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解剖学がわからなくても脳画像を解釈するために


辺縁系の機能が安定している状況で、大脳などの高次の人間独特の行動ができる。

単独の症状が出る場合は脳の外側の障害;失〜
複数の症状の際は内側の障害が多い。複数の症状は内側の障害;〜障害

量の原理について…
複雑で高次な機能ほど脳全体を使って行われている。
社会生活能力などの高度な能力になるほど病変部位の相関は希薄になる。
部位よりも破壊された脳の量が症状を担ってくる。

量の法則に当てはあるのは内側の障害が多い。

注意が内向き(注意資源を作る)
→悩み事をしながらリハビリするとそれだけで二重課題になって注意資源を使ってしまう。そのため、声を出してリハビリを行ってもらい、二重課題の目的を一致させる。EX)数を数える。


側脳室容積は正常脳の量の一番簡単な目安のため、側脳室質の容積で予後の予測ができる

・同年代と比較し脳は減っていないが、経時変化で減っていたら症状がでる可能性が高い。
受傷時の画像で脳の状態を比較する。
脳血管認知症は長い期間で形成された状態にトドメの障害を受けて症状が出るため、受傷局所と症状が合わないことがある。


巣症状と全体の機能低下の経過が違う。
・脳梗塞には全体の能力を奪うタイプと巣症状を引き起こすタイプがある。


※量の原理が当てはまらない障害もある。水頭症、脳ヘルニア、SHA、精神疾患など。

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