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公務員を辞めて、エンジニア転職。moovyに入って1年が経った


moovyでエンジニアをしている小栗旬こと まつおです。今回は、moovyというサービスをリリースして1年が経ったので、メンバー全員で転職してから、これまでを振り返るということで、それぞれnoteを書いています。

メンバー紹介

三嶋さん
moovy代表。営業から、CS、動画撮影・編集、デザイン、そしてプログラミングまで書ける変な人。営業している三嶋さんとは別に、自宅では分身が作業していると言われている。そうじゃないと説明がつかないくらい、何か色んなことをしている。仕事選びは「moovy」、はかせるオムツは「moony」とのこと。さすがです。
代表三嶋さんの記事

いまっぱさん
幅広く色んなことができる人。ベンチャーにはありがたい何でも屋。ある時はプログラミングを書き、ワードプレスも扱え、ある時はSEO担当大臣であり、PMと呼ばれることもある(あだ名は100個あると言われている)。静岡出身なのか神奈川出身なのか、あるいは新潟の米が美味しいのか高知推しなのか未だに分かっていない。写真写りが最も良い。親戚のおじさんに1人いそうな雰囲気だが、お年玉はくれない。
⇨いまっぱさんの記事


「moovy」とは?

moovyは、採用動画のウェブサービスです。
企業と求職者のマッチングサービスは多くありますが、その中でもmoovyは、文章だけでは伝わりにくい組織の文化や社員の特徴を、「30秒の採用動画を使って発信・拡散できる」メディアです。

⇨サービスサイトはこちら

「moovy」がなぜ必要なのか?

(主観です)
ベンチャー企業では、「誰と」働くかが大事になります。
テキストだけでは伝わりきらない「誰と」の部分をテキストに加えて動画で補足することにより、求職者により多くの情報を与えることができ、採用のミスマッチを防ぐことができると考えています。
⇨採用動画のメリットなどについてまとめた記事はこちら


なぜ公務員を辞めたのか

自分は前職、埼玉県警に勤めていました。
みなさんがあんまり好きじゃない警察です。笑
そこでは、数年交番・PC勤務をして、2年間 振込め詐欺を検挙するチームに入っていました。
辞めた理由は、一度の人生なので永遠に同じ仕事をするのが、つまらないなと思ったからです。逆に、別業種から警察に転職してきていたとしたら警察は辞めなかったと思います。
組織的に課題は山積みだとは感じましたが、上司には恵まれていたので一時の感情ではなく、時間をかけてゆっくりと転職判断ができたと思います。

楽しいニート生活

公務員を辞めたのが32歳の6月。
在籍中から転職を考え始めて2年間あったので転職の業種を選ぶ時間は十分にありました。色んな業種の基礎となる部分をちょっと触って、一番現実的に可能そうなエンジニアをすることに決めました。
辞めてからは10ヶ月間ニート生活をしました。なかなか楽しかったです。

G's Academyに入って色々なことを学ぶ

その後、2019年10月にデジタルハリウッドが運営するエンジニア・起業家養成スクール「G's ACADEMY」に入りました。

G's ACADEMYには入って良かったと思います。
 ⇨G's ACADEMYについて興味がある方はこちらの記事がおすすめです
よくあるプログラミングスクールとは違って、教えてもらうというよりは受講生(期)の中で競い合い、触発されてもっといいものを作れるように頑張るといった、体育会系のノリみたいな感じでした。

プログラミングのカリキュラム的には広く浅くをジェットコースターの速度で学ぶと言った感じです。短い期間で一気に詰め込んでサービスを作りたい人には最高の環境だと思います。

自分個人としては、もともと公務員といったこともあり、本当に何も分からい状態からのスタートだったので、プログラミング以外のWebサービスや事業の基礎的な考えを聞けたのがメッチャ良かったと思っています。

卒業制作3本作成、そしてmoovyに入る

卒業制作は誘われるがままに、3チームのプロダクトに関わりました。
自分がやりたいことはどちらかというと、プログラミングで面白いものを作るというフワフワしたものだったので、代表の三嶋さんに誘われたこともあり、最終的にはそのうちの1つのプロダクトであるmoovyに入りました。

moovyのリリースと改善の日々

moovyは卒業制作のときから機能を絞って、セキュリティの見直しなどを行い昨年の7月にβ版リリースをしました。
moovyの事業紹介動画は↓からログインなしで見ることができます。

エンジニアとして新規事業に関わることについて

ここからが本題です。
もともと自分は公務員だったので、新規事業どころか営業や大手・ベンチャーのノリみたいなものが何も分からない状態でスタートしたこともあり、しかもエンジニアとして経験があったわけではないので、他の人の参考になるかは分かりません。

①エンジニアはお金を生まない

残念ながらこれが一番感じている点です。
あくまで直接的に商品を売るのはエンジニアではなく、セールスやウェブマーケティングであるということです。
たしかにエンジニアの人員が多ければ新しい機能を開発したり、システムの速度を早めるなど、商品価値を高めることはできると思いますが、リリースしてからPMFまではエンジニアはコストでしかないので、エンジニアは1人、2人で耐えてセールス・マーケにパワーをかけるべきだと思いました。

②結局ユーザーから直接聞いたものを実装するのが良い

機能も結局仮説、検証が必要になってくると思います。
実装して、使われるかどうかは実装してみないと分からないと思います。
が、やっぱりユーザーに使ってもらって、それを使ってもらっているときにたまに出るボヤきみたいなもの(例えば、「こういうことできないんですか?」みたいな)から実装するのが大事だと思いました。
運営側が立てる仮説よりも、やはりユーザーの声から生まれる機能の方が本当に需要があるものである可能性が高いと感じました。
機能の難易度も実はそんなに高くないものが多かったり、実装コストがそんなにかからないもので、「ひと工夫」あれば実装できるようなものでしたが、実はこの機能が今は大活躍しています。

③カスタマーサクセスの重要性

今のベンチャー企業にはカスタマーサクセスという謎の職種があると分かりました(笑) 公務員だったのでそれこそ「サポートセンター」みたいな感じだと思っていましたが、もはや考えは180度変わりました。エンジニア目線だと、この職種は本当に大事だと思いました。エンジニアとしては使っている人の声(ユーザーインタビューではなく、完全に生の声)がすごく欲しいと感じます。
スタートアップでサービスがリリースされるまでは、エンジニアの速度感とかが重要視されるかもしれませんが、リリース後はカスタマーサクセスがいかに改善の情報を引き出すかが、コア機能のアップデートに繋がると思います。
上のようなケースの記事は見ましたが、僕も全面的に同意してます。


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moovyの動画撮影時の風景
撮影時はクリエイターの顔になります

④ほぼ独学であるから技術力的に課題がある

エンジニアという職業はチームで技術力の底上げは絶対に必要だと思いました。一人のインプットではとてもカバーしきれないほど覚えなければならないことがあります。
僕が実装したコードや構成は何一つ完璧ではないと思いますが、それに対してフィードバック(良い・悪い)を議論する相手がいるかいないかだけで全然違うと思います。
可読性、拡張性、パフォーマンス、このあたりのバランスとより良いコードは独断で判断するものではなく、チームとしてアップデートすべき点であると感じました。
技術力は、サービスの成熟とともについてくれば良いとも思っていますが、エンジニアとしては一番ここがモヤモヤするところだと思います。

ここは、個人開発したり、個人開発コミュニティに入ったり、副業をしてみたりしています。

⑤極力Slackに飛ばす

全てにおいてコミュニケーションはSlackでやっていました。
なので、大事なことは全てSlackに通知を飛ばすシステムを組むことにしました。管理画面の「ここを見ればわかる」という情報は実は共有ができていないことが多いので、とにかくSlackに飛ばすことによって情報の共有をしました。

⑥営業の通話はできるだけ盗み聞きする

サービスの課題と次の施策のヒントになるので、できるだけ盗み聞き😏しています。

⑦自分の成長とプロダクトの成長

どうすればmoovyが良くなるのか、どうすればmoovyが使われるのか、だけを考えれば良いのでとても楽しいです。
特に自分のレベルアップがプロダクトに直結する環境なのが面白いと思います。最高の環境に感謝してます。


まとめ

非常に長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
これまでやってきたことが正解かどうかは分からないですが、今の時点のことをまとめてみました。数年後、どうなっていることでしょうか?

ベンチャー企業に興味がある人が、moovyを通してよりよい情報を得られるように、精一杯頑張る所存でございます(`・ω・´)/

採用動画を撮影してみたい企業様がいましたらご連絡お待ちしています。
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