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骨盤底筋の筋膜

骨盤底筋群 3層構造;骨盤隔膜、会陰隙、尿生殖隔膜 役割; ・臓器の支持 ・性的な機能 ・排尿、排便のコントロール ・姿勢の安定化 ・呼吸との共同 機能不全の原因; ・妊娠 ・加齢 ・肥満 ・怒責 ・分娩(1番の影響)  →経腟分娩した80%は骨盤底に部分的な神経損傷が生じる   骨盤筋膜と直腸膣中隔の裂傷が生じる 感覚器としての筋膜 筋の10倍の感覚受容器がある ・固有感覚;ルフィ二終末、パチニ小体 ・痛み;自由神経終末  →筋膜が滑走しないと痛みの原因になる   筋

    • 解剖学がわからなくても脳画像を解釈するために

      辺縁系の機能が安定している状況で、大脳などの高次の人間独特の行動ができる。 単独の症状が出る場合は脳の外側の障害;失〜 複数の症状の際は内側の障害が多い。複数の症状は内側の障害;〜障害 量の原理について… 複雑で高次な機能ほど脳全体を使って行われている。 社会生活能力などの高度な能力になるほど病変部位の相関は希薄になる。 部位よりも破壊された脳の量が症状を担ってくる。 量の法則に当てはあるのは内側の障害が多い。 注意が内向き(注意資源を作る) →悩み事をしながらリハビ

      • ウィメンズヘルス

        ・膣の潤いと女性ホルモンは関係がある。女性ホルモンは、妊娠出産の機能を司るほか、美容や健康を守る働きもある。  女性ホルモンが減り始める30歳代後半頃から生じることもある深刻な不調が、実は膣まわりの乾燥。乾燥するとかゆみや炎症、外陰部の皮膚のシワなどがあり、もっと進むとしぼんで硬くなる。この病態をGSM(閉経関連秒労働生殖器症)という。  さらに粘液力も低下し、雑菌が侵入しやすくなる。 ・女性ホルモンが低下する原因の1つが‘冷え‘。特に卵巣や子宮がある、お腹まわりの冷えによ

        • がんの疼痛の問題とリハビリテーション

          - 疼痛に対してのリハビリテーションは疼痛そのものや、疼痛によって生じる障害に対してのアプローチが可能である。疼痛によって生じる障害というと不動によって生じた関節拘縮や浮腫、痛みによって動かせなかったり荷重できなかったりすることで生じるADL障害や歩行障害である。 - がんによる疼痛 ・神経学的機序の分類;侵害需要性疼痛(体性痛、内臓痛)、神経障害性疼痛 ・疼痛のパターンの分類;持続痛、突出痛   - 疼痛の評価 ・NRS、VASが信頼性、妥当性あり、現場でよく用いられてい

        骨盤底筋の筋膜

          悪性腫瘍の早期リハ

          - 手術による合併症、影響等 ①呼吸器合併症  ・術後合併症死の原因として呼吸器合併症の占める割合は高い。  ・全身麻酔の影響や手術の侵襲によって呼吸機能が低下する。また、気道内分泌物が増加する。  ・荷重側肺障害(臥床により背側の換気量は低下、肺血流量は増加)  ・呼吸器能力の低下や創部痛により喀痰が困難となり肺炎や無気肺を起こしやすくなる。 呼吸器合併症予防のためには、荷重側肺障害の期間を短くする。→できるだけ早期の離床、喀痰を行う。 術後2〜4日目(リフィリング期)に

          悪性腫瘍の早期リハ

          リハビリの心エコー理解

          心エコー検査とは… プローブを当てて、高周波の超音波を心臓に発信て、返ってくる反射波を受診し、心臓の様子を画像に映し評価する検査です。 心エコー検査の診断は… 解剖学的診断と生理学的診断に分けられる ・解剖学的診断;心房・心室の大きさや壁の厚さ、壁運動、弁の形態や動き、大血管をはじめとする各種血管の径や走行などが判断できる。         血栓、腫瘍などの異常構造物や先天性心疾患なども診断できる。 左心室の大きさと左室収縮機能 左室の大きさと収縮能は心不全の重症度や予

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          乳がんのリハビリ

          ●乳がん術後の肩の問題に対する対応  乳がんの術後、特に腋窩リンパ節郭清が施工された患者では胸壁や腋窩の切開部の疼痛とか他の運動障害を認め、屈曲・内転よりも、外転・外旋で特に障害が重度になります。 ・瘢痕収縮⇒突っ張り感、痛み、圧迫感 ・腋窩郭清による腋窩部の痛み、つっぱりやしばしば切除される肋間上腕神経の損傷によるしびれ、感覚障害 ・術後2~3w後に上腕から前腕にかけてのひきつれ(モンドール病) これがあると、肩を動かさない不動の状態が続き、その結果として二次的な癒着性関節

          乳がんのリハビリ

          上肢•体幹の構造

          肩甲帯ー肩関節】 - ROM治療の際は胸郭の形状に沿って肩甲骨をんどうさせること、運動の軸となる胸鎖関節を軸として誘導することがぽいんと - 上肢の操作性への影響として肩甲骨と上腕骨を連結する腋窩の前壁と後壁へのアプローチ ・前壁;大胸筋、小胸筋、三角筋前部線維、烏口腕筋、上腕二頭筋→(大胸筋、三角筋)(上腕二頭筋、小胸筋、烏口腕筋)が連結。上肢の操作性を阻害しないために、2筋と3筋が分離して機能することが重要 ・後壁;三角筋後部線維、棘上筋、棘下筋、小円筋、大円

          上肢•体幹の構造

          可動域制限(拘縮と強直)

          1. 拘縮→可逆的 - 皮膚性の拘縮;挫傷や熱傷後の壊死がおこり、治癒過程で瘢痕形成がおこる - 筋性の拘縮の;筋繊維の短縮や萎縮が原因で起因する。 - 結合組織性の拘縮;靭帯、腱、腱膜などの結合組織の伸張性が低下。癒着、瘢痕化。 - 神経性の拘縮;痛みが原因で筋スパズムが持続することによる。 2.強直→非可逆的。関節包内の構成体そのものに起因する。外科的治療が適応。 - 骨性の強直;リウマチなどで関節破壊 - 線維性の強直;関節面で結合組織の一部が癒合

          可動域制限(拘縮と強直)

          腹臥位療法

          ●目的  酸素化能の改善 ・背側から腹側への肺血流の変化 ・背側の横隔膜運動が大きくなり換気量の増加が起きる ・背側に貯留した気道内の分泌物の排出が促進する ・機能的残気量が増加する ●適応と禁忌 適応:人工呼吸器管理中    P/Fが200~300以下 禁忌:昇圧薬を使用しても循環動態が不安定な症例    椎体骨折やほかの骨折が不安定なために、体位変換が不可能な症例    頭蓋内圧が亢進している症例    妊婦 ●注意点・問題点 ・チューブ類の事故抜去 ・挿管チューブ

          腹臥位療法

          姿勢分析

          脊柱の彎曲の特性からロードシス、カイホロードシス、フラットバック、 スウェイバックの4つのタイプに分類。 ロードーシス  アライメント:骨盤の前傾と腰椎前弯の増強、膝の過伸展、足関節の軽度底屈  過緊張筋:胸腰椎脊柱起立筋、股関節屈筋郡、梨状筋  弱化筋:腹筋群、腰仙部脊柱起立筋、大臀筋、ハムストリングスは長くなるか姿勢の代償として短縮 カイホロードーシス  アライメント:頭部前方姿勢、肩甲骨の外転、胸椎の後弯、腰椎前弯の増強、骨盤の前傾、股関節屈曲、膝関節過伸展  過緊

          姿勢分析

          筋肉の生理学

          筋肉を増やすには❓筋肉は「速筋」「遅筋」の2つのタイプがある 筋肉の量を小売直増やす上で重要な考え方は「速筋」を使うことです。 しかし、普段の生活で行う負荷では私たちは、遅筋を優先的に使っています  そのため、筋肉量を増やすには、速筋まで使われるような大きな負荷が必要になります。 軽い負荷で鍛えるためには❓・筋肉に流れる血流を抑える。(遅筋が働くには大量の酸素が必要になる。)  →血流を抑え、酸素の運搬を止めることで遅筋の活動が抑えられ、速筋が働く。加圧トレーニングなどもそ

          筋肉の生理学

          血液データの見方

          🟠浮腫 #心臓 ・BNP:心室充満圧が上昇すると心筋から分泌     →心収縮力の低下。作用として、利尿作用、血管拡張作用とかある。 ・NTーpro BNP:心不全で上昇。   ➡️BNPは生理作用があるから、他の臓器で使われるので、半減期が短い。 (心臓と腎臓は血行動態に関連が強い) #腎臓 ・Cr:筋の産物→腎臓で排泄。再吸収はほとんどされない ・BUN:タンパク質代謝の産物→腎臓で排泄。再吸収される ・BUN/Cr:比率。  ➡️両方上がると腎不全。BUN

          血液データの見方

          血液データの見方

          🟠炎症の見方 ・WBC(白血球) ;感染の際に上昇 Neut % 好中球には下の分化過程のことを言う。高いと感染症の可能性高い。 ⇨band % 先にできる(未熟) ⇨seg % 完全体だから、感染したら先に免疫として使われる。 …bandが増えている事は、segが使われているため感染が強いと解釈する。 ・CRP はピークが2〜3日。 (WBCより遅くピークがくる) WBCが高くてCRPが低い時は、感染初期なので今後CRPが上がっってく

          血液データの見方