【実話怪談】小さいおじさん目撃談
「小さいおじさん」目撃談を、古い順に記しました。目撃者ご本人からうかがった、彼らに共通する特徴と、考察も少々。
序 小さいおじさんとは
2000年代になってから、「小さいおじさん」なるもののエピソードを、ネットでちらほら目にするようになった。
それは決して「小さいおばさん」ではなく、決まって「小さいおじさん」だ。
小人とか妖精とかいったたぐいなのだろうか。
日常のある瞬間に、フッと小さいおじさんが現れる。
大抵は、ただ、それだけの話。
ネット検索をかけてみたら、Wikipediaにもその項目があり、
「小さいおじさんは、日本の都市伝説の一つ。その名の通り、中年男性風の姿の小人がいるという伝説であり、2009年頃から話題となり始めている」
と説明されている。
「ミュージシャンやグラビアアイドルなど、芸能人による目撃談の多いことが特徴の一つ」
ともあり、具体的な芸能人の名と、その目撃談が列挙されている。
私の愛犬・くろ吉(甲斐犬系雑種、メス)のボーイフレンド犬・空君(柴犬)の飼い主さん一家の長女・理香ちゃんもまた、五年ほど前から、年に数回、小さいおじさんを見るようになったという。
理香ちゃんによると、小さいおじさんは身長7、8センチといったところ。
年の頃はだいたい40代半ばから50代半ばぐらい。
以下に、理香ちゃんによる小さいおじさん目撃談をまとめた。
第1話 道祖神の上の小さいおじさん
理香ちゃんが初めて、小さいおじさんを見たのは、長野県の山中にある別荘の近所だった。
この実話怪談シリーズの「名がある怪異、ない怪異」第4話の「森の精」が棲息する場所でもある。
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