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特別支援教育に関する研修

 特別支援教育に関する研修のメモを記し、今後に活かしていこう。

【1】はじめに
• 特別支援学級対象はASD(自閉スペクトラム症)のみ。
• ADHD、LD、AD(愛着障害)は対象とならない。
• 通常学級の中で、さまざまな特性を持った児童が過ごしていく。

【2】愛着障害について
• 愛着=情緒的な絆(だれとでも結べる)
• 育て方や特性だけではない
• ADHDはいつでもどこでも多動
• ASDは居場所を失ったという認知からくる多動
• 愛着障害は「感情」とリンクしたムラのある多動。
• どの家庭でもおこりうる問題
• 兄弟で同じ支援でも、片方がうまく行ってももう片方がうまくいくとは限らない
• いろいろな対処がうまくいない場合は愛着の視点が抜けている可能性がある。
• 愛着障害の子どもは増えている。
• 3つの基地機能
【安全基地】ネガティブな感情から守ってくれる場所
【探索基地】認められた嬉しい気持ちを分かち合う
【安心基地】リラックスできる
1つでも機能していないと愛着形成ができていない
• 関係性の障害である
• 感情発達の障害である
• 発達障害と愛着障害の併存もありうる。
• 発達障害としっかり区別して理解しないと、支援の効果を持たない。
• 発見のポイント(11ポイント)
①多動、落ち着きのなさ(データを取ることが大事)
②片付け・ルール(感情の支援が必要【一緒にやろう】)
③ものとの関係(関係ないものをよく触っている。自分を囲むようにものを置く等)
④口への接触(口にものを入れる、指を入れる)
⑤体への接触
⑥人への接触(抱きつく、叩く、噛む)(否定的な注意ではなく、横から伝えるようにする)
⑦危険な行動(感情の紛らわせ)(キーパーソンを決める)(子どもをよく知っている人)(1対1対応が大切)
⑧愛情欲求行動(注目されたい、アピール行動)(戻りなさいと言わずに、理由をつけて戻す「届けてね」)
⑨愛情欲求行動②(愛情試し行動)(全て要求通りは×)
⑩自己防衛(否認。被害的・他責・自己否定・自己高揚・大泣き・ヘラヘラした態度→心のケアが大事)
• 愛着障害の支援→1対1、好きな活動等するなど「こちらから要求」するように持っていく。

【3】ADHDについて
• 3つのタイプに分けられる。
①不注意タイプ→すぐ忘れる、課題をやりきれない、集中できない、女子に多い傾向
②多動性衝動性タイプ→体が動く、立ち歩き、男子に多い傾向、叱られるぎて目立つ
③混合型タイプ→8割がこれ。
• 原因→脳の特定部分が原因。短期記憶がうまく動かない。コンサータという薬品服用を行う場合がある。
• ADHDの特徴
①忘れ物が多い②集中できない③注意力散漫④落ち着きがない⑤考えてから行動できない⑥順番をまつことが苦手⑦癇癪を起こす⑧事故にあいやすい
• できなくて当然と接することも大切
• ADHDの困難を最小化すること。その子らしい伸びやかな育ちができるように。
• 叱られる場面が多いが、それが続いてしまうと自信がなくなってしまう。
• 支援の方法
①簡潔な言葉で伝える②指示をわかりやすく簡潔に③感情的にならず、褒め方の工夫を④整理整頓の習慣づけを⑤苦手なことは大人が支援
【否定的な言葉ではなく「しましょう」などの言葉で】【自己肯定感を育てていく】【スモールステップ】
• 愛着障害は理由もしっかりと伝えないといけない、が、ADHDは簡潔に伝えること
• 教育的無視→愛着障害×、ADHD時折○

【4】二次的な障害が起きないためにも
• 学びへのアクセスを整える(学びへの障壁を取り除く)
• 自己理解を促す
• 信頼関係を育むこと

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