ぼくとボブ・マーリー ①
Live the life you love, Love the life you live.
「あなたの人生を愛しなさい。あなたの愛する人生を生きなさい」
これは、レゲエの神様ボブ・マーリーの有名な言葉だ。
ぼくが、レゲエという音楽に出会ったのはたしか高校生の頃だったと思う。偶然に手に取ったCDのボブ・マーリーの「No woman,No cry」という歌をよく聞いていた。
「なんとなく、いい歌だなぁ」
そのくらいの考えで聞いていただけだ。
高校を卒業し、ぼくは田舎から東京の大学へ通う為に上京した。住むと決めた場所は“下北沢”。
2000年当時の下北沢はまだ小田急線の駅も再開発の増築がされておらず、駅の改札を抜けるとボロボロの屋根付き商店街がすぐ広がっていた。音楽の街・演劇の街、“下北沢”。
そこでぼくの大学生活が始まった。
何も知らず、上京したての18歳の田舎者。
大学受験をし、いい大学に入った。大就職して、あとは安泰!そんな考え方が正しいとされる時代だった。
だが、東京に出たことでぼくの人生は大きくレールから逸れていくことになる。
まるでボブ・マーリーの言葉に導かれるように…
(次回に続く)
※下北沢のトタン屋根の駅前市場。この中に様々な商店・飲み屋が入っていた。
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