読書記録4.3 -写真を撮らずに過ごそう-『7つのステップでスマホを手放す 退屈すれば脳はひらめく』マヌーシュ・ゾモロディ
こんにちは、だるまです。
今日で3日目です。前回の内容はこちらをどうぞ。
本題です。
Day3 写真を撮らずに一日過ごそう
要約:心のシャッターを切りましょう
目の前の奇跡とスクリーン上のいいね!
一日にインターネット上にアップされる写真の枚数はなんと、18億枚(2014年)。
かつて、写真は独創性や感性の象徴でした。
現在ではスマホの普及で手軽に写真がとれるようになりました。パッチワークのように大量にアップされる写真は、もはや思い出作りの目的ではなく、「あなたのこと考えているよ」「私を見て」「このごはん、素敵でしょ?」というメッセージが込められているそうです。
写真をアップして自分を美化するのはとても楽しいですが、もしかしたら時間の無駄かもしれない。
印象的なエピソードをご紹介します。
子供の遠足に有休をとって参加したお父さん。バスに乗るところからずっと子供の写真を撮り続け、Facebookにアップし、いいね!の数を確認していました。子供から、「一時間話してないよ」と言われるまで。子供が望みは親が自分に注意を向けてくれることなのです。
スマホばかり見つめている親をみかけると、「子供が子供である期間は一瞬で過ぎ去ってしまうのに」と思ってしまいます。
写真の中ではなく、いまここで起きている奇跡を見つめることを大切にしていきたいです。
写真は記憶を妨げる
ある実験のお話。
美術館の鑑賞で、絵画の写真を撮っていいグループと目で見るだけのグループに分け、どれだけ絵を覚えているかテストしました。すると、目で見ただけのグループは写真を撮ったグループよりも絵を覚えていたのです。
以前、文字は忘れるために発明されたと書きましたが、写真も同じく、「撮っておくから覚えなくていい」と脳が思ってしまうのです。
確かに授業の板書を写真に撮っただけで満足し、何も覚えていないことはよくありました。
それでも、美しい絵画は後から見返したくなります。そこで記憶を妨げない写真撮影の方法があるそうです。それは、
絵画のズームした一部だけ撮ること。
そうすれば、全体像は自分の記憶の中におさまるそうです。
Lesson3
今日の実践は、1日写真を撮らずに過ごすことです。
おいしそうなご飯の写真も、美しい夕焼けも、全部自分の目の中にとどめておきます。
誰かと共有しなくても、その美しさはそこにある。いいね!をしてもらわなくても、それを美しいと思ったあなたはそこに存在しているのです。
おわりに
今日はスマホの写真についてでした。2日目の「移動中はスマホをしまう」よりは実践できそうではないでしょうか。
今日も良いスマホライフを。
続きはこちら
かしこ
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