見出し画像

スイス発オーガニックのスキンケアブランド7選。

有機や無添加をはじめ、人や環境に配慮した商品の普及に伴い、原材料が天然100%のケミカルフリーなコスメを愛用している人も多い。ビオ大国スイスも例外ではなく、最上級の品質が保証される“SWISS MADE”のオーガニックスキンケアに対する関心が高まっている。そこで、日本でも人気のヴェレダ(WELEDA)はもちろん、薬剤師だったポール・カートが開発したボラトア・カート (LABORATOIRES KART)など、7つのスイス製オーガニックスキンケアブランドを厳選!

スイスが誇るオーガニックコスメの先駆者ヴェレダ。

画像1

ケアクリーム「スキンフード ライト」30ml ¥1,512(税込・参考価格)/ヴェレダ www.weleda.jp

ナチュラル・オーガニックコスメのパイオニア的存在ともいえるヴェレダ(WELEDA)は、哲学者のルドルフ・シュタイナーが、オランダ人医師のイタ・ヴェーグマンとドイツ人化学者で薬剤師であったオスカー・シュミーデルらとともにスイスで創設。「人と自然との調和」をモットーに1921年から現在まで、ホリスティック(全体的)な自然医薬品や化粧品を生み出してきた。

1922年に発売されたローズマリー ヘアオイル(現:オーガニック ヘアオイル)や、1926年のスキンフード 、1927年のモミ バスミルクなどは、今なお販売されているそう。自然を感じる爽やかな香りと効果が高いことで、日本はもちろん、世界的な人気を誇っている。

モデルとしての経験を元に自然派スキンケアnooiiが誕生。

画像2

有機認証のローズヒップオイル「Face Oil Traveller」10ml €20(参考価格)/ヌーイ www.nooiiproducts.com/

ドイツに生まれ、2010年よりスイスでの生活をスタートさせたダニエラ・シュヴァイングルーバー(Daniela Schweingruber)が、創設したブランド、ヌーイ(nooii)。ミュンヘン在住当時にモデルとして活躍していた彼女は、肌を傷つける成分を含んでいる市販のスキンケアに疑問を持ち、2014年に天然成分で構成され、動物実験を行わないナチュラルでクルエルティフリーな製品の研究に情熱を注いた。“Natural Or Organic Ingredients Inside”(ナチュラル、もしくはオーガニックの成分を含む)の頭文字をブランド名に選び、ローズヒップオイルを中心に美容効果の高いスキンケアをプロデュースしている。

ココナッツ油や、ひまわり油、エッセンシャルオイルなど、すべての成分が天然由来で、有機認証機関のソイル・アソシエーション(Soil Association)によってオーガニック認定を取得。パーム油をはじめ、人工着色料、合成香料、パラベン、SLS、SLESなどが含まれておらず、ヴィーガンであることも徹底。また、スキンケアに使用されている香料は、コスモス・ナチュラル(COSMOS NATURAL)認定の、天然エッセンシャルオイルを用いている。

医療関係も注目するエッセンシャルオイル、ファファラ。

画像3

アンチエイジ・デラックス「IMMORTELLE」$50(参考価格)/ファファラ www.farfalla.ch

スイスでオープンした初の精油専門店としても知られるファファラ(FARFALLA)は、アロマセラピーやマッサージクリニックで使用されているだけでなく、国立病院でも販売されるなど、医療関係者にも着目されているブランド。ナチュロパシー(自然治療)を推進しているため、合成添加物は一切使用していない。

世界で40カ国以上の有機栽培農家との関係を築き、直接原料を仕入れるなど、フェアトレードにも力を入れている。また、クルエルティーフリー(動物実験をしない)はもちろん、2009年以降のすべての製品がヴィーガン処方だそう。チューリッヒにある直営店では、100種類以上の高品質なエッセンシャルオイルやバスケア、ルームフレグランスなどがラインナップされており、自分好みの香りを手に入れることができる。

トルコ×スイスの伝統が詰まったナザン・シュナップス。 

画像4

保湿トリートメントエッセンス $100(参考価格)/ナザン・シュナップス www.nazanschnapp.com

スイスのチューリッヒを拠点に、高品質のセラムやフェイスマスクを少量のみ生産することにこだわっているブランド、ナザン・シュナップス(NAZAN SCHNAPP)。世界各国のオーガニック植物をベースに、100%国内生産したスキンケアが特徴だ。GMO(遺伝子組換え生物)・パラベン・合成香料・合成着色料・合成化学物質フリーなどを徹底し、ヴィーガンでPeTa認証を取得している。

祖父母がトルコでオーガニック農園を経営していたことに影響を受けたという創始者でCEOのナザン・シュナップスは、生まれ育ったスイスと、先祖が暮らしたトルコ両国の伝統からインスピレーションを受け、効果的でナチュラルなスキンケアを開発。経営していたコンセプトショップにて、自身のアイテムをいくつか販売していたところ、爆発的な人気となり、ブランド化を進めたという。

アルケナは、オーガニックシルクを含んだ初のスキンケアを開発。

画像5

フェイスコンディショナー ¥4,320 (税込)/アルケナ www.alkena.jp

バーゼル近郊にある、ジュラ山脈のふもとの豊かな自然を誇るドルナッハという町で生まれたアルケナ(ALKENA)。バイオダイナミック農法による桑の栽培から、オーガニックシルクの製造まですべての過程を自社で行なっている。

スイス最大のシルクニット製品を取り扱っているアルケナだが、開発の過程で肌に効果的なシルクに着目し、世界で初めてシルクを配合したオーガニックスキンケアを発表。人の肌の組成に似ているといわれるシルクのたんぱく質成分が注目されているが、同ブランドではシルク成分以外も100%天然由来にこだわり、植物原料も有機栽培や野生素材から厳選。保湿効果の高いバラ水を含んだフェイスコンディショナーをはじめ、フェイスやボディ、サン、ヘアケアラインなどの自然化粧品が充実している。

皮膚の最新技術を駆使したリヴォリのスキンケア。
画像7

アンチエイジングスプレー「L’Eau de Jour」15ml €81/リヴォリ www.rivoli.ch

リヴォリ(Rivoli)は、皮膚のバリア機能や成長における知識を駆使した「Advanced Skin Precursors(ASP)」などの最新技術に基づき、ジュネーブに誕生したスキンケアブランド。コラーゲンやヒアルロン酸注射といった美容トリートメントに代わる、効果的なアンチエイジングスプレーや栄養クリームを提供している。すべての製品が動物由来の成分を一切使用しないヴィーガン処方で英ベジタリアン協会(The Vegan Society )に登録されており、クルエルティフリー(動物実験しない)となっている。

フォレ・ブルー、環境保護の観点からブランドをスタート。

画像7

フェイス・クリーム・サフラン $48(参考価格)/フォレ・ブルー www.foretbleue.ch

国際連合をはじめ、さまざまな国際機関の本部が集まるジュネーブで、バス&スキンケアを中心に、環境に優しい原料を使用したナチュラルコスメの製造に取り組んでいるフォレ・ブルー(FORET BLEUR)。従来の化粧品に記されていた有機認定ラベルに懸念を抱いていた創業者のエマニュエル・エンゲリ(Emmanuelle Engeli)は、健康を害する可能性のある化学合成成分や、生産の上で環境汚染を促進させる成分を避け、オーガニックな原材料のみを取り入れているという。

また、コスメ製品の70%に含まれているといわれているパーム油の環境や健康へのリスクを懸念し、RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)にて認証されているものを必要最低限使用。保湿能力に優れているサフランやホホバ油を配合したフェイスクリームや、モノイやビタミンA&Eの豊富なココナッツ油を含んだボトルフリーな固形シャンプーも提案している。

スイス発のクリーンなスキンケアブランドをもっと見る。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?