わらしべ転職術 〜2度目の転職〜
年収400万前後から600万までアップした、わらしべエンジニア転職術の第2回です。
前回は就職してから1回目の転職について書いていきました。
今回は初めての転職先企業での出来事と、失敗談から2度目の転職の経緯を書いていこうと思います。
初めての転職先
2016年4月、初めて転職をしてインフラエンジニアとしてデビューを飾ったのが当時28歳だったので、少々遅咲きでした。
最初の案件はは公共系の大規模PJのテストチームに常駐することになりました。
そこでは何もかもが今までの運用監視の業務とは違って
出てくる単語もほとんどわからなかったし、JP1とかWSFCとか全然知らなかったので一つ一つ調べながら理解していきました。
詳細設計書と基本設計書の違いとかも全然理解してなかったですね。。
でも当時はやりたい領域をやれていることにやりがいを感じていたので
辛かったですが、夢中でやっていました。
ただ一つ不満なことがあって、そこの常駐先へは自社からは私と上司の2人でいっていたのですが
この上司がまー使えないというか、口だけなんですよね。。。
説明とか打ち合わせの場で発言はされるので、周りからみたらよかったのかもしれないですが、指示を受ける私にとっては最悪でした。
何が最悪だったのかというと、私自身がインフラエンジニア超初心者ということを知っているにも関わらず、結構な無茶振りをしてきてたし、特に何を教えてくれるということもありませんでした。
あまりにも教えてくれないので、こちらか聞くと
ざっくりした内容で、全然論理だってない説明しかされませんでした。
えらそーなこと言ってる割には、サーバーの一つもまともに立てられないくらいの残念なスキルでした。。。
多分営業とかなら通用するんだろうけど、エンジニアとしては全然尊敬できない、っていうか設計もまともにできんだろ?ってくらいのレベルでした。。。
あと、業務中に寝てるのがイラっとしました。
まぁでも口は上手い方なので、この上司から唯一学んだことは
「いったもん勝ち」ということです。
とにかく発言する、間違っててもいいので発言する。
それっぽいことで言いくるめれば、大抵納得する。
という場面を何度か目にしてきたので、その点はこの人から学びました。
で1年間その人とペアを組んで3件ほど案件をまわっていたのですが、
その中であることを感じ始めます。
あれ、俺成長できてるのかなこれ?
1年近く経った頃、サーバーは何となくたてられるけど
インフラエンジニアとして身に着ける技術って身に付けられていないな、と感じたのです。
強いて言えば、エクセルの使い方のレベルが上がったことと、設計書の書き方などSIerとして働く術みたいなところは吸収できたのかと思います。
ですが、下流の現場を転々としたことや、いきなり携わったこともないプロダクトの上流工程(要件定義から)をやったりしたことで、
技術というものを身に付けられた気がしなかったのです。
その原因は何なのか、と考えたところ
周りに刺激を受けるような先輩や技術的スキルをもっている人がいない
ということだと考えるようになりました。
もちろん私自身の自習やキャッチアップの問題もあるかと思います。
正直あの頃は初心者だったもので、何から手を付けていいのかもわからないまま、業務では上流的なことをやっていたので、しっかりとした技術があまり身についていなかったのです。
そして何より、一番経験値が貯まるはずである実務において
誰も教えてくれない
やっていることも末端の作業で実機を触ることすらほぼない
という状態だったので、手を動かして技術を身に着けることができないような環境でした。
このままではあかん!
と思い、即座に上司に相談(その時は直属の上司はまた別の人でした。)したところ
今の現場の契約は四半期単位で、案件自体はあと1年間は続くから、変わるとしてもそこからになる。
とはっきり言われました。
その時点で、
あ、この会社はエンジニアの成長は考えていないな
と感じました。
これが2回目の転職のきっかけの一つです。
さらに転職のきっかけとなる事態がありました。
体調悪くても出社しなさい
その当時やっていた案件に火がつき始めて残業が結構多くなっていたのですが、ある日体調が悪く、午前休を申し出ました。
すると上司からは
「午後は来れるんだよね?来ないと困るよ」
という旨のメールと留守電、鬼のような着信が来ましたw
流石に、えっ?ってなりましたが、まぁ無視してました。
午前中休んでも気分が優れなかったので、
上司に「すみません、全休でお願いします」
と伝えたところ
「いやいや、今日は何があっても来てもらわないと困るよ」
「2〜3時間でもいいから来れるでしょ」
とすごい勢いで責められました。。。
ここまでくると逆にブラック臭がすごくて面白くなってきたので、
「そんなにいうのなら体調悪い中、出勤命令をされましたということでこれから出社します!」っていって電話をきり、若干熱がありながらもその日は午後から出社しました。
こんなやりとりがあったので、その上司には信頼感なんてものはなくなり、
一刻も早くこの現場からは去りたい
という思いだけになりました。
こういうことがあったことを、また直属の上司相談したところ
「うーん、こういう場合でもエンジニアが踏ん張らなきゃいけない時があるからね。〇〇(その現場の上司)の判断は私は間違っていないと思う」
と言われました。
・・・こいつらグルなんか?
もはや味方はいないのだと悟った時に、
一刻も早くこの現場を離れること
よりも
一刻も早くこの会社から離れなければ、エンジニアとしても人としても成長できなくなってしまう。
と感じたので、なんの迷いもなく転職を決意しました。
1回目の転職で得たもの失敗を踏まえた次へのステップ
1回目の転職では、SIerの仕事の流れ、必要な技術要素については理解することができました。
あと、インフラエンジニア界隈で人気・需要のある技術というものも知れたのでそこはよかったと思います。
また、未経験の中採用してくれたことに関しては感謝の気持ちがあるのですが、
如何せん「人」「環境」が悪すぎました。。。
個人の頑張り云々というところを超えている(ブラックな)気がしたので、ここは一刻も早く去らねばならない、と判断しました。
その原因としては、結局のところ1回目の転職はあまり何も考えずに
転職フェアで良さそう!と思ったところにポーンと入ったので
SIerというものをしっかりと理解できていなかったことがよくなかったなぁと反省しました。
この会社での経験を踏まえて、次は成長できる環境を求めての転職を決意したのであります。
次回は2回目の転職活動について書いていきます。
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