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ロボットで収穫したトマトの直売所での販売、あるいは新型収穫ロボットの進捗状況

トクイテンの森です。本格的に暑くなってきました。梅雨が終わったのかと思ったら農場の天気を見ると明日からまた雨のようです。雨が降っても最高気温は30度を超えるということで、皆様も熱中症にはくれぐれもお気をつけください。

ロボット収穫によるトマトの販売

吸引型収穫ロボット開発してきていることは度々ご報告しておりますが、このたびロボットで収穫したトマトを販売することができました。もしかするとトクイテンは既にロボットで収穫したトマトを販売していると思われていたかもしれませんが、そこは誤解です。以下のような許可が必要だったのです。

有機栽培や収穫で利用する機械は有機JAS認証機関に申請する必要があります。そこで、先月、吸引型収穫ロボットについての管理の内部規定を定めて申請した承認されました。これまで社内で収穫テストは繰り返していたのですが、この規定により販売はできませんでした。今回、収穫ロボットにより収穫したミニトマトを少量ですが直売所で販売することができました。

社内でのテストは、ロボットの収穫動作によってトマトに傷がつかないか、数日経った後に問題が起きないかなどを確認するものでしたが、概ね問題なさそうということで、これも販売にこぎつけた理由です。

秋に定植する来作からは本格的にロボット収穫を導入していきます。ご期待ください。

吸引型収穫ロボットを使って収穫したトマト
秤の数字1.8kg
傷や痛みは見当たらないですが、未熟なトマトも含まれていました。この点は検討課題です。
トマトが綺麗に収穫できました。

吸引型収穫ロボットver2の進捗状況

現在の収穫ロボットは吸引機構のテストを兼ねたものでアームは市販のものを流用していました。この市販アームはいわゆるシリアルリンクアームと呼ばれるもので、収穫の範囲が限られてしまうため、新しいアームを開発していました。
この新型アームは上下・左右・前後の三方向に吸引機構を移動させることができ、先端の方向も調整できるようになっています。これにより収穫範囲を広げ、収穫速度を向上することが可能です。
このアームが大体完成したので農場で動作テストをしています。今作中に収穫実験も計画していますが、間に合うか…

採用

トクイテンではロボット開発の仲間を募集しています。ご興味あるかたは、まず会社説明会にご登録ください。

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