杜乃日熊が紡いだ軌跡(ポートフォリオ)
本稿はタイトル通りの記事です。私がこれまでに書いた記事や小説をまとめてみました。どれもオススメしたいものばかりですので、皆さまのお眼鏡にかなうものがあると幸いですっ。
*最終更新日:2024.01.04
◇『空の境界』論(評論)
noteでそこそこ記事を書いていますが、中でもオススメしたいのは、『空の境界』論の記事です。
こちらは大学の卒業論文で書いたものをリライトしています。卒論時の記事も併せて公開していますが、リライトした記事の方を読んでいただきたいですっ。
先行研究がどうとか、文学研究としての意義とかは一切考えず、自分の好きなモノについて語りたいという一心で書き進めて、気がつけば2回改稿していました。ちなみに、初稿はあまりにも未熟さが目立つため、どこにも公開していません……。
ゼミ担当のI教授と、口頭諮問のために『空の境界』の文庫版3冊を読了してくださったK教授に、最大限の感謝を。
ちなみに、noteではありませんが、上記の記事をさらに加筆修正した評論を「型月伝奇研究センター」さんの評論系同人誌『Binder.』に寄稿させていただきました。
これで3回改稿したことになりますね(遠い目)。
こちらは、奈須きのこ作品およびTYPE-MOON作品に関する評論を扱った本になります。奈須・型月ファンの皆さんはぜひご一読いただけると幸いですっ
また、2023年の『Binder.』第2号にも寄稿いたしました。こちらでは、『魔法使いの夜』と、その元ネタになったという氷室冴子の『雑居時代』を比較した評論を書きました。
一応、『雑居時代』を未読の方にも読めるような内容になっているはずです。とはいえ、この評論をきっかけに、『雑居時代』ないし氷室冴子の作品に触れる方が増えると嬉しい限りですっ
◇『今宵、Storiaにて』(自作小説)
有限会社EYEDEAR主催の「第一回あたらよ文学賞」に応募した作品です。一次選考落ちでしたが、惜しかった作品として講評していただきました。
「物語」をお酒のつまみとして語り聴かせるという不思議なバー「Storia ストーリア」を舞台とした、一風変わった小説です。
本作にはプロトタイプとなる小説もあります。ご興味のある方は、良ければご一読いただけると幸いです。
改めて考えると、私の中で「Storia」ないし「シェヘラザード」という存在がかなりお気に入りだったことが窺えますね。いつか長編として書いてみたいのですが、2万字以上を書ける自信が無いんですよね……。困ったものです。
◇『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』感想
映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を観た後で、突き動かされるようにして書いた感想記事です。先述した『空の境界』論と比べると妄想がダダ漏れなのですが、それでも多くの方に読んでいただけました。
「鬼太郎」ないし水木しげる作品は子どもの頃から触れてきました。そのおかげで、妖怪の世界の魅力を知ることができました。私が触れるコンテンツの大半が妖怪モノなのが何よりの証拠。ちなみに「鬼太郎」は5期世代です。
表題の記事は映画のネタバレ全開なので、映画視聴済みの方に読んでいただけると幸いです。
◇「山羊、牧場に降り立つ」(自作小説)
ノベルアップ+にて開催された「どうぶつ文芸フェア」のどうぶつ小説部門に参加した作品です。
山羊がロケット噴射します(ネタバレ)。
実はこの作品、2018年にL-boomという小説投稿サイトで開催された「SSシナリオ大賞」の優秀賞に選ばれています。
残念なことにL-boomはサービスを終了していますので、ここではWeb公開時の本文のスクショと、Webサイトのアーカイブを載せておきます。
優秀賞の特典として、声優の石見舞菜香さんに朗読していただきました。ウマ娘のライスシャワーとして活躍なさる前の石見さんに、謎のヤギを演じてもらうというなんと贅沢なことか……。ヤギの鳴き声はとても可愛らしかったですっ。
◇「L・only」(自作小説)
公募ガイドにて、阿刀田高さんが審査員を務める「阿刀田高のTO-BE小説工房」で佳作を受賞しました。
学生時代に応募して見事に佳作をいただけたのは良い思い出です。記念品のメモ帳は今でも大切に保存してます。
以前は、公募ガイドの会員限定で読めましたが、現在はどなたでも読めるようになりました。2,000字未満なので、サクッと読めるかと思います。
SF(すこし ふしぎ)な世界があなたを待っています。
◇蓼食う本の虫(ブックレビュー・評論)
最後にオススメしたいのは、atohsさんが運営なさっている文芸WEBマガジン「蓼食う本の虫」に寄稿した記事です。
昔の文学作品や文芸論争を現在の視点からどう読み解くかということを記事にしたためました。原稿を書く間、とても楽しいひと時を過ごさせていただきました。
それから時を経て、筒井康隆御大のおすすめ作品を紹介してみたり、大塚英志・東浩紀両氏の著作を元に、自分なりの文学論を記事にしたためました。
ちなみに、「動物の時代」の文学論の補足記事をnoteにて公開しております。
「物語を消費せよ」の記事では、かなりボリュームが増えてしまい、atohsさんにはご迷惑をおかけしてしまいまして、頭が上がりません……。サイトに載せていただき、誠にありがとうございました。
今後も更新する予定ですので、ご覧いただけると幸いですっ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?