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今日の1枚「光る人」

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森美樹の部屋 小説家・タロット占い師 (hp-ez.com)


タロットカード1枚引き。
シャッフルして左手で選んだカードは。

『ワンド 6』正位置。

「人間って光るんだって」
小説『トラペジウム』の一節だ。
アイドルをはじめとして、芸能人には光る人が多いだろう。

私が出会った光る人の中で、ひときわ惹きつけられのが。
一徹さんだ。
数年前に、森林原人さんが主催したイベントでお会いした。
当時、私は一徹さんを知らなくて。
森林原人さんがシークレットで呼んだゲストとも知らず。
(シークレットなのでお客様に混ざっていた)

たまたま近くにいた私に一徹さんが、
「僕、こういうイベントは初めてで、どうしたらいいかわからなくて」
と話しかけた。
「あ、私も初めてでよくわからないんですよ」
と私はサラッとこたえたのだが。

この人、なんか違う。
と思った。

なんだか距離の詰め方が絶妙で。
人の目をじっと、適度な圧で見つめて、しかも視線を逸らさず、いやらしさが微塵もない。
その、いやらしさが微塵もないのが不思議と官能的だったのだ。
女性をまるごと、掛け値なく受け入れるのはこういうことなのか。
と思ってドギマギしたのを覚えている。

かなり距離が近いのに不思議と安心感を与えるな、この人、なぜだ?とドギマギしつつ真綿に包まれているようにくつろいでいたら。
周囲がざわめきはじめた。
すると近くにいた女性が私に、
「一徹さんだよ」
と私に耳打ちした。

一徹さん、一徹さん、はて?

私はAV男優に疎かった。
森林原人さんもAVではなく著書から入ったくらいだから。
ちなみに森林原人さんの距離の詰め方も絶妙だ。
赤ちゃんのような無垢な目がまた、一徹さん同様に純粋で官能的なのだ。

どの世界でも、光る人はやはり一流なのだ。


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