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【コンサルこぼれ話】若手コンサルの飲み会事情

こんにちは,もりおです。
前回は若者の飲み会離れについてお話ししました。
今回は,コンサルの飲み会事情についてお話ししたいと思います。

以前の記事で書いたように,若者の飲み会離れが進んでいると言われて久しいですが,コンサル業界での飲み会事情はどのようになっているのでしょうか。
なお,本記事はウィルス流行前の日常を前提としています。

飲み会の頻度

まず,コンサルタントが飲み会を行う頻度について見てみます。
「飲み会」を社内におけるコミュニケーションの場として定義するのであれば,コンサル業界の飲み会は他業界に比べてかなり少ないと言えます。

 下記の記事では社会人の飲み会の頻度(仕事・プライベート区別せず)を調べています。記事によると,20代の男女が1ヶ月に飲み会に行く回数は月に1回以上が4割を占めているという結果が出ています。
 また,飲みに行く相手(複数回答)は同僚が約70%,上司が約30%となっているので,それなりに職場の付き合いの飲み会というのはあるようです。

 さて,ここで私の体感値で若手コンサルの仕事関連の飲み会頻度を考えると,標準は3~4ヶ月に1回程度という感覚です。

 飲み会の頻度は所属しているチームや上司の雰囲気にも拠るのですが,1ヶ月に1回以上飲み会をしているチームは,かなり頻繁に飲み会を開いているという評価になります。

飲み会のタイミング

 コンサルの飲み会が行われるタイミングは,主に以下の3つに分類されます。

①忘年会/新年会(年末年始)
 季節性の飲み会開催理由としては,年末年始の忘年会または新年会がほぼ唯一のものになります。
 年度末はプロジェクトが終わるタイミングと重なることが多いので開催されることもありますが,プロジェクトの切れ目に当たらなければ開かれないことが多く,お花見なども基本的にありません。参加者は,仲の良い先輩後輩同士であったり,以前/現在のプロジェクトのチーム,所属ユニットのメンバーなど様々です。

②プロジェクト終了時
 いわゆる「打ち上げ」として開催されます。プロジェクト予算から経費として打ち上げ費用が下りることが多いので,これはどんなチームでも行なっている印象です。そのプロジェクトの終了時点でチームに所属していたメンバー全員と,場合によっては以前のメンバーも呼ばれて6~8人程度で行われることが多いです。

③メンバー交代時
 プロジェクトを担当するメンバー(多くはスタッフ層)が入れ替わるときに,新旧メンバーで引き継ぎの飲み会はよくあります。プロジェクト自体が1年以上の長期間にわたる場合によく発生します。

まとめ

いかがだったでしょうか。
 コンサルは良くも悪くもファームへの帰属意識が薄く,飲み会も必要最低限のものをチーム単位で開くくらいです。他業界の企業に比べれば圧倒的に飲み会が少なく,不参加でも全く咎められない環境と言えます。

では最後に,おまけとしてコンサル業界ならでは(?)の飲み会にまつわる小噺を簡単に紹介します。

 資料のクオリティに非常にこだわるAマネジャーが主催した飲み会でのこと。場所は海鮮系居酒屋だったのですが,Aマネジャーはテーブルに備え付けのメニューを手に取ったまま,なかなか他の人に回そうとしません。
 意外と優柔不断なんだなあと微笑ましく思っていたのですが,彼の口から出た言葉で私は自分の甘さを思い知ります。
 「このメニュー表にはお客様に伝えたいメッセージがないのが気になる。フォントの種類も大きさも不統一なのも看過できない。料理の順番も統一性がないが,何か意図あってのことなのだろうか?」
 スタッフ一同がドン引きする中,マネジャーはスタッフにも意見出しを求め,まさに仕事の延長!な飲み会なのでした(笑)

ではでは今日はこの辺で!
最後までお読みいただきありがとうございました!!

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