骨盤底筋の筋膜
骨盤底筋群
3層構造;骨盤隔膜、会陰隙、尿生殖隔膜
役割;
・臓器の支持
・性的な機能
・排尿、排便のコントロール
・姿勢の安定化
・呼吸との共同
機能不全の原因;
・妊娠
・加齢
・肥満
・怒責
・分娩(1番の影響)
→経腟分娩した80%は骨盤底に部分的な神経損傷が生じる
骨盤筋膜と直腸膣中隔の裂傷が生じる
感覚器としての筋膜
筋の10倍の感覚受容器がある
・固有感覚;ルフィ二終末、パチニ小体
・痛み;自由神経終末
→筋膜が滑走しないと痛みの原因になる
筋膜;鋭い、刺されるような、ズキズキ、ヒリヒリ
筋肉;不快感、重い、鈍い
筋膜とホルモンの関係
・筋膜の線維芽細胞にはホルモン受容体が存在する
・排卵期、妊娠器にはⅢ型コラーゲンとフィブリンが増加
・Ⅰ型コラーゲン(硬い繊維)は排卵期と妊娠期に減少
・妊娠期の結合組織は弾性を増している→支持性低下
・産後は筋膜の柔軟性、滑走性が乏しい
筋膜への介入
・一定の圧を維持しつつ、滑走させる。
・より抵抗を感じる方向を探す。(圧+摩擦)
・1箇所、2〜3分(慢性症状は5分以上かかることもある)
下肢内側は骨盤底筋・骨盤筋膜との関連性が強い
肛門挙筋と関連が強い後面のポイントもチェックする
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