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三国志の学ぶリーダー学 ー 村上政彦

村上政彦 ー 業界紙記者、学習塾経営などを経て、アジアの新しい物語を紡ぐ日本語の作家として日本語の作家として活躍している。

三国志の相関図

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⑴三顧の礼(リーダーにとって必要な要件)

①勝ちへの執念

三顧の礼・・・目上の人が格下の者の許に三度も出向いてお願いをすること。中国で劉備が諸葛亮を迎える際に三度訪ねたとする故事に由来する。

劉備は、受動的な性格である。しかし、三顧の礼の時だけは能動的だった。

1回目・・・伺ったことを伝えて欲しいと伝言を残す

2回目・・・諸葛亮の弟に伝える

3回目・・・直接、会って話す(劉備48歳、諸葛亮28歳)

②ココ1番というときの人材の獲得法、そして人材の鑑定法

⭐︎人材を得るための方法には、リクルート、スカウト

リクルート・・・相手をこちらへ呼ぶ

スカウト・・・こちらから相手を訪ねる

曹操・・・リクルート 

劉備・・・スカウト➡️各地の人脈から情報が集まってくる「耳」

         ➡️フットワーク良く現地を歩く「足」

         ➡️選手の技量を見抜く「眼」

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⑵水魚の交わり(上司、部下の信頼を得る。

            人心掌握術を学ぶ)

劉備「私が孔明を得たのは、魚が水を得たようなものだ」

諸葛亮は、情報を持っていた。そのことで、3000 vs 10万(劉備vs夏侯惇)

①ボトムアップ・・・1人1人の意志を問うやり方であるため、自然と人が育つ。また、個人の力がつくので、組織の底上げ

②トップダウン・・・組織の反射神経を試すやり方

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⑶三寸不爛の舌(敵の懐に飛び込んで、味方に変える。

             外交戦の駆け引きを学ぶ)

外交の条件

①誠実 ②正確 ③平静 ④忍耐 ⑤よい機嫌 ⑥謙虚 ⑦思誠

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⑷呉の建国

孫権・・・明朗で懐が深い。優しく、決断力がある気遣いの達人

部下

①張昭・・・頭の切れる学者肌の人物

②周瑜・・・性格は闊達、慎み深い

③ 魯粛・・・大きな構想力を備えて、誰も思いつかないことを考えた。

④諸葛瑾・・・諸葛亮の兄。物事をよく考え、まっすぐでどのような人も受け入れる懐の潔さ

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⑸孔明の計略

『諸葛亮集』に収められている兵法書「将苑」

人物を見極める方法 7選

①ある事柄について善悪の判断を求め、相手の志がどこにあるかを観察する

②言葉でやり込めてみて、相手の態度がどう変化するかを観察する

③計略について意見を求め、それによって、どの程度の知識を持っているか観察する

④困難な事態に対処させてみて、相手の勇気を観察する

⑤酒に酔わせてみて、その本性を観察する

⑥利益で誘ってみて、どの程度清廉であるかを観察する

⑦仕事をやらせてみて、命じた通りにやり遂げるか、どうかによって信頼度を観察する



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