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読書記録4.5 -偽休暇をとろう-『7つのステップでスマホを手放す 退屈すれば脳はひらめく』マヌーシュ・ゾモロディ

こんにちは、だるまです。週も後半ですね。

要約版も残すところ2回となりました。前回の記事はこちら。

では今日の内容です。

Day5 フェイクケイション(偽休暇)をとろう

要約:孤独、一人でいること、静かに過ごすことはとても大切

職場のあり方

ボストンコンサルティンググループ(BCG)は24時間対応で激務、離職者が絶えない職場でした。しかし、2004年に「リラックスして過ごす日」を平日に設け、職場改善を図りました。

結果BCGは、フォーチュン誌の「働きがいのある企業100社」に11年連続で選ばれています。2020年、2021年はランキングになかったのですが、どうしたのでしょうか。

何にせよ、職場では絶え間のないメールや着信によって集中力が絶えず途切れる羽目になっています。

一番問題なのは「Deep work(深い仕事)」ができなくなることだそうです。

Deep workは「高い認知能力が求められる仕事に気を散らさず集中する能力」のこと。
複雑な情報を処理するために、この時代に最も価値のあるスキルの一つであるにもかかわらず、日増しに衰えているものでもあるそうです。

創造性を高めるためには

2010年のIBMの調査によると、非常に複雑な世界で舵をとるのに一番大切なものは「創造性」です。

デジタルテクノロジーのおかげで、膨大な知識を手に入れ、海外へ事業展開ができるようになったのに、創造性が妨げられているという皮肉な現状。

ではスピード社会において、私たちはどうやってじっくりものを考える余裕を見つければよいのでしょうか。

答えはタイトルに書かれていますね、退屈です。

1人で思索にふけることは、根暗や寂しいなどネガティブにとらえられがちですが、それこそが「創造性の糧」となります。

1人で静かに過ごしたいときに、ポケットにオフィスが入ったままではとても無理です。
通知が来るのは自分が必要とされているようで嬉しいけれど、いつも反応していると斬新なアイデアを思いつく余裕がもてません。

職場以外の場所で仕事をしたり、オフィスからの連絡をきっぱりと断った休暇をとることが、創造性を高めるコツだそうです。

社交的であることが〇なのか

人口の1/3以上が内向的であるにもかかわらず、SNSの発達も協力して人とのつながりが求められ、社交性が重視されています。

ところが、デジタルデバイスのせいで外向的な人も内向的な人も疲れ切っているのが現状です。

グループワークやコラボレーションが神格化される中で、スマホから距離を置き一人になることは価値が認められていません。その文化を変えていく必要があります。

つまり
孤独は弱さではない、創造する力を蓄えているのだ
という認識が広まることが大切なのです。

Lesson5 

とはいっても、すべてのつながりを断つことは現実的ではないし、人との交流は重要です。

そこで実践してみたいのが、SNSの一日の使用時間を決めること。だるまはLINEを一日30分に制限しています。強制終了されることであきらめがつきます。

次に偽休暇をとります。呼吸する余裕をくれるレッスンです。

まずは必要な時間を決めます。1時間でも20分でも自由。
オフラインになることを職場が許してくれなければ、夜にとります。

オフラインになる理由は必ずしも本当のことを言わなくて大丈夫です。病院に行くとか家族のことで急用ができたとかを伝えればよいでしょう。最後の切り札ですが。

この偽休暇中は自動応答メッセージを設定しておきます。それによって心からリラックスして時間を過ごすことができます。

メッセージにはユーモアを含ませるのがおすすめだとか。

例えば、
「フェイスタイムを増やしてFacebookはほどほどに。急用の場合は電話をください」
「こんにちは!今は仕事に集中していますが、PM4時にすべてのメールを確認するつもりです。急用があれば昔ながらの本物の電話でお知らせください」
「今日はあえてスマホから離れて過ごします」

など。

こんな風に自分の時間をとってみると、本当に楽しいことが見つかるかもしれません。

続きはこちら。

それではまた明日。

かしこ

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