28.  森野

          えら呼吸

          季節性のソレ

          そいつは気まぐれに現れる。 そして空っぽにさせる。 酷く腹が立つ。 お前なんか居なくなってしまえ、と思う。 お前が居なくなればどれだけ楽しく過ごせることか。 お前のせいで気付かなくてよかったことに気付かされる。 ああ、まただ。 お前は何もかも無くす。訳の分からない浮遊感で包んで奇妙な天秤を創る。 頼むから、頼むから。冬が過ぎたら居なくなってくれ。 ここはお前の住処じゃない。 最近何とも思わなくなってきたのは飼い慣らすことができているからじゃない。確実に不健康になっ

          季節性のソレ

          命日

          花を手向けよう、私の恋心に。 何の花にしようか。何色にしようか。花束にしようか。一輪の花にしようか。私らしくて良いかもしれない。 サヨナラ。恋心。 それは私にほんの少しの苦さだけ残して去っていった。 もう再び燃え上がることはない。 手向けた花の様に、しおしおと枯れていく。 私はその花に水をやることもなく枯れてゆくのを見守るだけ。 地に帰っていく私の恋心。いつ来るかも分からない春に向けて土を肥やす。 私の心は晴れ晴れしている。もう貴方に縛られなくていいんだと。 手向けた花と

          恋煩い。

          「可愛い」その四文字が 貴方の声で私の鼓膜を震わした時  すごく嬉しかった なのに貴方は誰にでも言ってしまうんだね ・ 貴方のことを想う  想いが溢れて幸せになることもあれば 想いが溢れて辛くなることもある 正直辛いことの方が多い どうして貴方は一本の線を消しちゃうの ・ 駅前で貴方と見たお月様 お願いです 私に「月が綺麗ですね」と伝える勇気をください 東京で学生をしています。森野です。 もはや短歌でも散文でもなくただのポエムみたいになってしまいましたね。 煩って

          恋煩い。

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          森野です。東京で学生をしております。 短歌・散文を投稿したいと思いnoteを始めてみました。 と言っても初めて短歌を書いたのは3日前。まだまだ短歌ビギナーです。 3日前。短歌を書く機会をいただき初めて書いたのですが、思ったより楽しかったのでこれからの趣味にしようという魂胆です。 恥ずかしながらに、それまでは歌集を読むこともなかったのですが、 短歌は全く文章と趣向が異なっていて新世界が広がっていました。 日常の中にある何気ないこと、少しだけ心動かされたこと、それを心の中

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