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259【機の熟さぬうちにことを行えばかえって害を招く】

「予祝をしたから良くなる」「ありがとうを何万回言ったから幸せになる」というのではない。大切なのは、どんな気持ちで行っているのかということ。そこに自我やエゴがあったら、結局、それとおんなじものを引き寄せるだけ。「お金」=「しあわせ」「成功者」という単純な方程式ではない。

心の庭の土を栄養豊かなものにするためにも、「暮らし」という仕事を大切にしましょう。 「先祖が積んでくれた徳のおかげで自分が生かされている」
すこやか
身だしなみ
休みの日はきちんと過ごす
欠点も長所も、同じようにかわいがり、守っていきましょう。 「今日がはじめての日」

厄落としをするには、歩くだけもいい。全身を動かしてリズミカルに歩くことによって、足の裏から頭のてっぺんまで「気」が活性化される。歩くことで、自分の内面に目を向けられるようになり、気持ちがすっきり整理できる。足の裏から大地のパワーを吸収し、汗とともに厄が排出されていく。

苦しみの中にも、喜びはある。だから、keep in smiling.
波無きところに波を起こして、それを抑えたところに成長がある。静けさを求めることなど、あり得ないのだ。両の手を合わせて、祈ることしか人は出来ない。すべては借り物である。

草木も生えぬ不毛の砂漠に都市一つを造り上げた情熱と努力。しかし、この街の全ては偽者。いたる所に散見する育つはずもない観葉植物。大都市風の建造物。ただし、偽者全てが一流。ホンモノというだけの三流品がいくらでもある。この世には、むしろそちらのほうが多いかもしれない。

人生は前向きにとらえる。喜んでもらう喜びを追いかける。健康第一。管理を徹底する。情熱がある限り、人は成長する。目標や生きがいは、人を若々しくする。歳は取るものではなく、積み重ねるもの。年齢なんてただの記号。体は何歳からでも変わる。体の可能性を、信じて疑わない。

誰かと友好な関係を保ちたいなら嘘はなしだ。虚勢を張り続けて、どんどん自分を肥大化させ、自分でも手に負えないほどの黒くて巨大な塊になり果てる。ある人が嘘を吐くということを考えてみれば、それは、その者が神に対しては大胆であり、人間に対しては卑怯である、ということにほかならない。

人生を変えるために、絶対に必要なこと、変えようと思うこと。やらなきゃなにものにもなれない。要は、はじめに変えようと思うかどうか。そして、行動するかどうか、この違いだけだ。人生は簡単に変えられる。まずは、変えようと思うこと。何より変わることを楽しむこと。

人気者になりたければ、相手の聞きたい話をすればいい。しかし、あるときを境に、子どもと転移が起こるときがある。過去に起こった感情が「いまここ」で再現される。それは一体どこから来たものなのかを分析することで、無意識に抑圧された感情を解放することが治療につながる。真実を解き放つ。

リスクとは、ヘッジできないことを指す。ヘッジできることは、リスクとは言わない。ヘッジできないとは、例えば、災害、戦争、疾病。個人の力では解決できないこと。ヘッジできるとは、知恵と工夫、努力で解決できること。

竜というものは天に昇る機がいまだ熟さぬ時は頭を埋め、爪をかくし深淵にひっそりと身を潜めさざ波さえ立てぬ。だが、ひとたび機が熟したと見るや風を起こし雷を呼び一気に天に駆け上がるという。そもそも英雄とは大志を抱きどんな時にでも備えられる計を持ち、行ってはひるまず、時代に遅れず、天地の理を知り、万民の指揮に臨む者でなければならん。運命のせいではない。あなたの周りに良い人物がいない。だから機会を逃す。君主というものは家来を一団体として見なければならない。自分自身に加え、何か欠けてないか、何か不足してないかをつかまえなければならない。

機の熟さぬうちにことを行えばかえって害を招く。時機を待つ。そして、中心なき組織は機能しない。


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