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【生きる】

人間はがんばれば、何でもできる。生きるとは、自分にとって、何が大切なのかということ。歩いたり、走ったりすること。人と話すこと、本を読むこと、食べ物を作ること、料理をすること、教えること、誰でもある。有名になることってのもある。生きることに、無駄なことなんて、一つもない。

人間は鉛筆いっぽんすら自分ひとりではつくりだせない。いまでは、どこのうちのひきだしのなかにもころがっている鉛筆だが、そのいっぽんの鉛筆をつくるためには、かぞえきれぬほどおおぜいの人がちからをあわせている。(谷川俊太郎)

誰かを好きになって、いっぱい勉強して、おしゃれして、有名になって、お金をもらって、自由になって、それでも本当の自由は見つからない。本当の好きなことも。生きることの意味は、たぶんない。生きることは、ただ死に向かうだけ。世の中のためを考えたら、人間はいない方がいいんだろう。だとしたら、生きることってなんなんだろう。

創造性とは想像力だ。ぼくたちは、想像するという特別な才能を持っている。物事を新しい目で見て、問題を解決する異なった方法を発見することができる。何か新しいことを世界にもたらすことができる。

生きる意味とは、まさに創造性なんだ。人は生まれて、生きて、死ぬ。これだけでたいしたもの。自分自身に、他人に対して、生きる上での信条に対して、大いなる尊敬をはらいながら、しっかりと生きる。それが生きることなんだと思う。人に左右されることなく、正しいことをする。高潔に、何がなんでも、自分が正しいと信じること。人のために生きること。いまあるものに感謝すること。どうせ生まれて死ぬだけなら、そうやって生きた方が意味がある。

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