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「好きなこと」を見つけるのは簡単じゃないのかもしれない

こんばんは😊森本といいます。

福岡にある民間のアフタースクールで子どもたちと楽しく学んでいます。2人の男の子の父親として子育ても頑張ってます。

最近よく考えることがありまして。子どもに願うこととして、「好きなことを見つけてほしい」ってよくあると思います。

しかし、この「好きなこと」を見つけるのって実は難しいことなんじゃないか、、、と思い始めています。

そのことを書いてみます。

我が子の様子からの着想

息子は小1です。今、一番好きなことはテレビゲームです。

他に何か興味があることがあるか?夢中になれることがあるか?

と、言われたら「ない」が答えになってしまいます。

親としては好きなことを見つけてほしいなと思って、いろんな機会を提供してみようと働きかけをします。

しかし、なかなか関心を示しません。

我が子の性格も影響していると思いますが、「もしかしたら他の子も同じような傾向があるのかもしれない」という仮説を立てて考えてみることにしました。

おそらく現代ではゲームを上回る知的好奇心、没入感を与えてくれるものを日常生活の中で自然に見つけるのは難しいんだと思います。

、、、

少しだけ自分の幼少期を振り返ってみますが、テレビゲームが我が家にやってきたのは小学生の2、3年生の頃だったでしょうか。

大半の時間は、外に出かけて魚獲りをしたり、秘密基地を作ったり、近所の子たちで集まって遊んだり、、、というように何か素材を見つけて、楽しいことを作って過ごしていたように思います。

ゲームみたいにハマらせるものに出会えなかったからこそ、自分で見つけて、作り出して知的好奇心を満たしていました。

「ありすぎる」というものも考え物だなぁと思います。

「見つける」という感覚を考え直す必要性

これからの時代を生きる子どもたちは、私たち大人が子どものとき以上に幼少期から便利で、知的好奇心を簡単に満たしてくれるものに出会っている状態で大きくなっていきます。

大人側が、子どもが好きなことを「見つける」という感覚を考え直す必要があるんじゃないかなと思っています。

「勝手に見つけてね」というのはかなり酷で、子どもからすると「フォートナイトをしているのが一番楽しいんだから、それより楽しいことを教えてよ」という理屈です。

まずは与えてみて、そこから「好きなこと」につながっていくようにする。

自分が何が好きなのかを「気づかせてあげる」というステップが必要なんじゃないかなと思っています。

体験型の学びを繰り返す

兎にも角にも、「気づく」ためには色んな体験をしてみることです。

遊びでも何でも、まずはやってみないと分かりません。

大人の役割はきっかけを与えることです。

好きなことが見つからない我が子を嘆く前に、見つけることは簡単じゃないという立場に立つこと。自戒を込めて。

どう興味のあることを、一緒に探し、与えてあげられるかが大事だなぁと思っています。


、、、

はい。最近ぼんやり考えていることをツラツラと書いてみました。

僕が勤めているアフタースクールでも、次年度から自分の好きなことを見つけ、探究できるような学びの時間を増やしていきます。

では、また!


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