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スポーツ心理|トラウマにさせない、恐怖の取り扱い方

皆さんが今まで生きてきた中で
一番の「恐怖体験」は、
なんですか??

人は恐怖体験をすると
トラウマになってしまうことがあります。

トラウマとは、
個人で対処できないほどの
圧倒されるような体験によって
もたらされる心の傷のことです。

トラウマとなる体験として、
地震、津波、台風などの
自然災害などによるものがあります。

今回は、
そんな恐怖体験を
トラウマにさせないための
コーチングのお話です。


スポーツの世界でも
大きな舞台で大きな失敗をして
トラウマになることもあります。

トップアスリートは、
トラウマになるほどの辛い練習や
大きなプレッシャーに潰されそうになる
責任重大なレースがあります。

しかし、
そのようなことが
繰り返されているにも関わらず
ほとんどの選手たちは
トラウマになっていません。

これを
スポーツをされていない方からは
「体育会の根性論」のように
捉われがちですが、
その裏側にはコーチングの技術が
隠されています。


実は、「恐怖体験」が
「トラウマ」にならない選手たちには
その体験の中に「誇らしさ」があります。


例として、、、


緊張して参加した初レース。

プレッシャーを強く感じてしまい、
真っ青な顔でレースに参加。

しかし、
レースを泳ぎ終わった後に
コーチやチームメンバーみんなから
拍手をもらい
「凄い!」「速い!」「見てて感動した!」
と賞賛されました。

更に、
絶対にビリだと思っていた順位を見ると
なんと3位の銅メダルでした。

こうして、
初レースという「恐怖体験」は
「トラウマ」にならず
「誇らしい体験」になったのです。

「トラウマ」にならなかった
「誇らしい体験」は、
その選手にとって大きな自信になり、
その後の人生を支えることになります。


子供のうちは
コーチや先生に
導かれて「誇らしい体験」をしていきます。

その後、
高校生や大学生になってくると
自らの力で恐怖に打ち勝たなくては
いけなくなります。

そこで役に立つのが、
そこまでの経験で培ってきた
「恐怖体験」が「誇らしい体験」に
なるという経験です。

そういう選手は
自ら「チャレンジ」できるようになります。


コーチは良く、
先輩コーチに
「初陣は勝たせろ」
と、言われます。

その理由が
「恐怖の体験を誇らしい体験に変えるため」
だったのです。


スポーツだけでなく、
大人になったら、
「恐怖」を「トラウマ」へではなく
「恐怖」を「誇り」へ
自分自身でコントロールすることが
大切になります。

そのために必要なのが
スポーツ心理だったりするわけですね😊

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