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東京事変オタクの東京駅めぐり。

バイト先で100円の傘をパクられてて無くなっちゃって、今日はずっと家にいたんだけど、
一瞬雨があがった隙に文字通り家を飛び出した。

着いた先の東京駅で、可愛い傘でも買おうと思って大丸に入ったけど、あまりの高級感で頭が痛くなって断念。

丸の内口に向かって歩く。
BGMは当然『群青日和』と『丸の内サディスティック』。

音楽って、イヤホン着けなくても、余裕で脳内再生で楽しめるな、と発見。

外に出ると、やっとレンガ造りの東京駅の全貌が見れた。
雨はすっかりあがって晴れていて、空とビルが共存してた。ちょうど夕焼けどき。

大人たちが地面に這いつくばってる………
え?どういうこと?

どうやら、水溜りに映る東京駅を撮ってるみたい。
たまたまだけど、すごくいいタイミングでここに来れたんだなぁと嬉しい。

『閃光少女』の
《写真機はいらないわ。五感を持っておいで》
という歌詞を中学生の頃から信じているので、今まであまり写真を撮ってこなかったけど、今日は撮ってみた。
まわりの人たちをマネしてみた。
初心者すぎて恥ずかしかった。

ひととおり撮り終わると、
右手に夕焼け左手に東京駅、という場所に座ってぼーっとしてみた。
必死に写真撮ってる人もいるし、こんな感じで浸っててもそんなに恥ずかしくない感じがしていい場所だった。これが都会のいいとこだよね。

日が沈む瞬間って意外と見たことないよな〜、今日こそは見るぞ〜!思って見てたんだけど、
一瞬、東京駅と写真家たちに見惚れてたら、いつのまにか沈んでた….
ほんとに一瞬だよ…
まあ、なかなか姿を見せない所も、趣があっていいよね。笑

さすがに寒くなったので、洒落たビルの中に入ると、むかしの「郵便局長室」が再現された部屋があって、そこからも東京駅が見えた。
「レタールーム」といって、たぶんコロナ禍じゃなかったら、ここで自由に手紙を書いて送ることができる部屋らしい。素敵だね…。

ビルの中のブックカフェに入ってホットココアを飲んだ。
『月とコーヒー』という本を読んだ。
小さな幸せを集めたような本。
しかも短編集のようなつくりなので、
幸せをほっ、と感じた瞬間、物語が終わるかんじなの。すごく素敵な本に出会った。
途中までしか読めなかったけど、これはまた来た時に読むっていう楽しみにしとく。

雨の日が好き、っていう人いるけど、その気持ちがなんとなくわかった1日でした。

明日からもがんばろ。

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