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イベント中止・延期対策ビジネスモデル「自宅Liveチケット」の検討

你好呀,もりおです。

昨今のコロナウイルスで私の大好きなライブが中止や延期になっていますね。

疫病での中止、延期は興行中止保険の対象にならないということでかなりの損害のようです。

チケット売り上げ、物販売り上げなど見込んでいたはずのかなりの利益がなくなるのですから。

私が好きなのはインディーズのロックやパンクバンドで小さなライブハウスでやるのが主ですが、小さなレコード会社やバンドって興行中止保険に入るのも無理。という人も多いのかな。と思います。(興行中止保険がいくらかかるか知らないんですが…笑)

で、そんな中、ロックバンドの無観客ライブの無料配信がここ数日たて続いています。

打首獄門同好会は10万人のファンを集め、
サカナクションの10年前のライブ動画の生配信は5万人程度を集め、
ナンバーガールの無料配信も4.5万人程度集め、
aikoは約13万人。
3月11日に行った私の大好きなthe LOW-ATUSは約5000人集めています。

こんなに音楽ファンはいるんだな、と感動したんです。

そのうえ、無観客ライブだからこそできる、スペシャルゲストの登場が話題となっています。今日行われたナンバーガールの無料配信には俳優・ダンサーの森山未來さんがダンサーとして参加し、画面の向こうのファンはかなり盛り上がったのではないかな。という印象です。

そこでですが、純粋に、バンド側の損失やばくね?とビジネススクールに通う院生として思ったわけです。。。
大好きなロックバンド、無料配信はかなりロックでパンクで正直言ってちょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーかっこいいのですが、好きなレコード会社には倒産はしてほしくないし、好きなバンドには音楽で飯食ってほしいんです。(一個人の意見ですが・・・)

前提条件として。

<このモデルの考慮しきれていない点>
・アーティストの大事にしたいと思っている観客との距離感
・ライブならではの良さ
・ライブ配信をすることによる新たな費用
・払い戻しなどによる手間、費用

正直、ライブが一番最高なんですが、疫病や震災でいつも元気づけてくれるのはエンタメ業界の皆さんだったのかなと思うのです。少なからず私はそうでした。

ここから先は、勝手に知恵袋とか見て引っ張ってきた額なので微妙で何とも大体の算出ですが、
例えば

<条件>
1.Zepp1日貸し切り
2.2000-3000人のキャパ(参考はZepp sapporoとTokyo)
3.オールスタンディング
4.ソールドアウト
5.チケット1枚3500円
6.物販の売り上げを含まない

この条件下で売り上げは、(キャパ約2000人だとして)
2000人×3500円=700万

そして、もろもろの費用

<費用>
会場貸し切り料金
スタッフ(音響、照明、カメラマン、バンドスタッフなど)の給料
チケット会社の仲介手数料
機材の貸し出し料金
遠征費

を多く見積もって300万でできるのでは、、、?と素人試算。

そして単純に、バンドメンバーの純利益は
700万ー300万=400万

という計算です。

世の中は大体原価の3倍でものは売られるといわれていますが、
アーティストやバンドの場合は2~3倍程度なのかなという予想です。

と、ここでやっと本題のこの損失を防ごうというビジネスモデル?というかサービスなんですが、

「自宅Liveチケット」

というのを提案したいです。

ズバリ…
<メリット>

・疫病、災害で急にライブを中止せざるをえなくなったとき
・チケット取れなかったけどどうしてもツアーファイナルみたいよ~~って人が家で見れる
・妊婦さんでライブハウスに行けない人が家で見れる
・小さな子供がいるのでライブハウスには行けない人が子供と安全に家の大画面でロックできる
・遠征費は出せないけど雰囲気は味わいたい、ってか今日元気ないから大好きなバンドのライブ見て元気出したい。。。って人が元気になれる
・お金ないけど今、今日!元気が欲しいんじゃ!というあなたに
・そしてライブのお試しができるので、ちょっと気になるアーティストやバンドのライブを気軽に見ることができる

逆に<デメリット>
・ライブと画面で見るクオリティは違う
・ライブの安売りになってしまうリスク
・さらに配信をやることによって発生する費用等

簡単に言いますと、
無料配信じゃなくて、有料にしてカンパにすれば?
ということです。

定額配信も考えましたが、それはインディーズバンドや小さなレーベルにはあまり優しくないかな、と思いましたので、カンパがいいのではないかな、と思います。

正直、ライブを画面で見るのは邪道
とも思います。
だって、
ライブのいいところは、その時にしかない、その一瞬。
それに、無料配信だからパンクだし、ロックでかっこいいんじゃ!
と思う人も山ほど、、、いるのはわかってるんです、、、、

でも、その日のライブを楽しみに生きてきた人がいることも事実です。

そして、今回の無料配信をたくさんみて思ったのは、
これ、クオリティ高すぎて無料は申し訳なくね…?
です。笑

もちろん配信をするのにもカメラを準備したりで重ねて費用が掛かりますが。

最近のイベント中止や延期で多くのバンドやアーティストはチケットの払い戻しに応じています。
なので、それはそれで応じればいいんです。
でも、人には不安な時に誰かに寄り添ってもらいたいという気持ちがあると思います。それは、災害や疫病中はもちろんのこと、普段の生活でもいろいろなタイミングで不安になったりおちこんだりすると思います。

せこい手法と思われるかもしれないけれど、
アーティストやバンドマンもお金を稼いでいいと思います。

今回、政府はイベント中止や延期を要請するなどの措置をとって疫病の拡大を防ごうとしています。
しかし、イベント中止や延期が長引けば長引くほど、イベント開催側のダメージが大きくなります。そして、もしも、お金に困ったのなら、配信を無料でなくカンパでやってもいいのではないか、と思うのです。

これから、5Gの商用化も始まります。通信速度が速くなり、画質などももっと改善される日が来るのではないのでしょうか。
正直言ってライブで感じれる距離感やクオリティ、アーティストの魂は配信で半減されるかと思いますが、少しでも私は音楽業界が生き残る術を見つけれればいいなと、多くのアーティストやバンドが音楽を続けられる状況が続けばいいなと思ってこの案を大雑把に試算して提案します。

疫病や震災のない平和な世の中が少しでも早く収まることを祈って。
そしてみんなで早くライブハウスで楽しく音楽を聴くことができますように!



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