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11月13日(金)1歩前進

受診日
前回の受診から1週間、体調に大きな変化はなかったがここ数日少し遊ぶようになったかな?と感じていた。ただ相変わらず口の中の色は薄く耳も白っぽい状態が続いていて大きく改善している様子はなかった。とはいえ、ステロイドが効いていないと言われた時には7月のヘマトクリットの下がり方を鑑み、そこから2~3週間の命であることを覚悟していたことを考えると、その期限を過ぎても状態が保てているというのは嬉しい誤算だ。

貧血の状態以外で気になったことは、ここ数日おしっこの回数や量がかなり増えたこと。また、今まで自力ではまったく飲まなくなってしまっていたお水を自ら飲むようになった。ステロイドの副作用として多飲多尿があり、前回の採血でも高血糖が指摘されているため心配である。ただでさえ副作用の怖いステロイドを限界越えで使用しており、貧血のコントロールと副作用、どちらが先かの綱渡りになりそうだ。

検査結果
ヘマトクリット 40.2%、血糖値 222、体重3.8kg
なんとヘマトクリットが前回よりさらに改善していた‼ 前回はあまり見られなかった再生像も今日は見られていたとのこと。
”タクロリムスが効いたのでしょうか?”と尋ねると、”そうかもしれませんね。効くことと効かないが半々なのですが…”とあまり良い反応ではなかった。タクロリムスは標準治療ではないものを半ば無理やりお願いして出していただいているものなので、先生としては慎重な立場なのだろう。
今度ステロイドを減らして再燃してしまったら今度こそ脾臓摘出しか手立てがなさそうなので不安は尽きないが、今回はステロイドを1と3/4錠(10㎎→8.75㎎)に減量して2週間様子を見ることになった。

血糖値は予想通り上昇していたが、”これぐらいならまぁいいでしょう”と(ステロイドを減量したこともあり)このまま様子見となった。

そして、体重である。3.8kgって。昨日抱っこしたときになんだか重いなぁとは思ったのだけれど。ねねちゃん史上最高体重だ。
貧血が悪化するとがくっと体重が落ちるのでこれも体調が良くなっている表れではあるのだが、確かに必要カロリーの半量ぐらいはカリカリ食べられているし、心配で栄養剤あげすぎたかな…。試しに今日から日中は栄養剤をあげずに、夜までに食べている量を確認して足りない分を栄養剤で補充することにしよう。

今日は13日の金曜日だったけど、本当にいい日だった。まさかこんなに(数値が)改善しているとは思っていなかった。今後のステロイド減量プロセスを考えると見通しは明るくないが、大切なのは今日1日元気で過ごせたこと。
7月10日に明らかな体調不良が発覚し13日には死にかけた。本来ねねちゃんの人生(猫生)はあそこで終わっていたはずだ。だから14日に輸血をして一命を取り留めてからの4か月は供血してくれた猫さん達がプレゼントしてくれたおまけの時間だと思っている。ねねちゃんのロスタイムが1分でも長きますように。

この日の医療費
再診料、処方料、血液検査(塗抹評価含む)
内服薬(ステロイド、胃腸薬、免疫抑制剤【シクロスポリン+タクロリムス】)×2週間分
計 37,972円
※ 実施している検査は変わらないが、薬の量や種類が増えている分医療費がどんどん高額になっている。人間であればさほど高額ではない薬剤だが、保険がきかない分インパクトが大きくて懐が痛い…。

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