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モリアドの森岡
2022年5月9日 15:57
北条家の「合議制と法令による関東独立」パーパスの成功と失敗戦国時代の北条家は、近隣の武田家や上杉家に比べると非常に地味な印象です。それは、早雲以降の北条家の当主氏康や氏政などに信玄や謙信のような派手さがなかったからかもしれません。しかし、北条家では、戦国時代につきものの家督争いなどのお家騒動や家臣の謀反などがほぼありません。北条家の念願または野望とも言うべきパーパスの元で、不満を蓄積さ
2022年3月29日 16:44
平和な時代を生んだ家康の「合議制と法令による天下泰平」徳川家康が始めた江戸幕府は、260年もの平和な時代を生み出します。局所的な大坂の陣や島原の乱を除くと、ほとんど大きな戦乱はありませんでした。天下泰平と呼ばれた平和な期間は、家康のパーパスを全国の大名が長い間支持し続けた事で守られていました。そのパーパスは「合議制と法令による天下静謐」です。家康も、政権運営をする上で天下静謐を最大目標
2022年3月14日 11:12
秀吉の壮大すぎたパーパスの暴走天下静謐によって、日本が統一され、国内での大名間での戦争はなくなりました。親兄弟ですら信用できない時代が終わり応仁の乱以来の平和な時間が訪れます。戦国大名たちは豊臣政権に所属する事で、他者を警戒することなく、生活を送れる社会になりました。マズローの五段階欲求でいうところの低次欲求の「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求」が満たされました。さらに朝廷か
2022年3月4日 16:33
信長のパーパスを承継のために布石を打つ秀吉組織の後継者にとって先代の意志つまりパーパスを継承するのかしないのかは、事業承継には重要なポイントです。パーパスに共感して参加しているメンバーたちにとっては今後の去就を占う大事なものになります。特に先代と血縁関係にない場合は特に、パーパスの承継が組織の連続性を内外に示す要素になります。本能寺の変の後に残された織田家の人間にとって。血縁者以外の家
2022年2月24日 15:52
パーパスの切り替えによる織田家中の不協和音昨今、欧米企業を中心に広がりを見せ、日本企業でも導入がされつつあるパーパスですが、組織としてのパーパスと従業員個人としてのパーパスの親和性が重要と言われています。組織と個人のパーパスの一致度が高いと従業員のモチベーションはあがりますが、一方で親和性が低下すると働き甲斐はダウンします。不一致が進むと、仕事へのサボタージュや業務でのトラブルが起こったり
2022年2月7日 21:41
信長が掲げたパーパス「天下布武」昨今、海外及び日本においても、グローバルな活動をしている企業が「パーパス」を制定する事例が増えてきています。企業は今まで生活を物質の面で満足をさせる事で社員のモチベーションアップを図っていましたが、社会全体の意識の変革によって金銭や待遇以外でのモチベーションアップが必要となってきました。特に、1980~1995年に生まれたミレニアル世代や、それに続く1996