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11月27日(金)溢れてやまない愛情

“頑張って自分で食べて!”という応援に応えて日に日に食べる量が増え、とうとう1日に必要なカロリーを超えて食べるようになってしまった笑。ステロイドの副作用だろう。食べるチャンスを逃さないように置き餌にしているが、高血糖にもなっているのでさすがに食べ過ぎはいかんということでカロリー計算をしたものを1日2回に分けてあげるようにした。全米が驚愕するねねちゃん史上初の食事制限だ。

そしてタイトルの“溢れる愛情”。私のねねちゃんに対する愛情は元々ダムが決壊するぐらいに溢れまくっており、今溢れているのはねねちゃんの方。
寝っ転がっているとゴロゴロいいながら私の顔や手を舐めまくる。逃げても逃げても追いかけてくる。夜中に突然唇を奪われたり耳たぶを甘噛みされたりするので“夜這いか!”と言いたくなる。私を舐めるだけでは飽き足らないのか、抱き枕(猫型)まで舐めている時がある。
寒くなったせいなのか、体調がいいお陰でご機嫌がいいのかわからないが、免疫を抑えているのであまり舐めさせないようにと思っているものの愛情を示してくれるのはやはり嬉しい。自分の心が安定するとひとのお世話をしたくなるのかなぁ。
舐めに来てそのまま私の腕枕で寝ていることも増えた。今まで自分からこんなにくっついてくれたことはなく、今日まで命を繋ぎとめてこられたから経験できたと思うと感慨深い。

さて今日は2週間ぶりの診察。このところ毎週の通院が続いていたためなんだかとても久しぶりな気がするし、前述の通り安定していて病気を忘れるぐらいに元気に過ごせていたためとても幸せな2週間だった。この時間が続くことを願うものの、例え悪化していたとしても2週間も満ち足りた時間を送れたことには感謝だ。

検査結果
検査後の診察で開口一番主治医より“ねねちゃん元気そうですねぇ”と言われる。“元気なんですけど…どうでしたか?”と、体調良さそうなのに血液検査の結果が悪かったことがあったのですっかり疑心暗鬼の私だったが、結果はヘマトクリット46.2%と良好な数値だった(むしろ高値)。
“ねねちゃん良い子ですねー。何が効いたのかわかりませんが、やばいこのままじゃあ手術されるってねねちゃんが空気を読んだんですかねー”と主治医。飼い主としてもねねちゃんは頑張り屋さんなんですと胸を張って言える本当に良い子だと思う。
毎回のように言われるが、今日も“猫ちゃんでこれだけの薬を飲める子はほとんどいないんですけど、粉薬も問題なく飲んでくれるんですか?”と聞かれる。ここでも私は“ちゅーるに入れるとぺろりです。むしろ私が寝坊すると「そろそろお薬の時間ではないですか?」と起こされます”と鼻高々だ。
つくづくねねちゃんはごくごく稀な病気になってしまった点においても、病気と戦う術においても特殊な気質を持って生まれた子なんだなと思う。病気に関して特殊性を発揮して欲しくはなかったが、ねねちゃんでなければ今日まで生き延びてこられなかっただろう。

前回ステロイドを減らしてから2週間しか経っていないので再び減量することに不安だったが、ヘマトクリットが十分な値なので今の値ならばむしろ減らしてあげた方がいいと思いますということで再度減量(8.75mg→7.5mg )となった。

11月を乗り切れないだろうと思っていたが、年越しが視野に入ってきた。年末年始は病院が1週間ほど休みになるが、とはいえステロイドは減らしていかなければいけない。不安は尽きないがそんなことを言っていても仕方がないか。私にできるのは悔いがないよう今日もまた楽しい1日を過ごすことだ。

この日の医療費
再診料、処方量、血液検査(塗抹評価含む)
内服薬(ステロイド、胃腸薬、免疫抑制剤【シクロスポリン+タクロリムス】)
計 31,724 円

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