鬱

⚠︎このnoteには自傷行為の描写があります。推奨している訳ではありません。自衛お願いします。

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気づいたら泣いていた。そんなことが2時間くらいで3回起きた。「あぁ、鬱期が来たか」そう思った。薄々気づいてはいた。ずっと眠いし、何もしたくないし、常に死にたいし。それでもまだ体が動いているから大丈夫だと思っていた。そう思っていたかった。

躁鬱の人にならわかってもらえるかもしれないが、鬱期になると必ず「躁状態に戻りたい」と思ってしまう。躁状態は言われないと気づかないし、本人からしたらただただ調子がいいだけだから。でも、鬱期は違う。毎日毎日悪い想像しかできず、動かない体で思うことは死にたいのみ。どう考えても躁状態の時の方が楽だ。躁状態が良いと言っている訳では無い。色々問題はある。ただ、気持ちの面で負担が違いすぎる。本人が自覚する部分が鬱期は重すぎる。

躁状態の時はあんなになんでも出来る気がしてたのに、今は明るい未来なんて見えない。未来に希望を見いだせない。その落差に毎回ついていけず、違いすぎる自分にショックを受け死にたくて仕方なくなるのだった。

何もできる気がしなかった。これから先も上手くいく気がしなかった。それでも生きるしかなかった。もう死ぬ気力すら残っていない。関東に行く飛行機の保安検査でカミソリを捨てなければいけなかったのでリスカもできなかった。辛くて辛くて仕方ない時は自分の腕を自分で噛んだ。血が出るまで噛むからアザだらけになった。

兵庫に帰ってきてからはすぐにガードなしカミソリを買いに行った。売ってるところが全然なくて色んなところを探し回った。帰ってすぐ切った。ガードありと同じ感じで切ったら深く切りすぎた。でもそれが嬉しかった。血がたくさん出て、
腕も周りも血だらけになるのが嬉しかった。

もう死ぬ以外良くなる選択肢が思いつかなかった。誰かに助けて欲しかった。でも、自分は軽度だと思っているから、こんなので助けて欲しいなんて言ったらまた否定されるんじゃないかと怖かった。また甘えだと言われるんじゃないかって怖かった。

どこからなら許される。どこからなら軽度じゃない？どこからなら助けを求めていいの。自傷じゃもう誰も心配してくれない。未遂も遂に儀式だって言われ始めた。そんなわけないのに。ちゃんと死ねば認めてもらえるのかな。どうしたら助けてくれるの。誰か助けて。もう苦しいのは嫌だ。死ぬのがダメならせめて普通に生きたい。起きれる起きれない、できるできないで一喜一憂しなくていい人生を送りたい。普通に過ごしたい。