#45 仕事で失敗したら『後悔しない社会人1年目の働き方』
こんにちは、森本千賀子です。本日も『後悔しない社会人1年目の働き方』より、新社会人の心得から、必ず成果・成長に結びつく働き方、効力がある働き方、勝つためのルールなどをお伝えしてまいります!
本日も『壁を乗り越える』のパートです。
■「挽回力」で評価を得るチャンス
仕事で失敗したら、くよくよしているヒマはありません。「ピンチはチャンス」です。「いかに挽回するか」に気持ちを切り換えて、そちらにパワーをかけましょう。挽回のための行動や努力によって、むしろ評価が上がることも多いのですから。
ミスや不備が発覚した場合、大切なのは「スピーディな初動」です。「どうしよう」と対応策を考えるより前に、迷惑や損害を与えた相手に誠意を示すアクションを起こすのが先決です。
私も、入社2年目に大きなミスをしたことがあります。私は企業の採用活動のお手伝いをする立場にありますが、ある顧客企業の東京支店において、社長が大阪本社から出張してくる日に合わせて応募者との最終面接をセッティングした際、それは起こりました。「面接の約束の時間になったのに、応募者が来ない」と人事担当者から電話があったのです。私がうっかり面接調整を誤ったせいでした。多忙な社長のスケジュールを狂わせることになり、先方の人事担当者はお怒りでした。
私は一瞬頭が真っ白に。すると、電話のやりとりを隣で聞いていた上司から「今すぐ謝りに行こう」と促され、一緒にタクシーに飛び乗って駆けつけたのです。社長にお会いして説明・謝罪をすると、社長は上司と私のすばやい行動に誠意を感じてくださったようで、快く許してくださいました。それどころか「ほかにも相談したいことがある」と、新たな受注につながったのです。
早いタイミングで行動を起こすこと、誠心誠意を持って処理にあたることで、たいていの失敗は挽回できます。失敗を「成長の機会」として生かしましょう。
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これから入社を控え社会人一年目として希望に燃えている、もしくはどんなふうに頑張っていけばいいか不安に思っている人、新人としてこの一年を過ごしたもののまだまだ力不足を感じている人。そんな若手ビジネスマンに向けて「後悔しない社会人1年目の働き方」についてお伝えしています。
また、社会人1年目の方だけでなく、若手ビジネスマンの育成、指導をされている 上司・先輩世代の方にもヒントになればと思っております。
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