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【職業】ポンコツ小学校教諭 1年生担任  【年齢】36 【家族】妻、娘 【趣味】読書、…

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【職業】ポンコツ小学校教諭 1年生担任  【年齢】36 【家族】妻、娘 【趣味】読書、小説執筆、野球 【人物】いい歳してアンガーマネジメントができてない、ダメ人間。自己変容を目指し、毎日の記録として、note始めました。 エブリスタというサイトで趣味で物書きしてます。

最近の記事

指示待ちの子には見通しを持たせる

 程度の度合いこそあれ、通常学級にも見通しが弱く常に指示まちな児童がいる。 そんな子には「見通し」を持たせることが大切であるということはいろいろな先輩方から聞いてきた。  それではどのような見通しを持たせてやればいいのか?  ぼんやりとイメージできるのは、1日の行程表を作り、それを意図的に教室の見えやすいところに配置するなどのユニバーサルデザイン的なアプローチである。しかし、こう言うことであるならばすでに行っている。  それプラス、その行程の中に子どもにとっての「楽しみ」「心

    • 自閉症について

       自閉症の子はどんな特性を持っていて。どんな教育が必要なのか。  本を読んんでいて思ったのは「その子にとって楽しいことを用意する」のが大切だと言うことだ。  たとえば自閉症の中でも寡黙傾向を持っている子は自分の意図というものを持つことができずに、他者の意図でしか行動できない。これを正すには「その子にとってじぶんの意図で動くだけの価値のあること」を生活の中に織り込むことが大切である。  また、場面転換に大きなエネルギーを必要とする子どもには、それを乗り越えるだけの「自分の意図で

      • 学校組織マネジメント

         環境変化に応じて自らを変える。これはどこの世界でも重要なことである。  例えば、富士フィルム。この会社は、フィルムが売れなくなった時代でも良い商品を生み出し続けている。会社の名前は変えずに、時代にマッチした商品提供の形を変えて、今の競争社会を生き残っているわけだ。  これを学校に当てはめると…これからの特に中堅教諭に必要とされる力は  【環境変化に自らを変化させることでより社会に貢献し続ける技術・姿勢】であるといえよう。    プロとはそういうものなのだ。  プロというの

        • 自分の考えの癖を知る

           今日も児童に怒りをぶつけてしまった。  児童が教師の話を聞かずに、おしゃべりをして、いつまで経っても話をやめなかったことに対して注意をした(注意の仕方は我ながら悪かった)のだが、当然児童は反発した。だから、僕は「キレた」  おそらく自分の中で「話を聞くべき」と強く思っているのだと思う。人の邪魔をしていなくても話を聞いていない児童がいればイラっとするし。  でもだからといって、「話を聞いていない」=「僕の話が下手だから」なんて意識高い系先生みたいなことは思えない。というか、そ

        指示待ちの子には見通しを持たせる

          中堅教諭の位置付け

           教諭になり過ごした10年。これはいわゆる「初期キャリア」  言い換えればキャリア探索期。つまり場数を踏むということ。  その中で自分の持ち味、興味関心に出会いプラトーを脱却していくのだ。  それでは自分自身のキャリアはどうだったか。恥ずかしくて言いたくないことも書いていこうと思う。  まず場数を踏むということについて。  苦い経験が9割5分であるが 「大規模校・小規模校」の経験 「2〜6年生担任」の経験 「体育・理科・情報・特支」の経験 「学年主任・体育主任・GIGA推進主

          中堅教諭の位置付け

          教育に求められるもの

           「できるようになる」と言う目に見える結果ももちろん大事である。  しかし、それだけではいけない。  そこに「心のバネ」が作られているかどうかも大切になってくる。  例えば、「できないことができるようになる」ことと結びついてできるようになった自分を喜び、そのことが次のことへ挑戦する勇気へ結びついているかどうかである。  押し付けや単純な繰り返し「できること」だけ至上主義では「もっと頑張ってみよう」と願う「心のバネ」が作られない。  「できる」と言う結果に結びつくプロセスが問わ

          教育に求められるもの

          僕も子どもたちも必死なのです

           人間の行動には全て目的がある。  Kくんは、授業中に騒がしい。そして、他の子が褒められているのを見ると、自分もと言うし、他の子の粗がどうしても目に入ってしまう。この行動の目的はいったいなんなのか。きっと「自分を見て欲しい」という願望なのだろう。  Gくんは、こっそり悪いことをする。それも「自分を見て」と言うことなのだろうか。  そう考えると、このクラスは言うことはなかなか聞けないけれど「もっと自分を見て!」「褒めて!」と言う願望が渦巻いたクラスなのだろう。  でも褒めると言

          僕も子どもたちも必死なのです

          自分で矛盾にぶつかること

           基本的生活習慣の確立を急がないといけないような発達段階にある子。目の前にするとどうしても手を差し伸べたくなるのが人間の性である。  しかし、ここで大事になるのは「自分ができるようになるまで、無理矢理手をかけるようなことはしない」ということ。  見守ることが大事だということ。  生活を送る上で、誰からの支援もないと、どうしても「できない」という矛盾にぶつかる。人間はそれをどうにかして克服しようとする。大人や支援員のできることは、そのタイミングを見極めて、ギリギリまで見守り、必

          自分で矛盾にぶつかること

          ICT活用を広めるにあたって

           現状、本校では子どもたちに自由にタブレットを使用させるというのはなかなかに難しい。使わせてあげたいのは山々だけど、しっかりと自分を律してルールを守ることはなかなかに難しいというのが実態である。  だけど、このままがんじがらめにしていてもこれ以上の発展は望めないので、どうにかできないかと考えている。  文科省が作成する「スタディーエックス」には、以下のようなアイデアがあった。 ①ルールを子どもたちに考えさせる。 ②ICT機器のデスクトップにルールを写す。 ③休み時間に使う際に

          ICT活用を広めるにあたって

          暴力を振るう子ども

           学校や児童クラブ等で、友だちに暴力を振るう児童は困った児童なのか?いや、そうではない。  困った児童なのではなく、困っている児童なのだ。  我がクラスのK君は、どうやらこの夏休み中、児童クラブで友だちに暴力をたくさん振るってしまったらしい。  この彼に対して、僕は2学期どのような関わりができるだろうか。  おそらく、いや誰が見ても彼は「認めてもらいたい」「褒めてもらいたい」という感情に支配されている。  それを、ただ単純に満たすだけでは、変わらないような気がする。  視覚的

          暴力を振るう子ども

          その人の背景にあるもの

           子どもにゲームばかりさせる親。授業中におしゃべりばかりする子ども。乱暴な父親。反欧的な態度をとる子ども。  これらの人に僕はどうしても負の感情を抱いてしまう。  しかし、その人の背景にあるものを想像したり知ったりすることで、そのような感情も抑えることができるだろう。  子どもにゲームばかりさせる親は、もしかしたらシングルマザーで忙しく、我が子をおとなしくさせるためにやむをえずにゲームをさせているのかもしれない、  授業中におしゃべりばかりする子どもは、家で好きなことをお話し

          その人の背景にあるもの

          新婚旅行を終えて

           コロナ禍ということもあり、国内はもちろん県を跨ぐ移動もできないため、県内での新婚旅行ということになった。  だけど、それでも十分に楽しかったし、つくづく旅行は「どこに行くか」ではなく「だれと行くか」が大切なんだと思った。  屋内に入ることも憚られるので、基本は外にいたり宿にいたりしたけれど、そんな中でも2人で楽しむことができた。一生の思い出になったし、これで新婚旅行を終わらせたくないという次の目標もできた気がした。  定期的に自分達へのご褒美としてどこかに出かけるということ

          新婚旅行を終えて

          共感・共有の大切さ

           発達の遅れはないのに、形容詞的な表現の乏しい子。  形容詞はそもそも大人の共感によって育まれるもの。  子どもが「お花あるよ」といったことに対して、大人が「きれいなお花だね」と共感し共有することで、発見の喜びを得て、感情が作られ、それが言葉をつくっていく。  形容詞的あ表現の乏しい子は、その共感の力が弱い。ゆえに、最終的に読み書きなどが苦手な学習障害へと繋がっていく。  そんな子に大事になってくるのは「できた喜び」を積み上げていくこと。  その喜びが心の中にフィードバックす

          共感・共有の大切さ

          今を生きるということ

          過去や未来に惑わされていると、今を大切にできたい。 過去に苦労し、しんどかったことも。 未来への不安も。 今には関係のないことである。 今に注目して生きる。その積み重ねが未来なのだ。 今「心」は聴いた言葉で作られている。 そして「未来」は話した言葉で作られていく。 よりよい未来を「作り上げていくために」 今一瞬を一生懸命生きていこう。 …今まで心のどこかで馬鹿にしていたこの言葉。 今となっては、この言葉の価値が、とてもよくわかる。

          今を生きるということ

          怒ることは恥ずかしいこと

          怒りを感じるのは仕方がない。 だけど、それを表出するのは恥ずかしいことである。 なぜなら、自分が「器の小さな人間」であることを公言することになるからだ。 自分の中で思っておくことが大切。 【怒ることは恥ずかしいことだ】 教室で怒りを表出するときは、あくまで【計画的に】【戦略的に】 これができるようになれば、俺はきっともっとすばらしい教師になれるだろう。

          怒ることは恥ずかしいこと

          子どもの世界を広げるには

           まずは信頼関係をつくってあげること。  しかし、それでその人にベッタリでは、その子の世界は一向に広がっていくことはない。友だちとの交流が何よりも大切なのだが、本人がそれを「楽しい」と思えるような教材の開発や場面作りが大切なのである。  そしてその活動に「見通し」が持てるようになることもとても大切なことである。  例えば小麦粉粘土を子どもに渡して「何かを作りなさい」といっても何を作れば良いのか全くイメージできないから、自閉傾向のある子は特に不安を溜め込んで行っってしまう。  

          子どもの世界を広げるには