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自己紹介2 私の家の国籍

私の名前は2つある。日本の名前と韓国の名前。実のところ日本に帰化しているので、もうすでに日本名だけなのだが。

運命とは変えられる、宿命とは変えられないとすれば私は自分を韓国人から日本人に運命を変え、私に流れている血は韓国人のままという宿命なのである。

心といえば私は日本で生まれ日本で育ったので日本のことの方が知っている。なのでオリンピックやサッカーの国際試合で日本対韓国の試合があると当たり前のように日本を応援する。

昔、私が19.20才のころ日曜日の午後から日本対韓国のサッカー代表戦が行われた。サッカー好きな私はそれをテレビ観戦していた。そこに親父がやってきて一緒に観ることに。

ややこしいのは親父も日本生まれ日本育ちだがここで違うのが親父は根っからの韓国人なのです。時代世代が違うと考え方も違うのだ。 なので親父の応援する国は韓国である。

一つの家庭で国が二つも存在するのだ。

試合は日本がゴールをすると私は飛び跳ねるように喜び言葉にもならないような雄叫びをあげた。横の親父は私の方を見もせずただただ能面の様でテレビをじっと観ていた。

その後韓国がゴールをすると親父は『おっしゃーーーーー!!!』と立ち上がり私の顔の目の前まできて拳を突き上げガッツポーズをした。

私の家には国が二つ存在するのだ。

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