#48 どうしても苦手な上司・先輩がいるときは『後悔しない社会人1年目の働き方』
こんにちは、森本千賀子です。本日も『後悔しない社会人1年目の働き方』より、新社会人の心得から、必ず成果・成長に結びつく働き方、効力がある働き方、勝つためのルールなどをお伝えしてまいります!
本日も『壁を乗り越える』のパートです。
■距離を置く前に相手の本質を探ってみる
同じ部署の上司や先輩に対し「この人は苦手」「自分と合わない」と思ってしまうこともあると思います。それでも、その人を避けたり、距離を置くのはちょっと待ってください。もしかすると、本質は違うところにあるかもしれません。
私自身、上司のことを誤解してしまったために、後になって悔やんだ経験があります。その上司はなぜか私にばかりキツくあたるので、「この人は私のことが嫌いなんだ」と思い込み、苦手意識を持っていました。異動によって上司が変わったときはホッと安心したものです。その後、その上司は他社に出向となり疎遠になっていたのですが、先日、古いOBの飲み会に呼ばれて行くと、その人の姿が。実に17年ぶりの再会でした。
思い出話に盛り上がったついでに、「○○さんって私には意地悪でしたよね!」と文句を言うと「おまえはああいう言い方をされたほうがさらに頑張れるだろうと思ったんだよ」と、意外な答えが返ってきました。よくよく話をしてみると、その人は私をとても見込んでいて、「鍛えてやりたい」と思ってくれていたのです。「それならそうと早く言ってくれればよかったのに」と私は悔しく思いました。距離を置いてしまった17年間がとてももったいなかった、と。
人の真意や本質というものは、表面的にちょっと付き合っただけでつかめるものではありません。一時的な言葉や態度で、その人を判断しないでください。先入観を持つ前に、本当の「意図」を確認してみることが大切です。もしくは、第3者から見たその人の評価を聞いてみると、違う一面が分かるかもしれません。
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これから入社を控え社会人一年目として希望に燃えている、もしくはどんなふうに頑張っていけばいいか不安に思っている人、新人としてこの一年を過ごしたもののまだまだ力不足を感じている人。そんな若手ビジネスマンに向けて「後悔しない社会人1年目の働き方」についてお伝えしています。
また、社会人1年目の方だけでなく、若手ビジネスマンの育成、指導をされている 上司・先輩世代の方にもヒントになればと思っております。
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