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北海道サ旅2021 白銀の世界でととのう vol.1 帯広北海道ホテル編

信州ビーナスロードで、冬のサ活と大自然一体型サウナの素晴らしさを知った私が、目指す場所はただ一つ…そう、日本のサウナキャピタル北海道!

ドラマサ道でも、原田泰造さんが旭川→白銀荘の黄金ルートを辿る旅がスペシャルになっていたのでいつかはサウナだけのために北海道へ訪れたいと願いつつ、それは叶わぬ夢だった。
しかし、コロナ禍以降なんと3回目である北海道に、サウナだけを目的に戻って来れるという最大のサウナチャンスが到来した。
(去年北海道旅行行こうとしていたものがコロナで欠航になり、チケットの無料振替期間が3月末だったのだ)

とにかく観光地はガン無視して、行きたかったサウナを詰め込みまくった、私だけのわがままItinerary (旅程表w)が完成した。

ただし、飛行機についてはもともと取っていたので両方とも新千歳起点かつ2泊3日となるため、その中でどれだけ効率化できるかが鍵となる。

ちなみに札幌は、ニッコーリフレなどいってみたいところが男性オンリーのため、今回はスルーすることにした。

Morikoのわがままサ旅♨️Itinerary

1日目 帯広 北海道ホテル
新千歳空港着→🚗→苫小牧で腹ごしらえ→帯広へ
北海道ホテル泊
2日目 上富良野 白銀荘→旭川
OMO星野リゾート サウナプラトー泊
3日目 岩見沢 メープルロッジ
新千歳空港→羽田空港へ帰還
1日目 帯広 北海道ホテルでととのう

新千歳→苫小牧→帯広

いきなり羽田で飛行機乗り遅れそうになり名前を呼ばれる恥ずかしいスタートとなったが、新千歳につく頃にはそんなことも忘れ、スムーズにレンタカーへ。3月中旬といえ北海道はまだまだ冬。富良野や岩見沢など雪深いエリアを通ることも予想していつもよりワイルドに、SUBARUのインプレッサスポーツをレンタル。新千歳から帯広市内までは早速二時間半もかかってしまうのだが、今回の目的地はサウナしかないので、これでよい。

と言いつつ、お腹が減ってしまったので空港から車で40分ほど南下して苫小牧の市場食堂でお腹を満たしてから進むことにした。マルトマ食堂が有名なのでとりあえずそこに行こうと思ったが、苫小牧は学生時代にアイスホッケー部の合宿や大会でよく訪れていた思い出の街。大学卒業してからはすっかりご無沙汰だったので、ちょっと街の様子も見てみたかった。

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そんな学生時代の懐メロを聞きながら苫小牧の漁港に到着。目当てのマルトマ食堂はホッキカレーで有名だが、平日のお昼にかかわらず、ものすごい行列だったので車から降りることもせず、スルー。たまたまSpotifyプレイリストが相川七瀬がかかり、大音量で外に響いていてしまい、ややはずい。

この旅の目的はあくまでサウナなのであって食事はその次。(サ飯は別)そしてホッキカレーなんてどこで食べてもだいたい美味しいに違いないので、それだけに何時間も待つのはナンセンス、ということで並ばずに入れる市場の商店街の中で食べた。生牡蠣もホッキカレーも普通に美味しかったし、自分の判断は正しかったことを確信。

ホッキカレーに満足し、苫小牧を足早に後にし、久々の街を見て回ることも忘れて、3時間近く車を走らせて帯広に到着。名前の通り、広い…。

森のスパリゾート 北海道ホテル

帯広もアイスホッケー部時代にインカレで来たことがあるが、当時はここにこんな素晴らしいサウナがあるなんて知らなかった。いや、当時はむしろなかったのかも知れない。でも、ここにには「森のスパリゾート 北海道ホテル」があり、社長の想いがたくさん詰まった素晴らしいホテルと温泉があるのだ。ここはサ道では取り上げられていなかったが、「医者が教えるサウナの教科書」のサウナドクター加藤先生の本を読んでいる中で、先生がマイ・ベストサウナとしてここを挙げていたのと、北海道ホテルの林社長のコラムを読んだことで北海道サ旅でまず最初に訪れたいところだった。林社長はサ長さんと呼ばれており、フィンランドにも視察に訪れる中で、本格的なロウリュができるフィンランドサウナをここ北海道ホテルに作られたそう

壁・床・ストーブ全てにロウリュができるのはまさに「サンドイッチロウリュ」という類まれなる体験ができるということで胸は高鳴る。

サウナだけでなく、森のスパリゾートという名前がピッタリの建築もすてきだ。館内に森のアロマの香りが漂っていて、北欧の森のようなお庭があって、市街地にあるのに本当に森の中のお城にいるような、そんな空間。木彫りのくまさんが館内のあちこちでお出迎え。
サウナに行く前に、完全にこのホテルのファンになった私は、北海道ホテル限定のサウナモンスターのサウナハットを購入した。
はじめてのサウナハット…!かわいいし、うれしい。
このサウナハットがのちに素敵な出会いを届けてくれることになる。


サウナハットもゲットしたところで早速、浴場へ向かう。
サウナだけでなくここにはもう一つ偉大なる遺産「モール温泉」がある。以前、湘南の稲村ヶ崎温泉でも希少な温泉として取り上げたこの温泉は、ここ十勝の自然遺産にもなっている。湯質は、控え目に言っても最高。お肌に吸い付くとろみ、優しい湯の香り、これぞ私が求めていたものだった。
下茹でだけでとろけて無くなるかと思ったが、ここに来た究極の目的であるサウナへ。

本番フィンランド仕様な木の重厚な扉を開くと、そこには完全にあたらしい世界。
アロマの香りと、サウナの木の香り、モール温泉でロウリュした『モーリュ』の香りに包まれた天国。サウナ小屋風のつくりで室内は暗く、白樺が吊るされている。思えば、スパ銭のジャパニーズサウナではなく本場のフィンランドサウナに触れたのはここが初めてだった。
時計は砂時計のみで、時間に囚われず楽しむスタイルだが、いつもの10分がここでの5分といった温まり具合で、完璧な湿度がまたいい汗を出させてくれます。 

水風呂は13.5-16度だが、清水の水質があまりに良すぎて、絶妙な体感温度となっている。ぷかぷか浮かんでみると水風呂だけでととのう。 

外気浴は露天風呂のチェアで0度以下の外気の中でととのう。露天風呂からオーバーフローしてチョロチョロと流れる温泉に足先を浸せながら、冬の夜風にあたる心地良さときたら…才能があればここで一句詠みたいくらいだ。

あまりの気持ち良さに早速昇天していたら、同じく隣で外気浴されているお姉さんが声をかけてくれた。『この温泉が溢れてるの、いいですよね』
お姉さんは、何と羨ましいことに、この北海道サウナがホームサウナだと言う。
そんなお姉さんと、北海道ホテルの素晴らしさについて語らい、十勝のオススメサウナについてもお聞きしていたところ、次に来た時はぜひ『ミルクサウナ』に行ってみてとオススメしてもらった。ミルクサウナ…なんだそのパワーワードは!!サウナ好きかつ、サウナ後はオロポよりも絶対牛乳派のわたしの胸は高鳴った。
お姉さんの話だと、ミルクサウナは牧場オーナーが牧場の中にサウナを建てられており、牛が放牧される中ととのうことができるという北海道ならではなサウナ。すんごい気持ちいいらしい。
いやー行きたい、行きたすぎる。

というか、そんな素晴らしいサウナを教えてくれたお姉さん、ありがとうございます…お名前もお聞きできませんでしたが、あなたは私のサウナGURUです!
素敵な出会いに、やっぱりサウナっていいなぁ、人と人を繋げるな〜なんて思いながら、初日のサ活を終了。

帯広市民が愛するサ飯 すわ

さぁ、これ以上ない仕上がりをキメたところで初日を締め括るサ飯を!十勝といえば豚丼が有名なので、食べログ上位の某有名へいこうとタクシーに乗った。
行き先を告げると運転手さんが一言。

『そんなところ遠いし、別に美味しかないよーもっと美味しくて遅くまで空いてるとこ近くにあるよ』

サ旅において、ホッキカレー同様で有名店には固執がない私は、とりあえず運転手さんにお任せした。
その店はホテルからたったの600円ちょいで行ける近場にあった。豚丼専門店ではなく、豚丼はメニューの一つであり、五目焼きそばが運転手さんのオススメだという。
元々いこうとしていたお店は、タクシーで2000円以上する場所なのに、運転手さんとしては売上減ってしまうにも関わらず、招かざる東京の観光客にいいお店を教えてくださるなんて、本当に道民の方々は温かい!

🍛本日のサ飯🍜

すわ
0155-22-2690
北海道帯広市西9条南12丁目1-5 
https://tabelog.com/hokkaido/A0111/A011101/1006718/

☆おすすめ☆
豚丼
あんかけ焼きそば
新鮮レバ焼き

タクシーの運転手さんのおかげで思わぬローカルの名店に出会うことができた。
最高のサウナの熱が冷めやまぬうちにいただく、生ビールと豚丼に勝るものがこの世にあるのだろうか。これはもう、豚丼しか勝たん。
たらふく食べた後のお会計も、またしても目を疑う金額だった。
どこまでも欲のない道民の方々に感謝。

朝サウナも最強な北海道ホテル

ほろ酔いで帰りマッサージをお部屋に呼んで爆睡した後は、旅の醍醐味である朝サウナ!

見よ、この絵画のような、朝日に照らされる十勝平野を。


朝のモール温泉の香り、いつ何時いっても最高のコンディションなサウナ。毎朝こんな風に目覚められたら、わたしもリモートワークでパジャマのままベッドで寝転んでカメラオフで参加しなくても済むのに…シャキッと一日が始まるに違いない。

軽めの朝サウナを堪能した後は朝食を。
ご当地の食材をふんだんに使われたこの豪華な朝食…
最大の衝撃は、この朝食とサウナがついて、一泊7500円弱でこのホテルに泊まることができたことだ。


マジですか。どんな計算でそんなことに!

とにかくサウナのクオリティもコスパも最強であった北海道ホテル。ここがサ旅の最初とは大分ハードルがあがってしまったかもしれない。
しかし、この先も北海道の計り知れないサウナポテンシャルが我々を待ち受けているのであった。

搾りたて牛乳で作ったコーヒー牛乳。リスがいたのも、朝食のハイライト。

森のスパリゾート 北海道ホテル
〒080-8511 北海道帯広市西7条南19丁目1番地

サウナ 本格的ロウリュサウナ
水風呂 札内川の伏流水 軟水
外気浴 モール温泉が足にチョロチョロ
アメニティ 充実
ドライヤー 無料
日帰り入浴 平日1800円 休日2000円でやっているとのこと!
客層 地元のサウナーの方と宿泊客が入り混じる
フロガーポイント サウナだけじゃなく、希少なモール温泉を堪能できる。


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