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小さな世界

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小さな世界 #8  【あなたに会えてよかった】

小さな世界 #8  【あなたに会えてよかった】

こんばんは、森本です。今の自分が形成されていった過去の整理として、小さい頃からの印象に残っている記憶をつらつらとこれまで書いてきました。

▶︎最初のやつ

結果、今の僕は大人になり「教育」という人を育てる仕事に惹かれて、生業にしています。

なぜ、僕はこの仕事を選んだのか?

小さな頃からの記憶を辿りながら整理してみます。

「先生」という大人の存在子どもにとって日常出会う親以外の大人の大部分は

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小さな世界 #7 【川遊び】

小さな世界 #7 【川遊び】

今日は気温が上がって春の装い。寒い日の中で、ふと暖かい日があると嬉しくなる。

好きな季節です。花粉を除いては、、、

さて、また思い出された記憶があった。

小学生の頃のお話。

▶︎前回のものはこちら

川遊びの思い出田舎で育った僕は、家の近くに川があった。コンクリートで固められたような用水路ではなく、当時はまだ岸壁が土の川だ。

今では住宅開発が進んでしまい、当時の面影は全くなくなってしまっ

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小さな世界 #6 【雪景色】

小さな世界 #6 【雪景色】

また続きを書き始めようと思います。

▶︎前回のものはこちら

雪景色小さい頃、僕の地元は冬になるとよく雪が積もっていた。温暖化の影響なのか、今では本当に雪が降らなくなった。

子どもの頃は庭で雪だるまや、すべり台を作ったりすごく身近なところに雪があった。

雪だるまを作るときは、調子に乗って上に乗せるほうを大きくし過ぎてしまって非力な僕では持ち上げられなくなってしまったな。

屋根からぶら下がっ

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小さな世界 #5 【キャッチボール】

小さな世界 #5 【キャッチボール】

どこに需要があるのかさっぱりわからない自分の生い立ちを書き始めてしまい、いよいよ終わり方が分からなくなってきた。

ただ、こうして書いているうちに自分の学びがあったので次回はその内容を一回整理して、続きはボチボチ書いていこうかなと思います。

▶︎前回のやつ

キャッチボール僕は中学生まで野球をやっていた。今でも野球は好きだ。

大学生のときに「昔、何部だったか」みたいな女子との謎のクイズが始まっ

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小さな世界  #4 【目覚めた夜に】

小さな世界 #4 【目覚めた夜に】

さて、続きです。読んでくださっている方、ホントにホントにありがとうございます!

▶︎前回の日記はこちら

目覚めた夜に小さい頃から両親が共働きで、おじいちゃん、おばあちゃんと過ごす時間が長かった。

平日は両親と過ごす時間は朝起きてからと、夜の寝る前だけ。

もちろん週末には遊んでもらっていたはずなのだが、びっくりするくらい小さい頃の記憶がない。

毎年夏休みにはよく家族旅行に連れて行ってもらっ

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小さな世界 #3 【秘密基地】

小さな世界 #3 【秘密基地】

まだまだ昔の記憶が呼び起こされてくる。

▶︎前回の日記はこちら

秘密基地僕が育った家は、田舎だったこともあり庭がむちゃくちゃ広かった。

春にはつくしやふきのとうが自生し、夏にはスイカを収穫し、秋には柿が大量になる。本当に自然豊かだった。

小学生になるまで、みんなそんなもんだろうと思っていたが、全然そうじゃなかった。今思えばすごく良い環境で育ててもらった。

庭の片隅に樹齢100年はゆうに越

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小さな世界 #2 【おばあちゃんの背中】

小さな世界 #2 【おばあちゃんの背中】

昨日から突然思い立ったように自分の小さい頃のことを書き始めた。

別に書きたいこともあったが、うまく言葉にできず、気づけばまた昔の記憶をたどっている。

今日は朝から雨が降っていた。

晴れていても、雨が降っても子どもたちは元気だ。毎日同じテンションで接してくれるから、こちらも自然と笑顔になる。

雨が降る庭を見ているとまた呼び起こされる記憶があった。

おばあちゃんとの思い出だ。今年90歳になる

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小さな世界 #1  【一番むかしの記憶】

小さな世界 #1  【一番むかしの記憶】

ふらっと実家に帰ってきた。

幼稚園が休みになり、子どもたちは毎日することもなくなり、ちょっとした息抜きです。

気づけば僕も高校を卒業をして実家を出ていってからのほうが長くなりつつある。気づけばもうおじさんになった。

子どもたちは、朝からおばあちゃんと妻と畑でてんとう虫を探していたらしい。

              (撮影:長男)

世間の喧騒とは離れた穏やかな時間が流れている。

子ども

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