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9月4日(金)おくすりはじぶんでのむ

1日複数回強制給餌をしていた頃は問題なかったのだが、ほぼ自力で必要なカロリーを摂取できるようになり、1日1回薬のついでに足りない分のカロリーを補えばよいぐらいになった頃から、体力が戻ってきていたこともあるのだろう、ごはんの準備を始めるとベッドの下やタンスの裏に逃げるようになった。
さらにその後、準備を始めなくても薬の時間になるとこっそり部屋から出て行って隠れてしまうようになる。時計が読めるのかはたまた私の心を読んでいるのか。
無理やり引っ張り出せば薬の時間がさらに嫌になるだろう。
今後いつまで続くかわからない服薬生活、もうちょっとお気楽に過ごせないものか。

病院に行くたびに主治医や研修医たちから”お薬はちゃんと飲めていますか?”と聞かれるのだが、当初の予想に反してねねちゃんは服薬にはあまり手がかからない。
ねねちゃんは抱かれるのとか無理やり口を開けられて変なものを入れられるのが嫌なだけで、入れてしまえば素直に飲み込む。
獣医師によると猫の飼い主は投薬に苦慮している方が多く、中にはほっぺに溜めておいて飼い主の見ていない隙を狙ってペッと吐き出す強者の猫さんもいるらしい。

ちゅーるに入れれば一緒に食べるんじゃないのぉ?

現時点で服用しているのはステロイドが1錠と1/4錠、胃腸薬が1/4錠。特にステロイドの1/4錠は米粒大以下なのでいけそう。

ステロイド1/4錠と胃腸薬をお皿に出したちゅーるに埋め込みドキドキしながら見守るとあっさり完食。
もしかして1錠丸ごともいけるのではないか?試してみるとこちらもぺろりと食べて”もっとないの?”という顔をしている。

この日からお薬の時間は楽しいおやつの時間と変わり、この2日後からは準備を始めるとどこからともなく飛んでくるようになった。
やれやれ、早く試してみればよかった。
それにしてもねねちゃん、ちょっとおばかちゃんなのでは?





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