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アダルトチルドレン、毒親育ちが「抑圧してきた感情」を出す方法

こんにちは。おかしな幸福論のモリです。

日本では感情は感じるな、出すなと教えられます。

「泣くな、怒るな、怖がるな、はしゃぐな(喜ぶな)」

そう言われて育った人もいるかも知れません。
全部、感情は出すな、抑えろというメッセージなんですね。

ただ、実は感情は抑圧すると自分の中に溜まっていきます

抑えたからといってなくなるわけではないんですね。ただ、心の奥に仕舞い込んだだけなんです。

過去の嫌なことを思い出してぐるぐる思考に陥ってしまう人が多いのですが、これは実は感情を抑圧してきた人の典型的な症状なんですね。

感情は抑圧すると心に留まります。
だから、ふとした瞬間に思い出す。

だけど、感情を抑圧してる人はそれを出すことができないから、せいぜいぐるぐる考えることしかできない。

感情の抑圧をやめるとこういった「思い出し怒り」「ぐるぐる思考」が嘘みたいになくなっていきます。

先ほど感情は抑圧すると自分の中に溜まると言いましたが、溜め込むことのできる感情の量って実は限界があるんです。

だから、感情の抑圧を続けていくと、いずれ限界が来ます。

するとうまく抑圧できなくなって些細なことにイライラするようになったり、心に余裕がなくなって人に優しくできなくなったりするんですね。

普段は穏やかな人が突然、感情を爆発させてしまうのも感情の抑圧が原因です。

溜め込んできたから爆発するんですね。ちゃんと出せていれば感情が爆発するなんてことはないんです。

心理カウンセラーが感情を爆発させるなんてことはまずありません。

それは彼らが怒りや悲しみを感じない人だからではなく、普段からしっかり感情を出すようにしているからです。

感じてしまった感情はその都度しっかり出して溜めないようにしているから、心に余裕があるんですね。

心に余裕があれば、感情を爆発させるなんてことはないし、人にも自然と優しくなれるんです。

このnoteを読んで学ぶことのできる内容

このnoteではこれまで感情を抑圧してきた人、感情をうまく出せない人に向けて、抑圧してきた感情を自分の中から出す方法をお伝えしていきます。

ちなみに、ここでご紹介する方法は今感じている感情を出す方法としても使っていただくことができます。

過去の感情を出す方法も、今感じている感情を出す方法も基本的には一緒です。

ただし、過去に抑圧した感情については「思い出せない」「出来事は覚えているけどその時の感情を覚えていない」という問題も起きたりします。

このnote中ではその原因と対処法についても解説します。

ここでお伝えしている内容は僕が普段カウンセリング(個別相談)の中で相談者さんにお伝えしていることと全く一緒です。

自分でやってみたい、自分のペースで取り組んでみたい人のためにこのnoteを書きます。

以下はこのnoteを読んで学ぶことのできる内容です。

✓ 感情を抑圧するとは?
✓ 人が感情を抑圧する3つの理由
✓ 感情の抑圧をやめようと思った時に一番のブレーキになること
✓ 感情を抑圧するとどうなるか?
✓ 生きづらさは抑圧してきた感情の量に比例する
✓ トラウマと感情の抑圧について
✓ 抑圧してきた感情を出す3つの方法
✓ 強い怒りが湧いた時の対処法
✓ 僕が実践してきた中で最も感情を出す効果があった方法
✓ 感情を出せないブロックとその外し方
✓ 何をやっても感情が出せなかったら?
✓ 絶対ハマってはいけない「感情抑圧の罠」

いい人が病みやすいのは感情を出さない人だから

僕はSNSでアダルトチルドレンや毒親育ちさんに向けて色々な発信をしていますが、これは「絶対に」やめた方がいいとは滅多に言いません。

ただ、感情の抑圧については絶対にやめた方がいい。

なぜかというと感情の抑圧は病気の原因になるからです。

例えば、怒りは攻撃のエネルギーで抑圧して溜め込むと自分を攻撃しはじめます。一部の医師、専門家の中には体が自分を攻撃してしまう自己免疫疾患も怒りの抑圧が原因だと指摘する人もいます。

腰痛もそう。腰痛は怒りなどの感情を抑圧してるサインです。

感情の抑圧って体には大きな負担になるんですね。

なぜ感情の抑圧が体に悪いかということについては後ほど詳しくお伝えしますが、ただ、いずれにしても感情の抑圧は心身の病気の原因になります。

だから、いい人は病みやすいんですね。
いい人は怒りなど、感情を出さない人だからです。

感情を抑圧して何とかなるのは40年程度が限界

僕は感情を抑圧して何とかなるのは40年程度が限界だと考えています。

アダルトチルドレンは感情を沢山抑圧してきた人でもありますが、そうやって感情の抑圧を続けると30代後半から40代を過ぎた頃に身体のどこかに影響が出てくるんですね。

どこに影響が出てくるかは抑圧した感情によっても違って、例えば、怒りは腰や頭、恐怖は腸、悲しみは胸にそれぞれ影響が出ると言われたりします。(勿論、他の場所に影響が出ることもあります)

また、どの感情も心の負担になりますので、抑圧してきた感情が限界を超えるとうつになったりするんですね。

こういう身体の症状は「もう限界だ」って言ってるんですね。

これ以上感情を抑圧しないでくれって言ってるんです。

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