トクイテンの情報を最速でお届けする創業メンバーによるマガジンです。
こんにちは。トクイテンの森です。 10月に農水省のSBIRという補助金に採択され、申請書の準備や体制づくりなどで怒涛の日々を過ごしております。 この事業が11月から開始されたことでトクイテンの事業も大きく進むことになりました。そのなかで、1haを超える自社農場を作っていくにあたり、農場自動化についても考えを整理しました。 今回の記事はトクイテンが今後進めていく農場の自動化についてになります。 農場自動化の構成要素これまでは収穫ロボットに集中し、その他の要素についてはゆっくり
トクイテンの森です。 台風も上陸して猛威を振るっているところですが、いかがお過ごしでしょうか?トクイテンの知多農場も当初は知多半島付近を直撃するとの予報だったので台風対策を行いました。その後、九州方向から日本列島を縦断する経路に変化しましたが、被害のないのを願うばかりです。 収穫ロボットの進捗状況特許の件もあり、あまり開発の進捗情報のお知らせができていませんでしたが、今回の記事では少し紹介していきます。 現在、来週定植して12月から収穫予定のトマトの収穫(の一部)を本格的
トクイテンの森です。農場では今作の栽培が終わったため片付けをしています。次作の栽培は9月末頃に始まる予定です。12月から収穫予定ですので楽しみにしていてください。 今回の記事は農場の片付けではなく、農場の片付けも一区切りにしている収穫ロボットの開発ルーティーンを紹介します。 段階的な目標設定と3ヶ月計画ロボット開発チームでは、市販ロボットアームを用いたVer1での反省点や、最初から考えないとしていた問題を全体として解決して、来作からの本格運用を目指して新型ロボットを開発して
トクイテンの森です。本格的に暑くなってきました。梅雨が終わったのかと思ったら農場の天気を見ると明日からまた雨のようです。雨が降っても最高気温は30度を超えるということで、皆様も熱中症にはくれぐれもお気をつけください。 ロボット収穫によるトマトの販売吸引型収穫ロボット開発してきていることは度々ご報告しておりますが、このたびロボットで収穫したトマトを販売することができました。もしかするとトクイテンは既にロボットで収穫したトマトを販売していると思われていたかもしれませんが、そこは
トクイテンの森です。先週、栃木県宇都宮市で開催された学会に参加しました。今回はその報告です。サムネイルは宇都宮駅前の餃子ビーナス像です。餃子はお昼や懇親会で食べましたが本当に美味しかったです。 ROBOMECH2024トクイテンは先週開催された機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門主催のロボティクス・メカトロニクス 講演会 2024 in Utsunomiya(通称Robomech・ロボメック)に参加しました。昨年のこの学会は名古屋で開催されましたが、この時は弊社が開発し
もう一つの特許も成立しました!森が書いた前回の記事では吸引型収穫システムの構造についてお伝えしました。この記事の中で特許を一つ取ったということで気をよくしてもう一つ特許を出願したと書きましたが、こちらの特許も成立しました。出願から成立まで18日間でこれも最速記録を更新です。森も含めて特許に関わったことのある社内の関係者は、これまでの経験を踏まえてありえない速さだとびっくりしています。今年から導入されたスタートアップのための「スーパー早期審査」のおかげです。この制度創設に尽力さ
トクイテンの森です。年度末進行が年度始まりまではみ出てしまって、修羅場が続いていましたがやっと一段落しました。ほっと一息したところです。 NHKニュースにトクイテンの収穫ロボットが紹介されましたNHK名古屋でトクイテンの吸引型遠隔収穫ロボットが紹介されました。トクイテンの名前は出ませんでしたが、NHKなので仕方ないところです。 (動画は以下のリンクからご覧ください) このニュースで重要なポイントは吸引型収穫ロボットが広く紹介されたのが初めてであることと、遠隔収穫ロボットの
トクイテンの森です。ここのところ年末進行というのか、余裕がなく記事が書けてませんでした。申し訳ありません。 今回はトクイテンでのリモートワークと農場でのロボット開発という一見矛盾した働き方についての記事になります。 リモートワークと農場での開発先日、農場で東京や愛知にいる開発メンバーを集めて開発合宿を開催しました。ある装置のプロトタイピングを開発関係者全員でやってみようということで、初期の開発目的は大体達成できたと思います。 トクイテンはコロナ禍で創業したことだけでなく、
こんにちは。トクイテンの森です。年始以来この一ヶ月、地震をはじめ様々なことが起こり心身の不調がある方もいらっしゃると思いますが、ご自身の健康を第一に過ごしていただければと思います。 今日のお話は、トクイテンでのロボット開発にまつわるジレンマについてです。 素早いPDCAとスタートアップ界隈スタートアップの業界と関わるようになって、よく「素早くPDCAを回せ」と言葉を聞くようになりました。PDCAはPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(対策)の頭
明けましておめでとうございます トクイテンの森です。2024年も引き続きよろしくお願いいたします。 トクイテンでは、弊社の考える農業の将来像をお示しする動画を作成しました。この記事では動画制作に至る思いと動画で表現された要素について解説します。 有機農業が全自動化された未来まずは動画をご覧ください(日英のキャプションがついていますので、キャプションをONにしてご覧ください)。 動画の初めは現在のトクイテン農場でロボットが動いている様子です。その後、我々が門型ロボットと呼ん
トクイテンの森です。先週はまた体調を崩しまして、noteをお休みませたいただきました。新型コロナではなかったですが、体温が40.2℃まで上がって痰が止まらなくなるなど辛かったですが、会社の皆さんには色々と助けていただいてありがたかったです。 トクイテンのロボット開発ティターン 2022年11月に様々な機能を切り替えることができる農業用ロボット・ティターンをお披露目しました。 また、2023年3月には複数のティターンを農場で同時稼働するデモ動画を公開しました。トングを使用し
トクイテンの森です。オランダ帰国後からの体調不良もなくなり元気に仕事をしています。ただ、咳が出るという後遺症(?)が残っていて、周囲を驚かせてしまうのでマスクは必須になっています。完全に治るまでは少し時間がかかるかも…。 今回の記事は他社で搭乗型ロボットのテストを行ってきたご報告です。 搭乗型ロボットによる農作業我々が搭乗型ロボットと呼んでいるロボットは、これまで開発してきた農業用ロボット・ティターンを改造して人間が乗れるようにしたものです。人間がトマトなどを栽培している通
トクイテンの森です。 オランダから帰国後体調不良でダウンしておりましたが、今週から本格的に活動再開しています。帰国直後に予定が入っていたため休息もせず仕事をしていましたが熱が出てしまい、病院で検査してもらったところ、新型コロナと診断されました。2週間はほとんど家から出ずに療養していましたが、今週入ってからは体調は回復しています。喉が火傷したように痛くて難儀しましたが、すでに喉の痛みは引いています。今は多少咳がでまずが、すでに陰性になっていますし、大事にならずによかったです。
こんにちは トクイテンの森です。 先週今週とビジネスイベントに出展してロボットの展示やビジネスモデルの説明などをしてきました。この記事では出展時によくいただく典型的な質問と現時点での我々の回答について書いておこうと思います。 (見出し写真は9月29,30日に東京・渋谷で開催されたOpen Innovation Fes 2023でのトクイテンブースです) 展示会FAQこのロボットはいくらなのか?(販売しているのか) 今の所、ロボットの個別販売はしていません。 起業前に農家
こんにちは。トクイテンの森です。 今週は第41回日本ロボット学会学術講演会が仙台で開催され、一般フォーラム「このロボットがすごい2023(このロボ)」で弊社の取り組みを紹介する講演を行いました。 「このロボットがすごい」は2015年から開催されているロボット学会学術講演会に併設されたイベントです。実は森は初期からの開催運営メンバーではあるのですが、内部で推薦してもらった経緯も含めて自分が登壇者になったことに感慨深いものがありました。 100円ショップの200円のトングで収
トクイテンの森です。 記録的な猛暑で愛知も東京も外に出歩くのが大変な状況になっています。農場での作業はさらに過酷ですが、水分補給や休憩をこまめに取るなど対策をしながら進めています。 栽培を終了させました栽培計画通り、7月22日で栽培を終了して、収穫や販売も終了しました。1月の定植から栽培終了まで完走しましたが、収穫が始まった頃は中々販売がうまくいかなかったり、終盤には一部の株に病気が発生したりと波瀾万丈な一作目でした。 しかし、トマトを食べていただいた皆さんの反応は「美味し