子連れ在宅勤務で悪戦苦闘しているわが家の現状とやってよかったこと
子育てをしながら働く生活も、はや7年。
「限られた時間で成果をだす」「仕事と家庭、オンオフの切り替えをつける」…そんな生活にも慣れてきた矢先、突如おとずれた「子連れ在宅勤務」の日々。
小2の娘は4月頭で学童が閉鎖。この春に転園したばかりな1歳息子も、慣らし保育終了とともに保育園休園。 おなじく完全在宅勤務へ移行した夫と4人で、朝から晩まですごす日々がはじまりました。
もちろん習いごともなくなったし、ふだんはすぐに頼ってしまう両親も「万が一、うつしたら致命傷になるかも」と頼れません。
完全に仕事だけに集中できる時間は、子どもたちが寝ている時間のみ。は初体験でした。
え、しんどくない? みんなこれ、やってるの?
うちはまだイヤイヤ期前の1歳児+多少戦力になる小学生でよかった。3歳と5歳の兄弟とか想像するとクラクラします。
なんなら「(子連れ在宅勤務が)ワンオペ」ってひともいる。信じがたい。国民栄誉賞をあげたい。
BuzzFeedのこの記事も、すごく良かったです。
「仕事と育児を両立する親は、子どもを保育園に預けている間に仕事に集中して、短時間で効率を上げることを目指してきました。しかし今は、子どもがそばにいながら仕事をするという、本来なら無理であるはずの特殊な状況をこなし続けているんです」
そもそも無理な環境で、働いているだけでえらい!家族の命を守っているだけでもえらい!そう、みんなで褒めあっていきたい。
前置き長くなりましたが、子連れ在宅勤務、真っただなかのわが家がやってよかったこと。買ってよかったものを紹介してみます。将来このnoteを見返して、あぁこんな日々だったなと思い出せるように。そして、おなじ境遇のだれかの役に立ちますように。
いまのリアルなタイムスケジュール
5時半 起床
ゆるゆる眠気をさましつつ、ステキなひとのモーニングルーティンを脳内再生してイメージしながら動いてみる(やっているとは言っていない)。目指しているのは、こんな感じ。
6時ごろ 仕事はじめ
企画を考えたり、文章を考えたり、じっくり取り組みたいものをこの時間にやる。
7時すぎ 家族が起きてくる
夫が朝食担当。作ってもらいつつ、わたしの仕事は続行。子どももいるので集計作業やメール返信など細切れでできることを済ませています。
8時 朝食を食べてから公園までお散歩
かならず家族そろって1時間強の散歩。この時間は公園もほとんど人がいないので、4人でストレッチしたり鬼ごっこをしたりしています。結構まじで疲れるから、もう今日終わりでいいですか?という気持ちになる。
10時 帰宅して仕事再開
ちょいちょい子どもに時間をとられるので「急にいなくなっていることがあるかも」と一緒にはたらくメンバーには宣言しています。持ちつ持たれつ。
※13〜15時は息子の昼寝タイム
できるだけ保育園と同じ時間にできるようにがんばっています。娘が寝かしつけをしてくれることが多くて、6歳差は偉大。
最近は、食事を用意しながらミーティングに参加することも増えてきました。すごくよい。
18時ごろ 仕事終了、家族時間へ
夫婦で先に仕事を終えられたほうが、夕飯の準備をはじめています。なにはともあれ、言えることは、ツーオペ最高。毎日家族で夕飯を食べられるってすばらしい。
21時半 就寝
子どもたちと一緒に寝て、朝に備える。
さて、いよいよ本題です。試行錯誤した約1ヶ月、やってよかったと思うことを並べていきます。
家族の時間を決める
1:子どもと向き合う時間
日中は本当にかまってあげられない(ほぼ放置)ので、朝だけでも一緒に思う存分あそぶ。自分の罪悪感が和らぐことは、精神衛生上もけっこう大事。
2:夫婦それぞれの集中タイム
夫とは、絶対に邪魔されたくないオンライン打ち合わせの時間を共有しあって、だいたいお互い半日は寝室にこもる。半日はリビングで子どもを見ながら仕事をする。と役割分担しています。
3:ランチタイムどうする問題
地味に「ランチの準備どうする問題」にストレスを抱えることが多くて、おなじく子連れ在宅中の社員に相談したところ、返ってきた回答が秀逸でした。早速、マネしようと思っています!
コーポレートIT ひがしさん:口でいちいち言うのが面倒なのでリビングのカレンダーに書いてます。ごはんの支度は昼は僕、夜は妻と決め打ちに。
カスタマーサクセス みずのさん:ホワイトボードに、家族それぞれのその日の時間割を書いてます。
そうか、仕事とおなじ。決まっていない、可視化されていない状態が気持ち悪かったんだな。と気づきました。
ポモる
これは、そのまま。タスクを細かく分けておいて、明確に集中タイムを決める。休むときは思いっきりゆっくりする。おもに寝室にこもるときと息子のお昼寝がポモりタイム。
やり方の詳細は、以下のnoteを。
オンライン家庭教師をお願いする
きっかけは夫が見つけてくれた、このnote。
3月頭から小学校は休校。娘も学童へは通っていたものの、一切「勉強」がなくなった日々。
これでいいのか?とモヤモヤしつつも、仕事をしながら勉強の指導はもちろん進捗管理すらできないよ…と頭を悩ませていた私たちに、一筋の光が見えました。すぐに動いてくれた夫が、パパ友から近所の大学生を紹介してもらえたのもラッキーでした。
いまは毎日1時間、先生に宿題の丸つけとわからなかった問題を一緒に考えてもらう〜などをお願いしています。進捗管理がメインです。控えめにいって最高です。超絶ありがたいです。もう先生なしの生活は考えられません。
大学生の知り合いなんていないよ、という方は↑の記事でもあったようにbosyuで探してみるのもよいかもしれません。
よかったこと
✓ 先生との時間までに、宿題をやらねば!と娘が自主的に動くようになった
✓ 勉強のことをアレコレ言う時間が圧倒的に減った
✓ 1時間は娘のことを完全に任せられるので、大人は仕事に集中できる
✓ 娘にとってもよい息抜きの時間になっている
最後は、買ってよかったものをどんどん貼ってみる。「ほしい」と触手がのびるものが変わったのが新鮮な感覚です。
子どもの時間を充実させるために、投資してよかったもの
1:お絵かきグッズ
加藤さん(弊社CEO)がオススメしてくれていたお絵かきアプリ「ibis Paint」をついに使いはじめました。いまのところ、無料版でじゅうぶん楽しめています。
それにあたり、タッチペンも購入。正規版じゃないけど、プロではないのでまったく不満はありません。
娘は永遠にこれを描いているけど、気長に楽しんでもらおう。
機能がめちゃくちゃたくさんあるから、意外と親のほうが楽しんでいるかもしれません。おすすめ。
2:室内用の遊び道具
ジャングルジムと鉄棒は、たまたま2月に知り合いが譲ってくれました。神がかったタイミングに感謝しかない。
トランポリンは、4月末到着で注文したつもりが6月頭到着予定になっていて愕然としている。まだないけど、家にあってほしい気持ちが強いので、入れておきます。
ベランダ用のプールは、急に暑くなったのであわてて購入。空気を入れなくてもいいタイプだから、とにかくラクそうなのが決め手。
娘と息子がベランダで座るように、ニトリでちっちゃい椅子も買った。
3:プロジェクター
夫が「ほしい」とずっと言っていたけど、なんとなく聞き流していたもの。それが小型プロジェクター。ホームシアターが楽しめるよ!と言われても、そんなに必要性を感じていませんでした。
が。数日前、わが家にやってきて、家族ぜんいん夢中になっています。夫がいろいろ調べてくれて、届いたのがNebula Capsuleというもの。
それまでは、息子を先に寝かしつけて、後から娘を寝かしつける(それも寝るまでになんやかんやと時間がかかって〜)というタイムスケジュールだったところから一変しました。
みんな「はやく続きが見たい!」とワクワクしているから、寝る準備も一瞬で済ませる優秀っぷり。1歳10ヶ月の息子が、ワクワクした目でずっと集中して見ているのも意外な発見でした。寝室を暗くして、みんなで30分だけ見てから寝ています。
選んだのは不朽の名作「未来少年コナン」(Netflix)。なんと、いま再放送もはじまったらしい…!
家族のかたちが変わるよね
大変だ大変だ、しんどい、つらい。とネガティブなことを冒頭に書きました。でも、この期間は家族でずっと一緒に過ごせることのうれしさを感じる瞬間もたくさんあります。
早朝の散歩は「むしろ普段からやっていればよかった」と思います。通勤時間がないだけで、こんなに生活って豊かになるんですね。当たり前が変わったことで、これからはさらに働きやすくなる気がしています。
夫婦そろって仕事があることも、ふたりとも在宅ができる環境にいることもありがたい。上司(CEOの加藤さん)が「だいじょうぶ?無理しないでね」と気づかってくれるし、社内におなじ境遇のひとがたくさんいることも心強い。
みんなでしんどい話をSlackに投稿しあっては「わかる〜」ボタンで癒やしあう。じぶんだけじゃない、わかってもらえてる、と思うことがいかに大切なのかを感じます。
今はみんながはじめて体験することばかり。なんとも特殊な環境です。「やってよかったこと」はまだまだ知りたいので、このnoteを読んだ方で「これもおすすめ」があれば、ぜひ教えてください!
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