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子供の頃の夢


子供の頃 "夢" はありましたか?

もしくは今 "夢" を持っていますか?

夢がある、ないは、正直どちらでもいいと思います。ただ、夢があると『ちょっと人生が豊かになることもあるのかな』とも思います。私自身は常に夢がある人生だったのはなんでかな?と考えた時に、子供の頃どんな大人達と関わったかかもしれないと感じました。


▫️私の夢

私は小学生の時に通っていたバレエ教室が大好きで、ずっとバレエの先生が将来の夢でした。小5の時、残念ながら引っ越しでその教室を辞めることになりましたが、先生になりたい夢は変わらなかったので母がいくつものバレエスクールの見学に連れて行ってくれたのを覚えています。

▫️バレエの先生からの応援

新しいバレエスクールにも馴染んできた頃。バレエ講師になりたいことを先生に話すと次の週から、小さいクラスの子達に振付を教えるプチアシスタントの経験をさせて下さりました。役に立っていたかは謎ですが、初めて "先生" のような体験ができたことでより夢が膨らみました。

その後も本番前の自主練習時間に、仲の良い子にアドバイスをしたりしている姿を黙って見守ってくれていた先生。いや、自分の練習せえよ。とつっこんでもいいのに、夢を応援してくれる先生でした。

本番後には『えりちゃんのやり方で引っ張っていけたと思うよ』と自信になる言葉をかけて下さったのも覚えています。

▫️担任の先生からの応援

小6の時の担任の先生も素敵でした。友達とバレエ教室ごっこがしたいと言うと多目的室を貸してくれたり、道徳の時間に体育館の舞台で15分間のミニバレエ発表会をする時間を作ってくれました。それはもう張り切って休み時間に多目的室で発表会作りをしたのを覚えています。

(観客役のクラスメイトにとっては、巻き込み事故だったかもですが、、笑)

私にとっては、初めて自分達で演目をプロデュースした舞台になりました。

3学期になると、バレエのコンクールを控えていたのにインフルエンザにかかってしまった私。『学校は少し長めに休んでも良いから、コンクールに出場できることを優先してね』と先生の温かい言葉に親子で励まされました。中学生になっても発表会を観に来てくださったり、子供達がやりたいことをまっすぐ応援してくれる先生でした。

▫️英語の先生の行動

もう一つ、今でも心に残っているのが小学生の時の英語の授業。将来なりたい職業カードを持ってコミュニケーションをとる回があったのですが、『バレエの先生』というカードはなく。英語の先生がその場でballet instructorのカードを作ってくれたことがありました。

『ないから、似てるカードで』と言うのではなく、わざわざ作ってくれたことが子供心に『私の夢を大切に考えてくれている』とささりました。手書きの可愛いバレリーナのイラスト付きのそのカードは今も大事に持っています。

講師、先生、teacherではなく、instructorを自分の肩書きにしているのはこの思い出があるからだと思います。子供の頃の大人の言葉や行動は想像以上に影響力があります。

子供の時に夢を応援してくれる先生方と出会えたことや、いつもサポートしてくれた母の存在があったから私は夢を持ち続けられたと思います。

▫️私に夢を語ってくれる子供たち

ダンスインストラクターとして子供達と関わるようになり、無邪気な子供達が真っ直ぐした目で『将来ダンサーになりたい!』『歌手になりたい!』『アイドルになりたい!』と教えてくれました。

私は夢を教えてくれた子達には『めっちゃいいやん!どんな舞台に出たいんー?』なんて聞くと楽しそうに夢のディテールを教えてくれます。

『私ダンス関係ないけど、スタイリストになりたいねん』と教えてくれた子とは、毎週会うたびに自由帳に書いたスタイリングの絵を見せてくれるちょっとした時間ができました。

仕事の中で子供達と面談をする機会が何度かあったのですが、即答で夢を答える子、少し恥ずかしそうに教えてくれる子、これとこれとこれで悩んでると楽しそうな子、夢は今はあんまりないと答える子、色んな子供たちがいました。

夢を持っている子も、夢と言われるとないけど好きな事や頑張ってることがある子も、関わる大人が全面肯定してくれること、応援してくれることが彼らのエネルギーになると思います。

ある時、生徒のひとりに『先生の子供の頃の夢は何やったん?』と聞かれて、『バレエの先生やで』と答えると『すご!夢叶えてるやん!!』と言ってくれた事がありました。

その瞬間、子供時代の私をすごく讃えられた気持ちになりました。

私を応援してくれた大人達のように、私も誰かの応援サポーターになれていたら幸せです。


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