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短編物語

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短編小説として書いたもの集めました。
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#夏の思い出

[物語]始まりの花火

[物語]始まりの花火

あの日僕は仕事を終えて、
ずっしりと重い心と身体を、
引きずるように電車を降りた。

駅から出たら、暗いはずの空が
ピカピカと明るくなっていて

ヒュー
ドドドーン

夜空に花火が上がっていた。
駅前には人が溢れていて、
僕は明るくなった空を振り返りながら
少しのため息をついて、
すぐに帰り道を急いだ。

家路への暗くなった田舎道。
街のあちらこちらで花火があがっていて
まばらに人が立ち止まって見

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